プリプレイ
GM:
では、大門から軽く自己紹介をどうぞ。
大門:
うむ。俺の名は金剛大門(こんごうだいもん)。
GM:
おっとこらしい名前ですね(笑)。
大門:
198cmの体に、フィギュアみたいな筋肉の男です。服装は前開きの学ランに学生帽。
GM:
筋彫りしたみたいにムキムキなのか?(笑)
大門:
そんな感じで。この学校をシメる番長として有名ですが、実は孤児で、俺を捨てた親は地術師の家系だったのです。
カレン:
そうだったんですかー。
大門:
その才能を如何なく発揮して、妖魔事件の解決に協力することを条件に、この学校に通っています。
GM:
そうしないと通えないのか… ああ、孤児だもんな。
大門:
番長になったのはアレです。入った途端に体がでかいんで上級生に絡まれて、ボッコボコにしてしまったことから。
アーサー:
苦労人ですねー。
大門:
とりあえず面倒見が良い先輩ですよ! 他のPCからすると!
GM:
それは素晴らしい!
大門:
性格は侠気に溢れて涙もろい。
筋を通さないと納得がいかない。好きな食べ物は甘い物。角砂糖があれば3日戦える。(一同笑)
GM:
……喫茶店では迷わずパフェな人ですか?
大門:
(迷わず)うむ。
GM:
絵面として凄いな(笑)。
アーサー:
ごつい男がパフェ…(笑)。
大門:
そんな感じで紹介終わり!
GM:
はい、ありがとうございます。次はカレンさんお願いします。
カレン:
はい。私は美作(みまさか)=ハーネス=カレンといいます。
父は日本人、母はアメリカ人の日米ハーフです。学内では優等生で通っています。
大門:
詳しく。
カレン:
えぇ、なんで優等生かといいますと… その方があとあと面倒が少ないからです。(一同笑)
GM:
外面か!?(笑)
カレン:
あら? 余計なことを言ってしまったかしら? まぁ、いいです。
GM:
さらりとスルーだ(笑)。
カレン:
水術師としての才能に恵まれており、その力を受け継いだ今は何件か仕事を担うにまで至りました。
今では『退魔委員会』の一員として日夜修練に励む毎日です。(パズルを組みながら)
GM:
励んでるのはそのパズルでは?(笑)
カレン:
あと、『神の恩寵』持ちで… なんか美人だとよく言われます。これってゲーム的になんかメリットあるのでしょうか?
GM:
美人なら、ロールプレイ次第で有利になったりならなかったり… まぁ、今回はあまり関係ないかも(笑)。
カレン:
やっぱり! 以上、こんなところでしょうか。よろしくお願いします。
GM:
ありがとうございました。では、最後にアーサーどうぞ。
アーサー:
はい。僕の名前はアーサー。アーサー・フェニックス・神凪と言います。
大門:
ちゅ、厨臭い!(一同笑)
GM:
神凪とフェニックスで二重に真名がつきそうだ(笑)。
アーサー:
それはゲームが違う(笑)。
異能使いもよろしく。弐式も出たよ!
アーサー:
え〜と… それと父が日本人。母が英国人の日英ハーフです。それで、苗字から解る通り、神凪の血を引いています。
カレン:
ハーフ&ハーフ+αなセッションですねー。
大門:
α扱いされることが寂しい!(一同笑)
アーサー:
幼年期より神凪の退魔師としての英才教育を受けて来ました。
今回の訪日は、その成果を試すのとより高い経験を積むよう父に言われたからです。
大門:
エリートお坊ちゃんキャラかよ(笑)。
GM:
いやいや、だからこそ大門のアニキキャラがキラリと光るのだよ、きっと!(笑)
カレン:
そうですわよ、きっと。
アーサー:
かなりレベルの高い教育は受けて来ましたが、実戦はまだ一度も経験していなかったりします!
恐らくそれは胸を張って言う事ではない
GM:
理論先行!?(笑)
大門:
3レベルだしな!
カレン:
シミュレーターなら撃墜王です!(一同笑)
アーサー:
えぇ、だから、実戦経験が豊富そうな大門にかなり熱い視線を向けてます(笑)。
GM:
豊富なのか? 大門。
カレン:
不良とか相手に敵なしですわよ、きっと。
GM:
実戦とはケンカか(笑)。
大門:
なーる(笑)。
アーサー:
あとは『退魔委員会』の一員になれた事を誇りに、絶大な夢と希望を胸に邁進する日々を送りたいと、そう思っています。
カレン:
3人だけですよね? でも。
GM:
何か委員会を過大評価してそうだな(笑)。
アーサー:
この委員会の仕事こそ、正に“ノーブレスオブリージュ”
カレン:
貴族的義務… ですか。
大門:
えー(笑)。
アーサー:
天より才能を与えられた者が行うべき義務、とそう固く信じて疑っていません。頭髪は何故か緑色。
大門:
マサキ=アンドーですね!
カレン:
グリーンリバーライトですわね。
GM:
あんたら版権とか気にしろ!?(笑)
アーサー:
言われたい放題な気もしますが… まぁ、結論としては、単に染め間違えたと。
で、強力に染めてしまったんで、当分落ちませんよ? と。そう言うトホホな事態と受け取ってくれると、話が早いです。
カレン:
受け取りますです。
GM:
元が金だと、きっと青あたりをやっちゃったんだろうな。
アーサー:
だから、頭髪の事を言われると、ガラスの心が砕けて、戦闘不能になるバットステータス付きです。
勝手に自ら弱点をデータ的に作り出すPCバンザイ
GM:
うわぁ… キレるとかじゃないんだ…(笑)。
カレン:
がーん、言わないように気を付けないと。
アーサー:
あ、でも、根が単純なんで、持ち上げてくれると、すぐに復活します。
GM:
なんとある意味で主人公らしい(笑)。
大門:
90年代の匂いだ(笑)。
カレン:
大門さんは80年代ですね。
アーサー:
でも、王道ではない気がします。と、まぁ、これで紹介終了です… よろしくお願いします。
GM:
はい、ありがとうございました。
カレン:
というわけで、GM。万事整いましたが?
GM:
OK、でははじめましょう! よろしくお願いします。


オープニング:場所・生徒会室

GM:
登場PCは全員。
大門:
とう!(←登場したらしい)
GM:
場所は生徒会室――君達は珍しく『退魔委員会』として集合をかけられた。
時刻は18:30――生徒会室に居るのは、君達と生徒会長のみだ。
カレン:
「………」 物静かに佇んでいる… と見せかけて、天井のしみの数を数えている。
大門:
俺は腕を組んで仁王立ちしてる。
アーサー:
居住まいを正して椅子に座ってます。が内心はドッキドキ。
GM:
みんなそれぞれ個性的だな…。
生徒会長の名は、井沢ヒナギクと言います。学年は二年。で、彼女はイスに腰掛けながら話を始めます。
カレン:
疾風の如く対応せよとのことですね。
ゴメンナサイ、GMも版権について何も言えませんでした
GM:
ヒナギク「ごめんなさいね、急に集合なんかかけて… 
実は、今までは貴方達に何か頼むほどのコトもなかったんだけど――最近になって、少し問題が起きてるのよ」
カレン:
「問題… 具体的にはどのような事例が起きているのでしょう?」
GM:
ヒナギク「――七不思議、って知ってるでしょ?」
アーサー:
「……七不思議?」
大門:
「聞いたことがある」
カレン:
「えぇ、確か校庭に設置されているアイアンゴーレムが動くとか…」(一同笑)
GM:
ヒナギク「ええ、学校につきものの怖い話… 当然うちの学校にもあるけどって、校庭にアイアンゴーレムなんてない!」
(カレンに裏手ツッコミ)
カレン:
(ひょいと回避)「え? あれちがったんですか? びっくり」 口で言います(笑)
アーサー:
校庭にアイアンゴーレム… とメモるアーサー。
信じるな(笑)
大門:
「で、それがどうかしたのか」
GM:
ヒナギク「ま、ストーンゴーレムと言えば言えるのかも知れないけど… 二ノ宮尊徳の石像が動くっていうのはあるわね。
で、話を戻すけど…(コホン)。最近、どうにもその噂がエスカレートしてるのよ。校内で目撃情報が相次いだり、ね」
大門:
つまり犯人は用務員。
何でだ
カレン:
いや、第一発見者を疑いましょう。つまりヒナギク。
もいっちょ何でだ
GM:
第一発見者じゃない!(笑)
カレン:
「……ふむ。つまり、実際にそれらが起こっているにせよ、起こってないにせよ。生徒の間で動揺が広がっているのですね?」
GM:
ヒナギク「そう。怖がって部活動や委員会の妨げにもなっているし、
逆に面白がって深夜に校内に侵入して怪我をする生徒も出てるの… 流石に学校側も対策を講じないといけない状況なのよ」
カレン:
「そして、火のないところに煙は立たない… 
用心として、私たちを調査役に任命し、なんらかの問題があれば対処し、事態の鎮静化を図って欲しい… と?」
GM:
ヒナギク「そういう事。今夜学校に残ってもらって、なんとか事態を収拾して欲しいのよ」
大門:
「妖魔が何か関係していると考えているのか?」
GM:
ヒナギク「妖魔とか幽霊がどうかは分からないんだけど…
もし人間の仕業だとしても、貴方達なら大抵の人には引けを取らないでしょ? いずれにしても」
カレン:
「あ、アーサーさん。そこのメモは赤線を引いておいてください」
アーサー:
(びくっ!)「あ、はい…(よく見てるな〜)」
大門:
「なるほど。俺たちは保険ってわけか」
GM:
ヒナギク「…保険のつもりはないけどね。きっと解決してくれるでしょ?」 にこっとどこか挑発的というか不敵そうに笑う。
カレン:
「私は構いませんよ。他ならぬ“親友”(←強調)の頼みですし」 こちらも挑むような笑みを浮かべる。
GM:
ヒナギク「ありがとう、持つべきものは”親友”ね?」 にっこー。
大門:
「…便利に使ってくれるな。…ふん、だがそんなことでも引き受けなければ筋が通せねえからな」
カレン:
視線が自然とアーサーに集まる。
GM:
じー…
アーサー:
「学園の平和が脅かされようとしている… 僕がこの件を受ける理由はそれで十分です。この件、見事解決して見せましょう!」 瞳をキラキラさせながら言います。
カレン:
「眩しさの余りサングラスを着用してしまいそうです」(一同笑)
GM:
ヒナギク「ありがとう、貴方達ならそう言ってくれると思ってたわ! 
……本当なら、貴方達ばかりに任せず私が率先して動きたかったのだけれど」
カレン:
「どうぞどうぞ」
GM:
ヒナギク「……えーと、ほら。……私、霊感ないから」 何か寂しそうに目をそらす生徒会長。
カレン:
「……あ、眩しさが黒い何かに相殺されました」(一同爆笑)
GM:
ヒナギク「黒いって言うな」
カレン:
「ごめんなさい。ともあれ、一度受けたからには… そこそこに頑張りましょうか」
いや、GMとしては是非全力で頑張っていただきたい
GM:
ヒナギク「ともかく、教職員にも通達して今夜は泊り込みも可能にしてもらってあるからお願いするわね?」
アーサー:
「全力で、頑張りましょう!」 にっこり
どうやらこのセッションでの清涼剤はアーサーのようである
大門:
「……仕方ないな。それじゃあ、夜にまた集合するぞ」
カレン:
「わかりました。ところでヒナギク…」
GM:
ヒナギク「ん、何かしら?」
カレン:
「分かっている範囲での七不思議の内容、目撃情報についてのリストアップは当然済ませていますよね?」
アーサー:
おぉ、それは重要。
GM:
ヒナギク「ええ、それに関しては…今刷ってる資料を後で参照して頂戴」
具体的には次のシーンで情報収集判定を行い、入手できます。
カレン:
了解です。
GM:
と、いうところで全員にコネクション【使命:七不思議を解明する】を差し上げます。
ここで渡す“コネクション”は人間関係としてではなく、シナリオにおける使命や目的を指す
別のシステムで“クエスト”や“SA”などと呼ばれているものと同じように考えると分かり易いだろう
さらにこの後、PC達は独自に“コネクション”を取得
内容は大門からヒナギクへ『義務感』 カレンからヒナギクへ『好敵手』 アーサーから大門へ『尊敬』となった


