○選挙総会について
　表向きには生徒会長を決める選挙というお祭り
　裏向きには、学園の下にあるムーンゲート（冥界門）を封じるための人為的儀式

　選挙総会には二つの意味があり。
　一つは生徒会長という人為的な英雄、冥界門を封じるための【選ばれし人間】を人為的に選出する為の方法。
　もう一つは選挙の候補者を通して普通は霧散化される学園に居る生徒の日常や想いをMCという形に変換させる儀式でもある。

○MC関係
　MCとは『Magnificat card（マグニフィカットカード）』の略。祝福の札とも言われる。
　生徒の「当たり前だと思う常識、日常という世界、人々の想い」を固定化させたもの。
　MCは冥界門を封じる結界を強化するものとして使う為重要度は高い。

　なぜMCが必要かというと。この学園の存在そのものの特異性に由来する。
　冥界門を封印する為に、学園そのものを外の世界の常識から切り離し、『学園の存在そのものを冥界門の蓋』として作られている。
　世界結界の常識では冥界門を抑えきれないため別の常識と日常を作り蓋としている形になっている。
　その為、この学園ではウィザードとイノセントとの垣根が低くく、普通ではありえないことが日常として認識されている。
　また学園の特異性と結界の為、学園内で起こった外の常識と噛み合わない内容は学園外では一般的な出来事として改ざんされ、
　ウィザードに対しても中での出来事は外では話せなくなっている。

　MCは冥界門を封じる結界を強化するものとして使う事も出来る為重要度は高い。
　MCを誰が作っているかかは生徒会が関わっているのは確実、しかし、『誰が』作っているかは現時点では認識出来ていない。


○学園内の組織について
生徒会：選挙総会に関して運営を取り仕切っている。
　　　　生徒会の所属人数は多いが、儀式としての選挙総会の内容や動きを知っているのは役職者のみ。
　　　　「副会長：朱璃・リヒテルナッハ」「会計：伊田　グレン」「執行役員：緑川　レイ　周防　伊吹」の４名は確実に知っている

巫女クラブ：学園と外を分ける境界を作る結界の維持を任されている。その為クラブの役職者は学園の真実と選挙総会の実情を知っている。

預かり屋：所持品を一時的に預ける事が出来る場所。表向きは占い所
　　　　　選挙総会では生徒会から運営資金の一部がここへと流れている、その理由は「MCになる前のカード」を預ける為。
　　　　　「MCになる前のカード」は通常では保管が出来ないがここでは出来るため常時結構な金額が預ける為に使われている。
　　　　　またお金をMCへと変換する場合は預かり屋が関わる。

購買部連盟の利権（利益）
　　　　オリエが持っていた利権は現在生徒会に接収されてはいるが権利を失っている訳ではない。
　　　　選挙総会の為一時的に利権の管轄が変わっているだけであり、その利益は選挙総会に関する事意外には使用出来ない。
　　　　現在その利益は預かり屋への保管料と、選挙総会維持の為（決闘の開催や外部協力者への報酬など）へと分配中。
　　　　現在の利権そのものを壊わし構築し直せば利権を奪うことができるが、その場合選挙総会の維持にも影響が起こる可能性が高い。