□投稿者/ AB 一般人(7回)-(2011/03/23(Wed) 00:38:13)
| 1938年、人の心を覆う闇は晴れることなく、 世界は刻一刻と破滅への秒読みを続けている。 昨日より今日は昏く、 今日より明日はなお昏い。 世界帝国樹立をたくらむナチス・ドイツの次なるターゲット、 それはキリスト教最大の異端たる悪魔召喚師の遺産。 「サイモンの魔道書」をたどる旅、その道程はすなわち、 神の戒律への挑戦と知るがいい。
ダブルクロス・ウィアードエイジver.3「始原の魔道書」
「およそ完全に矛盾したことは、 愚者にも賢者にも等しく神秘的に聞こえますからね。」 ――――――ゲーテ「ファウスト」より
PC1 シナリオロイス:スウォネ=アノリウス 推奨カバー:大陸浪人、超人兵士、犯罪王など 地中海を優雅にクルージングする客船の上でそれは起こった。 「この本を、悪い人達から守ってください」 君の背中にしがみつく少女には、心の琴線に触れる何かがあった。 その不確かなものに導かれるまま、君は正面の敵と対峙する。 赤地に黒く染め抜かれた鉤十字(ハーケンクロイツ)の集団を前にして、 君の冒険(または揉め事)が始まったことを知らせる汽笛が鳴った。 ※ いろいろ言ってますが、要はホットスタート。 スウォネの外見は12〜3歳の無口な少女として設定していますが、 もちろん担当プレイヤーの意見が優先されます。 PC2 シナリオロイス:サイモン=マグス 推奨カバー:情報部員、軍人など 欧州の裏社会でうわさになっている謎の人物・サイモン=マグス。 悪魔召喚を行う術を修めた最初の人物(注)と名の残る彼もまた、 現代によみがえった本物の悪魔召喚師・ファウストスの再来だという。 うわさの真偽は眉唾だが、ナチスのエージェントが動き出すと同時に 列強を含む各勢力の諜報機関の動きが活発になっている。 かかる事態に際し、上層部はもっとも優秀な手駒である君を 事態の収拾にあたらせることにした。
※ 歴史上のサイモン(シモン)・マグスはペテロから奇跡の力を金で買おうとし、 異端として罰せられたとされる人物です。グノーシス派の導師でもあります。 注 悪魔召喚を行う云々の部分には諸説ありますが、どうせどれも眉唾なので気にしないで。
PC3 シナリオロイス:”ブラウビベール” 推奨カバー:魔術師 君が孤高を愛するようになる前、今のように単独で魔法を探求していなかった頃、 一時期所属していたフランスの魔術結社”青本(リブレ・ブリュ)”。 魔法の在り方を巡って袂をわかったあと、程なく空中分解していたらしい組織は、 ナチスの手先となって今、再び君の前に敵として現れた。 魔法の力に溺れ、理想を失った彼らに対して、君のとるべき道はひとつしかない。 ※ フランスにおける「青本」は、ナポレオン時代に廉価で発刊された出版形態の総称。 このシナリオではそれを利用して民衆に浸透した魔術結社という(当然架空の)設定。 ”ブラウビベール”はそのドイツ語バージョン(blau bibel)からとっています。
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