ミドル1:場所・生徒会室

GM:
場所はやはり生徒会室、時刻は夜になって22:00――ヒナギクが、約束したとおり纏めた資料を刷って渡すシーンです。
では、みんな情報収集判定をお願いします。2d6と理知か幸運の高い方の判定値を足してください。目標値は10です。
全員判定してください。成功人数が多ければ多いほど、達成値が高ければ高いほど情報がたくさん出ますので張り切ってどうぞ。
この判定に、大門とカレンが理知で成功(カレン「なんと、大門さんが理知!?」大門「なんとってなんだ(笑)」)。
アーサーは幸運で振るものの出目がふるわず失敗する
GM:
ちょうど良い機会ですし、一応ここで説明しておきます。判定は、絆効果で振り直しも可能です。
絆効果は、持っているコネをチェックする事で使えます… つまり、1シナリオで最大七回まで。
大門:
ま、ここは無理に成功させなくてもいいかな。
GM:
えぇ、そこまでする意味があるかどうかは各自の判断に委ねます。
アーサー:
うーん… では、このまま続行で。
GM:
はい、では二人成功分の情報が出ます。
・七不思議は、
『動く人体標本、歩く二ノ宮尊徳像、トイレの花子さん、鏡の中の少女、魔の十三階段、深夜に鳴るピアノ』
が確認されている
・七不思議の目撃時間はまちまちだが、多いのは22:00以降である
・動く人体標本は“理科準備室”、
二ノ宮尊徳像は“校庭”、
トイレの花子さんは“西校舎一階の女子トイレ”、
鏡の中の少女は同じく“西校舎一階の女子トイレ”、
魔の十三階段は“屋上に続く階段”、
深夜に鳴るピアノは“音楽室”が現場である
・七つめの不思議は謎とされている、また、七つめを知ると死ぬ、と言われている
・具体的な目撃例の他に、煙やもやのようなものも目撃されている
・煙の目撃場所はその時々でまちまちだが、複数回の目撃証言がある
カレン:
やたら女子トイレ多いのですが、PCが男だけだったらどうしてたんですか?(一同爆笑)
深夜学校に侵入して女子トイレを綿密に調べる男だけの集団… まごう事なき変態である
カレン:
それに番長が女子トイレに入ったりしたら威信が!(一同爆笑)
GM:
ヒナギク「…と、これが生徒会で集めた情報をピックアップした結果よ、ちなみに信憑性の低いものは除外してあるわ」
カレン:
「ふむふむ… 最後のこれは妖魔のそれとも考えられますわね」
大門:
「ふむ。……なら、まずはしらみつぶしに1つずつ、いたずらでないかを調べに行くか」
カレン:
「ところでヒナギク…
22時以降の目撃情報がこんなに多いということは宿直の教師や用務員さんが主な目撃者ということでしょうか?」
GM:
ヒナギク「ええ、そうよ。それも、宿直の先生はその時々で変わるでしょう? 
だから、尚更何かある気がして…。 でも、全部が全部教師じゃなく、特例で居残りしていた生徒のモノもあるけどね…」
主に天文部とか、忙しい委員会とか大会前で合宿してる部活の生徒とかですね。
カレン:
「なるほど… 
ということは一部の悪戯というわけでもなさそうですね。大門さんの言うとおり、一つ一つ調べてみるとしましょうか?」
GM:
ヒナギク「お願いね…先生達も、最近はすっかり怖がっちゃってるから先生方に調査をお願いしても信頼性が薄いのよ…」
(はぁ、と溜息)
アーサー:
「よし。では行動の指針も出来たと言う事で、早速行動しましょう」
GM:
ヒナギク「よろしくね、アーサー君。…神凪の力、当てにしてるわ」
アーサー:
「任せて下さい(にこ)」
大門:
手分けするのも不安だし、全員で回ってみるか。
カレン:
えぇ、手分けしたら全滅フラグっぽいです。
アーサー:
で、ここから一番近い現場は?
GM:
生徒会室は三階なので、屋上に続く十三階段だね。
大門:
いきなり大物だな。
GM:
では、にっこりとヒナギクが微笑みながら見送って… シーンカット。


