ＰＣ４用シナリオロイス　アンティキティラの機械　Ｐ:執着／Ｎ：不快感
　　　　　推奨ワークス：犯罪王、その他

　
　20世紀初頭、ギリシャはアンティキティラ島近海で発見された謎の機械があった。
　単に「アンティキティラの機械」とだけ呼びならわされるそれの使用用途は
（1938年の時点では）解明されていなかった、とされている。
　だが、希少遺物に造詣の深い君にとってはそうではない。
　古代の教養エリートが用いた天文の運行、特に日食の日時を計算するために、
　このような精密なる機械が製作されたのは自明のことであった。
　そして君は、これがいわゆる量産型と呼ばれる種類のものであり、
　これらの機械の元となるさらに高度な機械装置の存在を予見しているのだ。
　多くの競争相手を出し抜き、その真実に迫ること、それこそ君にふさわしい挑戦なのである。


※このシナリオでは、開始時に全てのＰＣが知り合いであることが望ましいです。
　ただし、どのように知り合ったかは決定しなくて構いません。
　詳しくはシナリオオブジェクトの説明をお読みください。


シーンオブジェクト
　
　このシナリオでは、シーンプレイヤーはミドルシーンで使用するシーンオブジェクトをひとつ選択します。
　そして、その記述に沿ってシーンの描写や判定を行ってください。
　これは、ウィアードエイジという特殊なステージでのシーン演出をスムーズに行うためのものです。
　それぞれのオブジェクトにはほかにそのシーンで行えるメジャーアクションの回数や、
　情報収集および購入判定でえられる修正などが記述されています。
　

Ａ、超人たちの宴
　　君は欧州の、もしくはそれ以外の裏社会においても名のとどろく超人・怪傑である。
　　その日常は目的を同じくする、もしくは対立する怪人魔人との対決の日々と同義であり、
　　まるでハリウッド映画のそれのような非日常的な現象との対峙もいつものことなのだ。
　　という感じであなたの超人性をアピールするシーンとなります。
　　www.youtube.com/watch?v=BnhpfYXnfAU
    www.youtube.com/watch?v=CylOt9JimEg

　　メジャーアクション　２回　情報収集　＋３　購入判定　なし

　※このオブジェクトは　２　回選択することができます。

Ｂ、忘れられた天才　　
　　君はオリジナルの「機械」の情報を求めて東欧はベオグラードにやってきていた。
　　かのエジソンと一度は並び称され、いまはその生地に隠遁していたもう一人の天才にして、
　　理論的発明家としては世界に随一たるかのニコラ＝テスラの知見に期待をかけたのである。
　　君でさえもなにに使われるのかわからないような謎の発明品に囲まれて、
　　まさにファウストを堕落させんとするメフィストフェレスのような面持ちで、
　　彼は話しはじめた。

　　メジャーアクション　１回　情報収集　特殊　購入判定　+15　　

　※このオブジェクトでは情報判定を行う必要はありません。必ず決まった情報が出てきます。



隠しオブジェクト
　　シナリオ中にある条件を満たすことにより、
　　３種類目のオブジェクトが登場することがあります。