ミドルシーン2:場所・魔の13階段

GM:
では君たちは十三階段との噂が立っている階段までやって来た。
本来12段のはずの屋上への階段が夜に数えると13段あり、それを登るとそのまま霊界に迷い込んでしまう、という噂だ。
大門:
「うむ。ではアーサー、数えながら登ってみろ」
カレン:
「頑張ってくださいね、アーサー君」(にっこり)
アーサー:
「ぼ、僕ですか!?」
GM:
鬼だ、鬼がいる(笑)。
ちなみに、目撃者の生徒は数えてみたものの『13段目がある』と思った瞬間怖くなって登らずに逃げ出したらしい。
カレン:
「………」 にっこり
GM:
――カレンの笑顔は、「女性にやらせる気ですか? それでも男ですか、軟弱者」 と言っているかのようだった。
大門:
むっつり。
GM:
――大門のむっつり顔からは何も読み取るコトが出来なかった… 大抵こんな顔をしているからだ。(一同爆笑)
大門:
エー!?(笑)
GM:
番長ってそんなイメージが。
アーサー:
「…こ、これこそ才ある者の義務と言うもの。喜んで参りましょう!」
ゴクリと鳴った喉を誤魔化すように、階段に挑むため皆に背を向ける。その背中が泣いていたのは秘密だが…
それはつまり秘密をみんなに晒しているという事か?(笑)
GM:
顔で笑って背中で泣いて…
カレン:
「………」 わくわく
アーサー:
地獄行、いざ行かん!と覚悟を決め上って行きます。
GM:
では、君は階段を登っていく…
カレン:
さて私はただアーサー君に面倒な仕事を投げたわけではありません。
GM:
ほほう?
カレン:
大門さんと示し合わせて、周囲に妖魔の気配が現れないか気を張っていたのですよ。
実戦慣れしている二人の方が注意力が働きそうですしね。何もおかしくないですよね?(笑)
アーサー:
な、なるほど… そんな深い理由が。
大門:
じゃあそれで。(一同爆笑)
GM:
今“じゃあ”って言った!?(笑)
アーサー:
台無しですよ!(笑)
カレン:
テヘッ♪
多分彼らはアーサーを囮としか思っていない
GM:
1…2…3…さて、ではアーサー。ここで【意思】で判定してください
アーサー:
意思ですね? てーっと、+5か。
なお、風の聖痕RPG… と言うかSRSにおいて5という数字はかなり高い。
基本的にメイキング直後のPCの能力判定値は特化しても最大で6である(サプリなどの導入にもよるが)。
そんな中、自信満々に振られたダイスは… 1ゾロであった
アーサー:
ファンブル!?(一同爆笑)
カレン:
すごい(笑)。
大門:
げー(笑)。
GM:
美味しいな、アーサー(笑)。
大門:
だが何が起きるか見てみたい。
カレン:
(わくわく)
きっと彼らはアーサーを囮としか思っていない
GM:
では、アーサー…9…10…11…12…そして、君の前にはもう一段階段がある。
アーサー:
くそ、腹は括ったんだ! 矢でも鉄砲でももってこい!
GM:
ちなみに背後の二人にも13段目が見える… が、下からではそれしかワカラナイ。
カレン:
あらあら…(笑)。
GM:
…さて、アーサーはどうする? …13段目を登るか?
アーサー:
「……あの。僕の目の錯覚でなければ、13段目がどう見てもあるようなんですけど?」 
13段目を凝視しながら、背後の二人に相談。
カレン:
「ひとまずそこでストップしてください。
慎重に周囲の気配を探りましょう。アーサー君から見て、何か不審な点はありませんか?」
アーサー:
「不審な点…ですか?」 視線を自分の周辺に。まぁ、ふぁんぶってるから、解りようがないのだが!(一同笑)
GM:
いやいや、ならアーサー… 今度は【知覚】で判定をどうぞ。目標値は12です。
大門:
ドキドキ
カレン:
(わくわく)
アーサー:
知覚… +4あるけど、ええぃままよ!
そして、アーサーの振ったダイス目は… 1と2の合計3だった
カレン:
・・・
GM:
・・・(ほろり)
アーサー:
同情! 同情か! それは!!
GM:
では… アーサーは何も分からなかった。 やっぱり実戦不足のせいだろうか?
アーサー:
はっきり言えよ! だめだめだってYO!(笑)
GM:
なんでラッパーなんだ(笑)。
大門:
しょんぼりだな(笑)。
カレン:
「仕方ありませんね私がフォローに回ります。大門さんはそのままバックアップを続けてください」
私がそのままトントン登って行って、アーサー君の隣に並びますよ。
GM:
では、カレンも【意思】判定を。
カレン:
達成値13… えっへん、です。
GM:
お、成功… ではカレンは13段目を見ると、分かる。
カレン:
分かりますか。
GM:
幻覚による擬態だ。13段目そのものが本来の床の上に何かが居るのを幻覚で擬態してるんだ。
大門:
おお、行かないでよかったな(笑)。
カレン:
「あら…?」
大門:
おー。
GM:
恐らく、誰かが乗ると… パクリ。
カレン:
じゃあそのまま《水流鞭》。
GM:
はい、では一度フリーで攻撃どうぞ(笑)。
カレンは更にこの命中判定でクリティカル… 絶好調の出目のお陰もあり一撃で十三階段を撃破した
カレン:
「幽霊の正体見たり… ですわね」
アーサー:
これは… アーサーがファンブる分、カレンの出目が良くなると?(一同笑)
GM:
なんと! 運を吸ったのか、カレン!
カレン:
(動じず)シュッと水の鞭を2度、3度しならせてから。「……さ、次へといきましょう。面倒ですけど」
GM:
スライム「ブチュウ…」 びしゃり
大門:
「…なるほど、何かが絡んでいるのは確かなようだな。ここが偶然、ならいいが」
GM:
後にはドロドロとしたスライムの残骸が残された
大門:
「アーサー。……それは焼いて処分しておいてくれ」
アーサー:
「……あっ、は、はいっ」
カレンの水鞭捌きに見ほれてたところで大門にそう言われて、慌てて炎術でスライムの残骸を焼却。
大門:
燃え移らないなんて炎術は素晴らしいなあ(笑)。
カレン:
すばらしいですね(笑)。
アーサー:
ふぁんぶって燃え移りそうでこわいけどね!(笑)
GM:
いや、判定しなくて良いですよ? 宣言したら良いです(笑)。
カレン:
《炎霊操作》もってますし(笑)。
アーサー:
いやーここまでふぁんぶるに近い出目だから、演出でもふぁんぶりそうで。(一同爆笑)
そこまで自信喪失しなくても…
カレン:
ともあれ、アーサーくんしっかり始末しておいてください。
GM:
うむ、アーサーやるなら適当に演出しても良いよ?(笑)
カレン:
任せた!
アーサー:
「えっと。炎霊招来ッ! とっ、あちち!!」 ちょっと焦げたアーサー。
GM:
焦げたのか!? と、ともあれ焦げつつも神凪の炎でスライムはメラメラと浄化された…ほかに何かやりたい事ある人は?
アーサー:
ちょびっとだけ。おかしい、優秀なはずなのに…
カレン:
一応ヒナギクにメールを打っておきましょう。
内容は『妖魔の出現を確認。第一種警戒態勢に移行されたし。現在殲滅に成功し、調査を続行中』 ピッ!(送信)
GM:
ではしばらくして…
『ちょっと待って、第一種警戒態勢って何!? そんなものシミュレートした覚えないんだけど!?
 …まぁ、いつもの戯言なんだろうけど…実際妖魔絡みなわけね?
 それなら、尚更貴方達に頼らないとならないわね…ともあれ、気をつけてね?』 という返信が届くとしよう(笑)。
カレン:
あ、GM。でしたら次のシーンに入る前にですね。
ヒナギクがやっぱり心配になったので、生徒会室まで迎えに行って校門まで送ってあげようと思うのですが。
え、さっきのメールの意味は?(笑)
カレン:
ヒナギクの愛のこもったメールに胸キュンしてデレたんです。
勿論これは方便で次のシーンに登場せずにMP回復したいからです。えへ。(一同爆笑)
GM:
ぶっちゃけやがった!? では、次… どちらへ行かれますでしょうか?
アーサー:
妖魔、低級だけどいましたしね。
カレン:
次に近いところは?
GM:
理科準備室だね
大門:
人体模型か。じゃあそっちにいこう。
アーサー:
了解。理科準備室に向かいます。


ミドル3:場所・理科準備室

大門:
無造作にがら、と準備室の扉を開く。
GM:
理科準備室…昼間でも気持ちの悪いここは夜にもなれば一層だ。ホルマリン漬けのカエルやら何やらもある。
大門:
じゃあその辺には目もくれず人体標本を探すが。
GM:
では、奥の方に人体模型らしきものがある… 二つ並んで。
大門:
なぜだ。
アーサー:
「む? 二つ?」 眉をしかめる。
GM:
明かりをつけてみるかい? 今だと暗くてよく見えないが。
大門:
まあ、付けてみないとよく分からないこともあるだろうからな。点けよう。
GM:
では、明かりが数度明滅して点灯する。
アーサー:
(ちょっと眩しそうにする)
GM:
…と分かるんだが、内蔵とかが取り外しできる半分が皮膚がなくて筋肉とかが露出してるタイプが一体。
そして、もう一体その横に骨格模型がある。
大門:
なるほど。まあ、そうだろうなあ。
GM:
ちなみに今は動いてないぞ。
大門:
ふむ。じゃあ、調べてみよう。近づいてみる。
GM:
では、近付くと… 内臓模型が『ギギギ…』と右腕をあげながら、言う。
「(変に低い声で)や、こんばんはー こんな時間にどないしはったんですかいのう?」
大門:
(堂々と)「うむ、動く人体模型の正体を確かめに来た」(一同爆笑)
アーサー:
ど、動じてない! さすがです!(感動のまなざし)
GM:
では、その言葉に横の骨格標本もカラカラ音を立てて「(妙に甲高い声で)ほうほう、そりゃあまた難儀ですなぁ」と動き出す。
大門:
「なんと、両方とは。驚いたな」
アーサー:
「確かに、片方だけ、とは言ってなかったですしね」
GM:
内臓模型「なんや、知っておまへんかったんかいな。 ほな自己紹介や、わての名前は佐藤ニク男〜」
GM:
骨格標本「ワテの名前は鈴木ジンコツ〜」 カラカラ
GM:
二体「二人合わせて、理科の標本ブラザーズ〜」
大門:
(やはり動じず)「あまり動かれて生徒を驚かされるのは困るのだが、お前らは一体何なのだ」
GM:
ニク男「なんやって、そら七不思議のひとつの動く人体標本ですわ」
GM:
ジンコツ「あと、誤解してもろたら困るんやけど、
ワテら危ないところに近付こうとした人間を脅かして返しただけで悪意でやったワケやないんやで〜?」
カレン:
おお、思わぬところで情報ゲット。
アーサー:
「なんだろう。関西弁で話されると妙に和む…」
大門:
「ほほう。…詳しく聞かせて貰おうか」
GM:
ニク男「わてらも詳しくは分かっておまへんのや。ただ、最近危険な霊たちが校内に現れはじめよって迷惑しとるんですわ」
GM:
ジンコツ「ワテら別に戦闘能力があるわけやなし、調べるのも危険で…出来ることは一般人を脅して帰すだけやったさかい」
大門:
「それで、夜中まで居る者を脅かしていたわけか。ふむ。お前らはいつからここに居るんだ」
GM:
ジンコツ「ワテら、あんさんらが入学するより前からここに住んでまっせ」 
みかんむきむき…かぷ…ずる、ぼと(骨をすり抜けて床に落ちたジェスチャー)
大門:
(シリアスに)「無理するな」(一同爆笑)
アーサー:
「み、みかん!? と、遁甲の術か!?」 とジンコツの周りをきょろきょろ…(笑)。
GM:
いや、なんか後ろに段ボールに入ってみかんが…。(一同笑)
アーサー:
「…な、なんで理科準備室にみかんのダンボールが?」 と、唖然…。
GM:
は、段ボール箱に『ひなぎく持参生徒会用、無断持ち出し厳禁』って力強く書いてあります。(一同笑)
カレン:
なるほど… 生徒や教師には手を出さない。でも生徒会所有の蜜柑には手を出す、と。
大門:
筋は通ってるな。(一同爆笑)
本当にそう思うか?(笑)
GM:
ニク男「えろすんませんな、ジンコツくん生前はみかんが大好物で… たまにトライしてはしばらく凹んでますのや」
GM:
ジンコツ「……(ず〜ん)」
大門:
拾って片づけておいてやろう。
GM:
ジンコツ「嗚呼… みかんを食べられないこの体なんて“未完成”… なんつって。がくーん」 カラカラ
アーサー:
…関西弁で、しかも寒痛い…とジンコツの言葉に硬直。
GM:
ちなみに、ニク男が「なんでやねん! なんでやねん!」とツッコんで段々骨が一つずつ外れていってたりするが。
大門:
「未完成なのではなくて取り外しただけだと思うが」
アーサー:
違和感なく進んでいく事態に瞠目中…(笑)
大門:
「うむ、分かった。話せば分かった、お前らを退治しても筋が通らねえ。危ないヤツが居るというなら、俺たちがなんとかする」
カレン:
流石番長。シンプルで一本気ですわね。
大門:
難しいことは苦手だからな。
GM:
ニク男「ほんまでっか!? いや〜、見てくれからそうやとは思っとりましたが、あんさん実に侠気がおありになりますなぁ」
大門:
「そう褒めるな。いいか、お前達も、生徒や教師に手を出したらタダじゃ置かないからな」
GM:
ニク男「心得ておりますわ。…せや、あんさんらが七不思議について調べてるなら、七つ目について情報がありまっせ」
大門:
「……聞かせて貰おうか」
GM:
ニク男「えーっとですな、トイレの花子さんの噂は知ってまっか? 
…花子さんは、わてらより古い霊(ひと)で、七つ目の不思議を知ってるそうでっせ」
GM:
ジンコツ「ああ、せやけどな? …花子さんに最近会えへんねや。誰かが何かしとるんかと思うんやけど」
大門:
ほっほう。
アーサー:
「会えない?」
GM:
ニク男「ええ、呼んでも出てけえへんねや、花子さん」
アーサー:
七つ目の怪談を知られたくない誰かの仕業?
大門:
それは調べてみないと分からないな。ともかく、次はトイレの花子さんに会いに行こう
GM:
ニク男、ジンコツ「「もう行かれまっか? ほなご縁がありましたらまたお会いしましょ〜♪」」
コサックダンスで見送る二体。(一同爆笑)
なお、このシーンに登場しなかったカレンはMPを1d6回復。全快した。


ミドル4:場所・西館トイレ入り口

GM:
左右に対称にならんだ男女のトイレ… その右側が女子トイレだ。そして、このトイレ… 間違いなく何かある!
大門:
プレッシャーを感じる!
GM:
何故なら…『バチバチバチ…』
アーサー:
バチバチ?
GM:
女子トイレの入り口がこんな音を立てて光が明滅してるからだ。
アーサー:
「…明らかにおかしいですね」
大門:
「……なんだこれは」
カレン:
「なるほど… 見るからに何かありますわね。さ、行きましょう。みなさん」
GM:
理知で判定すれば、何か分かるかも知れません。
各自一斉にサイコロを振り出す。結果、成功したのはアーサーとカレンだった
GM:
では、大門以外は分かる。二重に結界が張られてて、それの干渉作用で火花が出てる様子。
カレン:
花子さんの結界に上書きしたか… 花子さんが敵の結界に閉じ込められてそれを自分の結界で壊そうとしているか。
GM:
鋭い… 恐らく前者だね。
カレン:
では、それをみなさんに伝えます。「あくまで私の推測ですが」と前置きして。
大門:
「なるほど。……中に入れそうか?」
GM:
ぶっちゃけ、奥の結界が侵入を阻み、それに更に結界を張って閉じ込めている… ちょっとこの結界は破れそうにないな。
カレン:
では、ちょっと手を触れようとして弾かれる演出を(笑)。
GM:
バチーン!(笑)
カレン:
「……っ!?」(ゆらりとよろめく)
アーサー:
他に侵入ルートはありますか?
GM:
さて、どうだろう? 外から見ないと分からんかな。
大門:
ふむう。しかし窓から入れるとも思えないなあ。
カレン:
「いたたた… ちょっと難しいですわね。仕方ありません。こうなったら…!!」 キュピーンと、目が銀色に光る。
GM:
なんと!?
アーサー:
むむ?
カレン:
「古来より伝わる儀式に、心当たりがあります…」
GM:
知ってるのか、ラ○デン!(一同笑)
カレン:
「危険ですので、少し離れていてください」
大門:
下がる!
カレン:
気を静め… トイレの前に立つ。
アーサー:
同じく!
カレン:
3回まわって、ノックする(仕草)「はーなこさんっ! あそびましょー!」(一同爆笑)
これが古来より伝わる危険な儀式… らしい
大門:
「………」
GM:
む、声をかけたか。……大きな声だよな?
カレン:
えぇ。ちなみにPLの母校の七不思議だとこれでOKのはず!
GM:
では、奥からややあっておずおずとした声が返ってくる。 「(か細い声で)だ、誰…? 誰か居るの?」
アーサー:
「つ、通じた!?」
カレン:
「ふぅ… 儀式は成功です」 汗をぬぐいつつ、アーサー君を出しましょう。ずいっと。
少なくともカレンは確実にはアーサーを囮としか思っていない
カレン:
NPC少女と対話するのはPC1の大事な仕事です。うん。
大門:
オバケだがな。
アーサー:
「え? ――えぇ!? 僕っ!?」
カレン:
「えぇ、いっちゃってください。アーサー君」
GM:
???「……誰? そこに居るのは、誰なの?」 声からすると、少女… むしろ子供っぽいね。
アーサー:
「…えっと。はじめまして。僕の名前はアーサーと言います。貴女はその、『トイレの花子さん』でいらっしゃいますか?」
しどろもどろになりつつ答えます。
GM:
???「アーサー? ……知ってる、この学校の生徒ね? ……違うわ、あたしは花子さんじゃない…」
カレン:
知ってる… つまり、アーサー君は女子トイレと縁がある!?(一同爆笑)
大門:
アーサー、お前…!?(爆笑)
GM:
いえ、女子もトイレで噂とかするから(笑)。
アーサー:
って、どんな縁!?
GM:
さあ、それは教えてくれない(笑)。
カレン:
あぁ、緑ですしね… うん、目立ちますよね。
アーサー:
「や!? これは失礼致しました。出直します」 すごすご女子トイレの前から帰って来ます。
GM:
すごすご帰るのかよ!?(笑)
カレン:
「私は美作=ハーネス=カレンと言います。事情を… 聞かせていただけますか?」
GM:
???「あたしは… かがみ。鏡の中の少女の幽霊なの」
カレン:
かがみん。
GM:
危険だからかがみん言うな(笑)。
これは名前を設定したGMのせいではないと思いたい(笑)
大門:
「少女が鏡の中にいて、さらに幽霊か。複雑だな」
カレン:
「鏡の中の少女の幽霊… 確か七不思議の一つにありましたよね? 大門さん」
大門:
「うむ。で、その鏡の中の少女がこんなところで何をして居るんだ」
カレン:
「ですね… ここには花子さんがいたと思ったのですが」
GM:
かがみ「あの… あたし、元々ここの鏡の地縛霊だから…」
カレン:
花子さんと同じ場所だったのですね(笑)。
GM:
ちなみに、場所は花子さんも鏡の中の少女も同じ西館一階女子トイレって言ったぞ?(笑)
カレン:
そんな細かいことはGMしか覚えてません!(一同爆笑)
いっそすがすがしいまでの開き直りである
大門:
「なら、聞きたいことは2つだ。この結界は誰の仕業だ? 花子さんはどうした?」
GM:
かがみ「結界の一つはあたし… 花子さんは、苦しんでる」
アーサー:
「苦しんでる?」
GM:
かがみ「花子さんは、呪いによる攻撃を受けてる…
以前、二ノ宮尊徳像が直接攻撃をしに来たの…それで、あたしが結界を張ったから…」
大門:
「喧嘩してばかりだな、お前達は」
GM:
かがみ「前はそんな事なかったの。
でも少し前から… 十三階段と尊徳、それからピアノの霊がおかしくなって…まるで誰かに操られてるみたいに」
大門:
「ふむ。…そいつらに話を聞く必要がありそうだな。で、もう一つの結界は?」
GM:
かがみ「もう一つは… 多分、音楽室のピアノを鳴らしている霊の仕業…指示したのは、誰か分からないけど…」
アーサー:
「音楽室… 『深夜になるピアノ』の怪談だったかな?」
GM:
うむ。
カレン:
「まずは音楽室… でしょうか」
大門:
「そうだな。……花子さんの話を聞かなくてはならん」
アーサー:
「『深夜に鳴るピアノ』ですね?」
カレン:
「えぇ」 ここで、かがみんに 「あ、一つだけ… 確認よろしいですか?」 
GM:
かがみ「……確認?」
カレン:
「今回の一件、解決させて恐らくいるであろう黒幕を懲らしめればあなたは別に人に迷惑をかける意思はないのですね?」
GM:
かがみ「……あたし、鏡に映るだけの幽霊だから。……本来」
カレン:
「肯定と取らせていただきます。では、ご朗報をお待ち下さい…」スッと髪をなびかせて音楽室へ! 退場!


ミドル5:場所・音楽室

GM:
音楽室の前に立つと、中からピアノの音と歌とが聞こえてくる。
アーサー:
ピアノの音と… 歌?
GM:
(すぅ〜っと深呼吸して)「なんかいやってもなんかいやっても!
エアーマンがたおせーないーよー あのーたつまきーなんかいやっても避けれないっ♪」
(一同爆笑)
大門:
(重々しく)「かえるか」(一同爆笑)
アーサー:
「…何の歌です、これ?」
カレン:
「私はノーミスでクイックマンたおせますよ」 ガラッ!
アーサー:
「って、知ってるの!? カレンさん」 ちょっと驚きながらカレンさんの後に続きます。
カレン:
「えぇ、もはや常識!」
最近の女子高生の間では、「エ○ーマンが倒せない」は常識らしい
GM:
カレンがごく普通に扉を開くと、そこには狂おしくピアノの鍵盤を叩くベートーベンが…
大門:
ベートーベンがエアーマン歌ってたのかよ(笑)。
GM:
姿だけなんで、ベートーベンなのは!(笑)
カレン:
腕を組みながら入ります。
GM:
ベートーベン「オレさぁ…2クリアする前に死んじゃったんだよねぇ…」 ぽろ〜んぴろ〜ん。
大門:
「そうか。成仏しろ」(一同爆笑)
カレン:
じゃあ、今度は荒事になりそうなので大門さんを前にだします。ぐいっ。
大門:
なんというバックス。
GM:
ベートーベン「そんな冷たい!? この切なさ炸裂な胸の内分からないのか、そこの西暦1980年代風味!?」
大門:
「貴様がどんな曲をどんな思いを込めて歌おうが構わんが、俺の学友に危害を加えるのはやめてもらおうか」
(普通にカッコイイセリフに一同どよめき)
GM:
ベートーベン「AHAN? ……学友? オレ、生徒に危害加えたっけ?」
大門:
「覚えがないと言うなら、女子トイレに張った結界を解くのだ」
アーサー:
「え!? 花子さんとお知り合いだったんですか! 大門先輩!?」
GM:
ベートーベン「…ああ、大丈夫大丈夫。夜だけだし、結界張ってるの。昼間は問題ナッシング」
大門:
「なぜ夜には結界を張るのか3行で」
GM:
ベートーベン「そぉれは、偉大なる我が主、七つ目のふし… ぎゃああああああ!?」 なんか苦しむベートーベン。
大門:
「……どうした、大丈夫か!」
アーサー:
「なんか、雲行き怪しそうな雰囲気ですが!?」
大門:
「……なんかかわいそうなヤツだな」
カレン:
ぺしぺし叩いてみます。《水流鞭》で。
GM:
ベートーベン「あ、あん! ……も、もっと優しく虐めてください」
アーサー:
女王様!?(一同笑)
カレン:
「ホラ、さっさと吐いてください。でないと、その炎術師が破壊の限りを尽くしますよ」
大門:
「まあいい。とにかくトイレの結界を解いてもらわねばならんのだ」
GM:
ベートーベン「それはNO! 
…くそう、さっきから変だと思ったら、お前ら花子さんとかがみちゃんを助けにきやがったのか!?」
大門:
ごりっとした拳を振り上げよう。
アーサー:
高圧的に刀を振り上げよう。
大門:
「でないと、ピアノを壊すぞ」
GM:
ベートーベン「お、お前、生徒なら備品を大事にしろよ、備品を!?」
カレン:
「あなたには2つの選択肢があります」
GM:
ベートーベン「せ、選択肢?」
カレン:
「さっさとトイレに張った結界を解いて七つ目の不思議について語るか…
ベートーベンの絵に世にも恥ずかしい落書きをされて、ピアノを壊される生き恥を晒すか2つに1つです」(一同爆笑)
それは選択肢ではなく脅迫というのではなかろーか?
GM:
ベートーベン「お前もか!? 備品を大事にしろと言うのに!? そもそもお前、良心にもとるとか何かないのか!?」
カレン:
「その辺はさらっと流します。水だけに」(晴れやかな神の恩寵スマイルに一同爆笑)
一同:
誰が上手い事を言えと(爆笑)。
この発言は見事なまでにハモっていたという…
アーサー:
「『怪談』相手に脅してるよ、この人達…」 と呟いてみる。
GM:
ベートーベン「そこの緑頭だけか、マトモなのは…」
大門:
「……俺たちは何もお前を脅したくて言ってるんじゃない」
カレン:
「そうです。仕方ないんです…」(寂しそうな表情に何故か一同再爆笑)
大門:
「単純に、お前が取り付いているピアノと絵画を壊せばお前の影響力が消えることを分かっているから言っているだけだ」
(一同爆笑)
カレン:
「えぇ、効果的に弱点を狙っているだけなんです」(一同爆笑)
アーサー:
「脅し以上なんじゃないかな、その言い草…」 と呟きパート2。
GM:
ベートーベン「(裏返った声で)ソンナ事ナイヨ?」
アーサー:
「しかも、あからさまに効いてるし!?」
カレン:
「……聴いてください! このアーサー君はですね」 ずいっ!
GM:
ベートーベン「お、おう! アーサー君は!?」
アーサー:
「あぅ?」
カレン:
「魔の13階段で何も気づかないまま登って危うく13段目に食べられそうになったんですよ?」(一同爆笑)
カレン… 敵味方を問わず、的確に他人の弱点を攻撃する女
GM:
ベートーベン「・・・・・・」
カレン:
「あなたは、そんな… 生徒に危害を加えかねない連中に手を貸すのですか?」
GM:
ベートーベン「うん(さらっと)」
カレン:
「じゃあ、破壊ですね(やはりさらっと)」(一同爆笑)
大門:
「よしきた」
カレン:
「大門さん、よろしく」
GM:
ベートーベン「くそう、やはり戦うしかないと言うのか… これが運命だと言うのか!? ベートーベンだけに!!」
大門:
(ガン無視して)じゃあずるりと盾を空間からひねり出すよ。
GM:
ピアノにしゅるんと潜り込むベートーベン
大門:
ほ、ほほう。
GM:
そして動き出すピアノ。
カレン:
「アーサー君もごー」
アーサー:
「あ。はい、了解!」
カレン:
「みなさん、戦う前に一つだけ言っておきます…
ヒナギクはお金持なので、後のことは気にせずに頑張ってください!」(一同爆笑)
大門:
「任せろ。暴れるのは専門分野だ」
アーサー:
「世知辛い事言わないで下さい!!」
GM:
遠くのヒナギク「くしゅん!? …風邪かしら…何か悪寒もするし…」(一同爆笑)
カレン:
というわけで、戦闘ですね。
GM:
ええ、敵はピアノ一体。距離は5m、PCはそれ以上はなれてればエンゲージ自由。
大門:
じゃあ5m。
カレン:
じゃあ、15mで。独立エンゲージ。
アーサー:
前衛で5mですかね。
GM:
えーと、アーサーと大門はエンゲージは別?
大門:
同じで。
GM:
了解。では、セットアップからだ。
大門:
自分に《水晶の剣》を使用。ダメージ+3。
カレン:
では、行動は私から… マイナーはなし。メジャーで《水流鞭》です。
GM:
こい!
カレン:
「フフッ… 水の癒しの力、とくとご覧あれ」(ダイスを振る)
大門:
癒してねえ(笑)。
GM:
ベートーベン「(ダイスを振る)ふはははは、その程どぶはぁ!?
カレン:
通ったらマヒどぞー
GM:
ベートーベン「癒しって…痛いのね…」 でも、実はその数値だとダメージは通らない。
カレン:
むぐぐ…。
大門:
かったいなあ
カレン:
「気をつけてください。結構堅いです」
GM:
ちなみにピアノは損傷してる。ただ、本体は霊体なのでノーダメージ。
大門:
次はオレだ。マイナーでピアノにエンゲージ。メジャーで殴りかかるぞ。
実はこの敵は《妖魔耐性》を持つ敵のデータを用いている。
そのため通常攻撃にはかなり耐えるのだが、大門の当てた攻撃はその防御を少しだけ上回っていた。
GM:
ベートーベン「ひい、いでぇぇぇええええ!? いでぇぇぇええええよぉぉおおおおお!?」
大門:
「まだ余裕があるな。しぶといヤツだ」
カレン:
で、アーサー君ですか。
GM:
ベートーベン「うふぅ… くそう、パパにも殴られたことなかったのに!! …車に轢かれて死んだけど」
カレン:
キチンと霊体にダメージいってますか?(笑)
GM:
今のはきてます… で、ピアノはボロボロ(笑)。
大門:
かわいそうだ。
アーサー:
大門先輩に倣ってマイナーでピアノにエンゲージ。メジャーで斬りかかります。
GM:
こ、こい! いや、出来たら来るな!(一同笑)
大門:
はいはい(笑)。
今回のセッションではサンプルキャラを使用している…
そして、アーサーはその中で最強の攻撃力を持つサンプルなのだ。
だが、なんとアーサーのダメージロールダイスは1ゾロ!
カレン:
序盤はダメっ子を徹底しているのですね? ナイスロールです!
GM:
なるほど! あなどれねー!!
アーサー:
やぁやぁ(笑)。
GM:
ベートーベン「よっくもやってくれやがりましてございますですね!? 
…くらえい、オレの魂の歌声!! …銀河よ、オレの歌を聞けぇ!!」(一同爆笑)
大門:
なんという突撃ラブハ○ト(笑)。
GM:
特殊能力:音波攻撃 …これはオリジナル能力です、魔法扱いで対象はシーン選択。 ただし、シーンに一度きり。
大門:
げえっ!?
だが、GMの出目がふるわず命中したのはアーサーのみ
更に防御能力の高い大門がアーサーを《贖罪者》でカバーリングする
GM:
ベートーベン「突撃らぶ○ーぁと!!(シャウト))」ちなみにガ○リンバージョンと間違えるくらいに音痴。(一同爆笑)
大門:
ピアノの霊やめろ(笑)。
GM:
ベートーベン「おぉ… 効いた、効いたか!? …いやあ、キミは分かってくれると思ったんだよ、オレの音楽!!」
大門:
うっぜえ(笑) 水晶盾でダメージを減点する。
GM:
はっはっは、地味ーに嫌な敵だろう(笑)。
大門:
(コロコロ…)ダメージよりもMPがきついな。
アーサー:
「あぁ! 大門先輩ッ!!」
GM:
ベートーベン「どうだぁ、オレの歌はぁ!? …オレのハニィヴォイスに…メ・ロ・メ・ロ・KAI?(ウィンク)」
大門:
「構うな。ちょっと耳鳴りがしただけだ!」(一同爆笑)
GM:
ベートーベン「み、みみみ耳鳴りですってぇ!?」 がーん
次のターン。セットアップで大門は自分ではなくアーサーに《水晶の剣》をかけてダメージを三点上昇させる
そして、カレン、大門ともども待機し特殊属性攻撃が可能なアーサーの《纏い炎》による攻撃にかけた
アーサー:
では、刀へ印を組み「エンチャント! ファイアウェポンッ!」
GM:
ベートーベン「火ぃ!?」 ちなみに、こいつ《妖魔耐性》持ちなので、特殊属性攻撃が当たった場合+2d6ダメージ増えます。
振るわれる神凪の炎を纏ったアーサーの刀…
そのはじき出したダメージは、実質一撃でベートーベンのHPを削りきる数字だった
GM:
ベートーベン「きっすおぶふぁいやぁぁぁあああああああ!?」 めらめらめら。
大門:
「むなしい戦いだった」
カレン:
「これが… 神凪の力…!(ころっと軽く)あ、ベートーベンさん」
GM:
ベートーベン「はい?」 めらめら。
アーサー:
燃えてるのに!(笑)
カレン:
「ここは、“お許しください。○○様ー!?”と黒幕の名を明かす場面ですよ」
アーサー:
「おぉ、なるほど」
大門:
「かなり無理を言う女だな」
GM:
ベートーベン「む、そ、そうだったのか!? って、ぎゃあああああ!? イタイイタイイタイギアスイタイ!?」 めらめら。
大門:
「かわいそうなヤツだが…」
GM:
ベートーベン「く、くそうならばこうだ! …よくやったな…お前達こそ真の聖闘T……あ」 燃え尽きた。
カレン:
「ちっ、役に立たない怪談ですわね…」(一同爆笑)
GM:
倒されてまで言われたい放題だ(笑)。
大門:
「謎のピアノ焼失事件として騒がれるかも知れないが、なんとかしてくれるだろう。とにかく、女子トイレに戻るぞ」
GM:
では、ここで知覚判定をどうぞ。
この判定に失敗したのは… またもやファンブルしたアーサーのみだった
GM:
では、アーサー以外は気付きます(笑)。
カレン:
きっと七つ目の不思議の妨害ですね!
GM:
尊徳「(柔道部のマラソンのような音もテンションも低い声で)わっせわっせわっせ」 ドシドシドシ!
大門:
「動いているな」
GM:
校庭の尊徳像が校舎内に入ってくる… 具体的には、次のシーンに女子トイレに行くだろう。
カレン:
じゃあ、ピアノの椅子を投げつけてみましょう。えいっ!
GM:
では、命中値で判定を。
カレン:
いいの?(笑)
GM:
良いよ?(笑)
だが、この攻撃を尊徳像は回避する
GM:
尊徳「わっせわっせわっせ」
大門:
じゃあせめて地霊操作で足下を盛り上げて転ばせていや早くこのシーン終わらせよう(笑)。
カレン:
と、その前にヒナギクに携帯のメールを。
GM:
ど、どうぞ。
カレン:
『今、音楽室のピアノ燃やしました。次はゴーレムを壊します。事後処理はよろしく』(一同爆笑)
アーサー:
「あぁ、生徒会長… すいません」
GM:
その夜、ヒナギクの家では珍しい娘の絶叫がこだました…。(一同爆笑)
この後、アーサーと大門はカレンから提供された霊丹を使用し、MPを回復する
GM:
で、では次のシーンどこに行くかね?
カレン:
女子トイレでゴーレムを待ち構えましょう。
アーサー:
尊徳像ですよね?(笑)
カレン:
そうとも言います。


ミドル6:場所・西館女子トイレ

GM:
結界は一つ消えて、侵入を防ぐだけの防御結界だけになっている。
大門:
「ふむ。本当にあいつが張っていた結界だったようだな」
GM:
そして、少しして… 二ノ宮尊徳がわっせわっせとやってくる。
カレン:
「あ… トイレなら隣が空いてますよ〜」 と、隣の男子トイレを指差す(笑)。
GM:
尊徳「わっせわっせわっせ」 男子トイレに入っていく尊徳。(一同爆笑)
大門:
「……」
カレン:
「ふぅ… めでたしめでたし」
アーサー:
「何かシュールな展開」
GM:
尊徳「わっせわっせわっせ」 出てくる尊徳。(一同爆笑)
アーサー:
「のゎ! 出て来た!!」
GM:
ビシ! と裏手ツッコミの尊徳
カレン:
「ひゃっ!」 洗ってない手を避けます。
GM:
いや、してねーし!(笑)
アーサー:
てか、できんのか!?(笑)
大門:
「……女子トイレに何の用だ。ハレンチな」
GM:
尊徳「わっせ?」 首を傾げる尊徳
大門:
「喋れないようだな。どうする?」
カレン:
しかし…(ゴゴゴゴゴ)水の流れるここは、私のフィールド!!(一同爆笑)
GM:
…ほほう、便所がフィールド
アーサー:
便所フィールド…。
カレン:
「あなたが何者かは知りませんが、花子さんに危害を加えるのをやめてください。
あと便所フィールドって言うのをやめてください!」
GM:
尊徳「わっせー!」 自分は言ってないと首を横に振る!(笑)
カレン:
「飽くまで… 便所フィールドって言うつもりですか? ならば、容赦はしません!」
GM:
だから言ってな…
カレン:
(GMの言葉を遮って)「あとはよろしくお願いします! アーサー君!!」
アーサー:
「はい!」
アーサー… 君の役目はそれで良いのか?
GM:
え、えー、では…戦闘に入りますね?
この戦い、MPを温存したい一同。カレンは尊徳像よりも早いが待機を選択、尊徳像が先制で攻撃する事になった
GM:
では、こちらはマイナーで移動、メジャーで《突撃》これもオリジナルです。
対象は単体、移動後のみ使用可能でダメージが上がります
大門:
なる。
GM:
対象は奇数アーサー、偶数大門(ころころ)… アーサーに。
大門:
ちい。
防御能力のある大門が受けたかったところを攻撃力重視のアーサーに攻撃… しかも、命中判定はクリティカル
大門:
げー(笑)
GM:
クリティカル♪
アーサー:
あははー… おぃ!!
GM:
回避でクリティカルすれば良いんだ!!(笑)
大門:
「まあ、なんとかしろ。」
そして、アーサーの回避判定は… なんとも美味しいコトにファンブルだった
アーサー:
よっしゃ!(一同爆笑)
大門:
才能か?(笑)
GM:
いっそ清々しい…(笑)。
大門:
仕方ない。《贖罪者》でアーサーをかばう。
GM:
では、ダメージは大門に。
アーサー:
もうどうにでもしてくれ!!(笑)
だが、この攻撃は12点と大門のHPを大きく削る… 
このメンバーには回復能力を持っているキャラはおらず、なかなかシビアなダメージであると言える。
GM:
と言うわけで、尊徳像のダッシュ→ハイパー頭突きが炸裂。
大門:
のこり14点だ。
アーサー:
「あぁ! 大門先輩ッ!!」
大門:
アーサーの前に立ちふさがって、頭突きを額で受け止めよう。
GM:
ギロリとガンをくれあう一人と一体。
大門:
「俺の石頭を舐めるな…!!」
GM:
尊徳「わっせ〜…!!」
カレン:
「アーサー君、大門さんの好意を無駄にしてはいけませんよ! 大門さんの戦いざまをよく目に焼き付けておきなさい…」
アーサー:
「はい!!」 と、ちょっとうるっと来ながら観戦。
大門:
というわけで殴りかかる。特に宣言はナシだ。普通に刀で攻撃。
この攻撃は普通に命中… 
大門はダメージロール直前にダメージ増加効果を持たせる《怒りの波動》を習得しているが、今回は使用を見送る
……だが間の悪い事にここでダメージダイスで1を出してしまう
大門:
げー(笑)。
アーサー:
(ナレーション風に)呪いは確実に他のキャラを蝕み始めていた…。(一同爆笑)
GM:
尊徳「わ、わっせ!?」 でも今回はちょびっと通った。
大門:
ふむー。やっぱ属性は変えた方が良いな。尊徳像を張り手で押し返すぞ。「アーサー、やれ!」
アーサー:
では、出し惜しみ無しで! 先ほどと同様、マイナーで《纏い炎》メジャーで《紅蓮炎舞》!!
この攻撃は普通に命中… そして、ダメージロールにカレンは《世界震撼》を乗せ、ダメージを増やす
カレン:
「世界の“龍脈”を感じ取ってください… アーサー君!」
GM:
『考えるな… 感じるんだ!』(一同笑)
アーサー:
ではカレンの背後のモノを感じながら。 『先ほども感じたこの感覚… 身体の奥から燃えるようだ!』
GM:
ぼー。
大門:
ピアノかわいそうに。
アーサー:
刀の前で印を組み「エンチャント! ファイアウェポンッ! ドラゴニックモードッ!!
GM:
ドラゴニックモード!?
アーサー:
プラス龍脈ヴァージョン。(一同笑)
カレン:
そ、そうだったのですね(笑)。
GM:
何か凄そうだ(笑)。
アーサー:
「フレアブラストォォォッ!!」
だが、ダメージロールのダイスはふるわず残念ながら尊徳を落とすコトは出来なかった
そして、待機していたカレンは自分の攻撃力では落とすコトは難しいと判断し行動を放棄する
そして次のターン… 大門はアーサーに《水晶の剣》、そしてカレンは自分の行動を再度待機
尊徳像は突撃が出来ずにアーサーを普通に攻撃し、それをカバーした大門はHPが残り6点まで削られる
大門:
MPが残り5点しかねーや。だから水晶盾は使わない… アーサーやってくれい。
アーサー:
ここはもう一度、出し惜しまずに行く!
カレン:
《世界震撼》よーいっ!
GM:
ふぁーんぶる! ふぁーんぶる!
カレン:
《禍福流転》もよーいっ!(一同爆笑)
ちなみに《禍福流転》とはダイスを振りなおさせる特技である
アーサー:
マイナーで《纏い炎》メジャーで《紅蓮炎舞》! 刀の前で九字を斬り
「エンチャント! ファイアウェポンッ! ドラゴニックモードッ!!」
GM:
キター!!
そしてこの命中判定で… なんとアーサーがクリティカル!
大門:
おお!
GM:
おぉ!? すげえ、主人公っぽい!!
だがなんと、続けてGMが振った回避判定もクリティカル!
カレン:
《禍福流転》!
GM:
デスヨネー(笑)。
カレン:
「フ… 甘いですよ」
GM:
持ってて良かった禍福流転、だな。
アーサー:
つかクリティカル出すかそこで… おっそろしいGMやな(笑)。
カレン:
「禍福はあざなえる縄の如し… そして! ピンチの後には山盛りチャンス!!」(一同笑)
GM:
尊徳「わっせー!?」
カレン:
ダメージに《世界震撼》。
GM:
では、今回は5d6か
大門:
「やれぃ! 決めろ!」
カレン:
「アーサー君、ファイト」
アーサー:
紅蓮に燃え盛る炎が、更に勢いを増し――「クリスタルコートッ! フレアァァブラストォォォッ!!」
この攻撃で二宮尊徳は黒焦げになって活動を停止した
カレン:
「アーサー君はピンチにならないと本気出しませんねぇ」
アーサー:
「え!? いや、そんなつもりじゃ…(もごもご)」
カレン:
「くすくす… 冗談ですよ。おかげで助かりました。大門さんも、私も」(にっこり)
GM:
では、次GMシーンです。
カレン:
よし、回復チャンスですね。回復アイテムも今のうちに使っておきましょう。


ミドル7:場所・???

……十三階段は所詮不意打ちしか能がない、
音楽室のピアノは所詮ただの雑霊、尊徳は詰めを誤った! ……これだから、下等な連中は信用できん」
闇の中に声が響く…
「しかし、まずいな… 呪いはまだまだ効果を及ぼさん。
このままでは花子によって連中がここの事を知ってしまうかも知れない。……いや、まぁ良い。
考えてみれば、どのみちいつかは戦わねばならぬかも知れぬ連中だ… このオレ自ら相手をしてやろう」
パチン… 暗い室内に明かりが点る。
「さあ、来るなら来るがいい… この12時の生徒会室に!!」


ミドル8:場所・西館女子トイレ

GM:
尊徳が倒されたのを確認すると、かがみが張っていた結界を解いた。
大門:
あ、はい! 俺は登場してません!
GM:
ほ、ほほう!
大門:
した方が良いなら登場しますが!
GM:
いや、任意としよう。 ただ、アーサーはシーンPL扱い、大門は居ない理由を簡単に決めたまえ(笑)。
大門:
女子トイレだもの。番長が入るわけには。
GM:
(力強く)納得した。(一同笑)
カレン:
むしろアーサー君が何故いるのだろう(笑)。
GM:
主人公だからです(笑)。
アーサー:
納得… して良いのかな?(笑)
GM:
かがみ「……あの、ありがとう。 尊徳像とピアノの霊を倒してくれて。あと一日遅かったら、結界が維持出来なかったかも…」
カレン:
「いえ、こちらもスッキリしましたし」 神の恩寵スマイル。
GM:
かがみ「……すっきり?」 首を傾げる少女。
アーサー:
何をすっきりしたんですか(笑)。
GM:
鏡の中の少女は10歳くらいの日本人形みたいな女の子だ。
アーサー:
おかっぱの?
GM:
おかっぱの。
アーサー:
じゃー紅い服だ。
GM:
黒髪黒目お目めぱっちりで… じゃあ、紅い和服で。
アーサー:
ではさっそく花子さんについてかがみちゃんに訊きましょう。
GM:
どう語りかけますか、彼女に?
アーサー:
「花子さんが何故狙われたのかについて、心当たりはありますか?」
GM:
かがみ「……七つ目の不思議を知ってるから、だと思う。 花子さんを消してしまえば、漏れなくなるから…」
アーサー:
トイレの花子さん、と言うくらいだから、今この場に花子さんは居るんですよね?
GM:
今はまだ姿が見えませんね。
アーサー:
警戒して隠れてるのかな?
カレン:
「では早速花子さんに会いたいのですが」
GM:
かがみ「一番奥のトイレの扉をノックして呼んでみて… 『花子さん遊びましょ』って」
カレン:
「じゃあ、せっかくの女子トイレですしアーサー君どうぞ」(一同笑)
アーサー:
「伝統的な呼び出し方ですねーって… えぇ! 僕!? ってか、“せっかく”って何!?」
カレン:
だってこの先経験する機会なさそうですよ?(笑)
大門:
だからってやらせてどうする(笑)。
アーサー:
ただでさえ、慣れない場所で所在無さげにしてると言うのに(笑)。
カレン:
「アーサー君…
(真顔)これは試練です。辛く、苦しいからこそ乗り越える価値があるのです。さぁ、私に見せてください。一皮むけたその姿を!」
女子トイレのドアをノックした先にどんな一皮剥ける成長があるのか
アーサー:
そう言う言い方するなぁー!!(笑)
GM:
かがみ『なんだか… 果てしなく人生において不必要かつ致命的な試練のような…』
アーサー:
だが! 僕はカレンさんの口車にまんまと乗ってしまうのです!
カレン:
おお、乗ってくれた。(パシャパシャ)
大門:
何してんだ?
GM:
写メとか撮ってるんじゃ?
アーサー:
「分かりました! これこそが僕の受けるべき試練だったんですね!」 って感じで(背中が煤けている)。
カレン:
「えぇ! そのとおりです!」
GM:
かがみ『(おろおろおろ)ど、どうしよう… 止めてあげた方が良いのかな…? 
で、でもまぁ話がこれ以上ややこしくなってもヤだから黙ってよう…』
カレン:
かがみん、冷静(笑)。
GM:
だからかがみんってゆーな(笑)。
アーサー:
では意気揚々と一番奥の扉に立ち、コンコンとノックをした後で「はーなーこーさーん! 遊びましょ!」 と力強く言います(笑)。
GM:
???「(妙に鼻にかかった物憂げな声で)…はぁ〜…い♪」
アーサー:
「おおぅっ!?」 返ってきた返事にちょびっとびっくり。
GM:
で、バタンと勝手に扉が開く。
カレン:
「あらあら…」(←撮影中)
GM:
???「遊びましょ…♪」 
中には、多分18歳くらい。
この学校の制服にニーソックス、ブーツといったすこぶる普通の格好で便座に腰をかけて脚を組んでる女の子が一人。
アーサー:
……なんとなくだけど、別の意味に聞こえる。
GM:
狙ったネタだからな(笑)。
ちなみに、どこかけだるげにして時折重めの息を吐き出すが…それは呪いで攻撃されてたせいなので気にするな(笑)。
カレン:
「………」(バタム←閉じた)「ふぅ、いけませんわ… 可憐なはずの花子さんがヤマンバギャルに見えました」(一同笑)
誰もヤマンバギャルとは言ってない… 実に想像力豊かなPL陣である
カレン:
「アーサー君、もう一回お願いします」
アーサー:
乾いた笑みを漏らしつつ、今一度気を取り直して扉をノック! 「はーなーこーさーん! あーそーびーまーしょっ!」
カレン:
ガチャッ!
GM:
今度は自分で開けやがった!?(笑)
アーサー:
中は!?
GM:
じゃ、ヤマンバと言われてちょっとショックだったのか…
いつの間にか美白した花子さんがちょっと中途半端な姿勢で固まってる。(一同爆笑)
GM:
花子「あ、あの… まだ準備が…」
アーサー:
なんの準備さ(笑)。
GM:
(力強く)ポーズを決めておく準備。(一同爆笑)
アーサー:
いるんですか、それ(笑)。
GM:
きっと個人的な美意識なんだろう(笑)。
カレン:
「時間ないのではやく」
アーサー:
ク、クールだな、カレンさん(笑)。
GM:
花子「ひ、ひど…!? 艱難辛苦を超えてやっと出てきたNPCなのにぃ… いけず」
アーサー:
「えーっと。こちらに非礼があった事は後ほどお詫び致します。が、今は急を要する事なので、ご容赦下さい」
軽くめまいがする頭をおさえながら、カレンさんの発言をフォローしておきます。
GM:
花子「ぅん… もう、しょうがないわね…。 まぁ、助けてもらったし… 貴方達、どうしてここへ?」
カレン:
「貴女が第7の不思議について、手掛かりを持っていると聞いたからですわ。
そして、その第7の不思議こそが黒幕… そう直感しているからでもあります。違いますか?」
GM:
花子「黒幕? ……ああ、七不思議が活発化してるとかそういう事の?」
大門:
なんという他人事。
アーサー:
消されそうになったんじゃないのか?(笑)
GM:
うむ、消されそうになったぞ(笑)。
カレン:
「えぇ、あと演技でもいいのでもうちょっと危機感を持ってください」 
《水霊操作》で花子さんを水洗便所にひきこもうとする(一同爆笑)
お前が花子さんを危機に陥れてどーする(笑)
GM:
花子「NO!? ちょ、まっ!? 
今正直霊力ないから本気でヤバ… ヤバいってば!? いやぁぁあああああああ!?」 ズゴゴゴゴゴ…(一同爆笑)
カレン:
じゃあ止める。
大門:
なんで脅すんだ(笑)。
カレン:
シリアスにするため!
絵面的にこれっぽっちもシリアスになったようには感じられない
カレン:
「というわけで… 聞かせてくれますか? 事情を」
GM:
花子「ぜぇ…ぜぇ…ちょ、ちょっと待って…息が…まだ…ぜぇぜぇ…っふぅ…えっと…。七番めの不思議についてだったかしら?」
アーサー:
「えぇそうです。貴女がその七番目の不思議をご存知だとうかがったのですが、それを教えては頂けませんか?」
GM:
花子「良いわ。七番目の不思議、この学校でも飛びぬけた力を持つ学校霊、その現象名は… 『12時の生徒会室』」
カレン:
「な、なんですってぇ!?」 ピシャーーーーン!
アーサー:
「えぇ!? カレンさんご存知なんですか!?」
カレン:
「いえ、全然。さ、話の続きを」
GM:
なんだったんだ今の効果は(笑)。
アーサー:
「…どんな掛け合いですか、これわ」
カレン:
しかし、指は素早く動いて携帯を操作している。
『最後に生徒会室を潰しますネ。やっぱり事後処理よろしく、ですわ♪』 ヒナギクに送信。
障害を部屋ごと潰す前提で話を進める女・カレン
GM:
…え、えー…では、ヒナギクから着信が…。
カレン:
――ピッ! 切った。(一同爆笑)
GM:
(切なそうに)…ぴ、ピロリロリ…ピロリロリ…(笑)。
カレン:
仕方ないので取ります。「……はい、ごきげんよう♪」
GM:
ヒナギク「却下、そこまでの損害は容認できません。
生徒会室を潰した場合、金銭で追い詰める事はしないけどそれ相応の処分は負ってもらうから気をつけるように、以上」 ピッ
カレン:
「……ヒナギクのけちー」(くすん)
一同:
普通だろ!?(総ツッコミ)
GM:
花子「……ともかく、生徒会室は12時になると、異空間にあるもう一つの生徒会室と繋がるの。 
正確には、空間が捻じ曲がって、普段別所にいる霊が12時から明け方にかけて現れるの」
アーサー:
…やりたい放題だな、とカレンさんの事は頭の隅で意識しつつ。
「では、その霊達が貴女に危害を加えようとしたのですね?その霊の正体とかはお分かりになりますか?」
GM:
花子「…それは、歴代の生徒会長…の男子達よ」
アーサー:
「…の男子達?」 とオウム返し
カレン:
「(ヒナギク萌えなんでしょうか…)」
GM:
萌えって言うな(笑)
カレン:
「女子はどうしたんですか、女子は」
GM:
花子「ええ、この学校は歴史が古い…その中で、不思議なことに…」 
一度言葉を切って真顔で言う 「何故か男子が生徒会長になると異常に女に縁がなくなるのよ」 きっぱり。
大門:
……いや、そんなこと言われても。
GM:
花子「具体的には、その怨念が一人歩きして凝り固まったモノが正体、て事ね」
アーサー:
「…それって半ば逆恨みって言いません?」
GM:
花子「半ばって言うか完璧にじゃない?」 きっぱり。
カレン:
「ていうか、駄目人間どもですね」 にっこり。
GM:
花子「まぁ、それでもこれまでは深夜に学校に残ってるカップルを脅す、くらいの悪さだったんだけどねぇ…」
カレン:
「……もしや、ヒナギク萌えで暴走してしまったのですか?」
GM:
花子「萌え…? それはよく分からないけど… なんか『女の癖に女にモテるのが許せない』とか…」
大門:
エェー(笑)。
カレン:
「あらあら…」
アーサー:
「…なるほど。男としての誇りすら奪われてしまった末の、凶行と言う事ですね」 と納得。
GM:
花子「で、『この上は、その体を乗っ取って色々したり代わりに女の子にモテたりするようになろう』って言い出して…
私、心底無駄だし逆恨みもそこまでいったら無視出来ないからやめろって言ったんだけど…」
カレン:
「そんなことで恨まれるなんて、可哀想に… ヒナギク」(メモを取っている)
GM:
別に本人、女にモテて喜んでないしな。
大門:
なんだかなー(笑)。
アーサー:
「男子の風上にも置けない… って、何してるんです? メモなんてとって」
カレン:
「アーサー君。怠慢ですわよ? 事件の解決を求められて、その捜査資料を作成するという考えに至らないなんて。
(めっ! のポーズ)私がしっかり事件の資料を作成しますから、アーサー君も次からは気をつけてくださいね?」
GM:
よく口の回る…(笑)。
アーサー:
「あっ! あぁ、なるほど! 言われれば其の通り!」 はい、また口車に乗せられてます。
カレン:
よし、自己の正当化完了です!
GM:
花子「…まぁ、そんな事を言ったら攻撃されちゃってたのよね…。 
…ほら、ちなみにあのヒナギクって会長、霊感がゼロじゃない?」(一同笑)
カレン:
「ゼロですわねぇ」
GM:
花子「だから、少しずつじゃないととり憑く事も出来ないのよ…で、それまでにバラされたら困る…って事だったみたいね」
カレン:
「なるほど。ひょっとして…」
GM:
花子「ひょっとして?」
カレン:
「私がヒナギクをお家に送り帰したのは、向こうの方々にとってとてつもなく“やられた”ということなのでしょうか?」
GM:
花子「とてつもないってほどじゃないけど、作戦遂行の邪魔にはなってるでしょうね」
カレン:
「なるほど… メモメモ」
GM:
花子「…大体事件のあらましは分かった?」
カレン:
「えぇ。大体話は聞けましたね… 時間も良い頃合い。
これから生徒会室に向かい、まずは説得… 通じなければ実力行使。これでいかがでしょう? アーサー君」
アーサー:
「えぇ、委細は承知しました。まさに彼奴等こそ、討つべき輩っ!
説得するに値するとも思えませんが、大まかな流れとしてはカレンさんの仰った通りで行きましょう」
カレン:
「では、表で待っている大門さんと合流して急ぎましょう。いよいよ正念場ですわよ!」
GM:
花子「それじゃ、頑張ってね? 
…私は、本当はあまり他の七不思議と対立したりしたくないのよ。 だからこれ以上力は貸せないけど…」
アーサー:
「えぇ」 とカレンに言った後、花子に振り返り
「大丈夫です。貴女方の平和は僕等が守ります。お任せあれっ」 意気揚々と女子トイレを後にします。
GM:
では、花子とかがみが手を振って見送って…シーンカット


では、ミドル9:場所・生徒会室

12時になった生徒会室… そこからは明かりが漏れていた。
カレン:
ヒナギクは明かりの消し忘れとかしないタイプですよね?
GM:
ないね、消し忘れとかはほとんど… きっちりしたタイプだし。
大門:
「よし。踏み込むぞ」
カレン:
「えぇ、アーサー君。覚悟はよろしいですか?」
アーサー:
「言われるまでもなく…」 遁甲の鞘から日本刀を出しつつ。
GM:
決意を新たに扉の前に立つ…。
カレン:
では、番長が開けてくれるのを待ちます。
大門:
じゃあ扉を傷つけないように蹴破ります。
矛盾という言葉を知ってるか番長?(笑)
カレン:
器用です。流石番長。
アーサー:
経験豊富なだけあって(笑)。
GM:
どういうことだ(笑)。
カレン:
気にしたら負けです。とにかく中に入りました。
GM:
わ、分かった… では、中に入ると、イスに座ってる仮面の男子生徒の姿が一つ。
カレン:
「お邪魔しまーす」
GM:
???「ようこそ、我が生徒会室へ…招かれざる客人たちよ」
アーサー:
「それは、あなた達の方でしょう?」 と返しときます。
GM:
???「ぐふぅ…痛いところを突くね、君も?」 口からつーっと血を垂らし。
大門:
事情は道すがら聞いていたと言うことにする。「女々しいマネはやめろ」
カレン:
「一応確認です。あなたがたの目的は?」
GM:
???「ふふ、目的か。…大方は花子から聞いたんだろう? そう、僕らは…」 と、窓の外を眺めたりなんかしちゃいつつ。
カレン:
「(ひそひそと)今、バールのようなもので殴ったらまずいでしょうか?」
どんだけ黒かったら気が済むんだあんたは
GM:
???「…制服着て十代のピチピチの間に甘酸っぱい青春を送ってみたかったんじゃあああああああ!? 
青春を謳歌してみたかったんじゃぁああああああああ!! 
制服着てプラトニックでド・キ・ド・キ♪つーのをやってみたかってん!!」
アーサー:
偉そうにぶっちゃけるな!!(笑)
もっともなご意見だと思います
GM:
???「それはそーと、こんな恥ずかしい目的を知ったからには死ね!」(一同爆笑)
大門:
「死んでる奴が言うな」
アーサー:
「恥ずかしいと言う自覚はあるんですね、一応」
カレン:
「そんな… 私で良ければ、今のままでも…(ポッ)」
アーサー:
「カ、カレンさん!?」
GM:
???「む、むう…それはとても魅力的に聞こえるが、
何かお前と付き合うとかするととても危ないという天の声が聞こえた気がするので止めておく!」
カレン:
「えいっ! 不意討ち《水流鞭》ですわ!」
GM:
???「あん♪」
本当にとことんまでやる事が黒い女である… この流れでくらう方もくらう方だが
カレン:
「油断大敵… ですわ♪ さぁもはや話し合いは無意味。アーサー君、最後の戦い… 気合いを入れて参りましょう!」
アーサー:
話し合いって、今のが?と言う疑問は投げ打って「無論、一切の容赦なく!!」
大門:
「とにかく他の七不思議とは格が違うようだ。よく分からんが気をつけろ」
GM:
???「ふふふ、ならばその身に刻め…我が名は…M・S!! モ○ルスーツの略じゃねーぞ!!」
カレン:
「えーと、歴代生徒会長でイニシャルM・Sの人は…」
GM:
居るには居るが、女だな。
大門:
「(嫌そうな顔で)アーサー、何の略か聞いてやれ」
アーサー:
「じゃ大門先輩がそう仰ってるから聞きましょう。その意味は?」
GM:
M・S「…『モテない生徒会長』だ…」
大門:
よし、セットアップフェイズで《水晶の剣》を自分で使うぞ。
GM:
シカトして進めるな。(一同爆笑)
カレン:
「さぁ、戦いましょうか」
アーサー:
「………さぁ、戦闘開始ですっ!」 M・Sの意味はさりげなくスルー。
カレン:
全員スルーで通じ合っちゃいました(笑)。
GM:
M・S「お、お前らな!? お前らが聞いたんだろ!? ツッコむとか半笑いとか何かあるだろ、リアクションが!?」
アーサー:
「それは、ツッコミと半笑いに失礼です(きっぱり)」(一同爆笑)
カレン:
「日本人ならともかく、私たち番長・ガイジン・ガイジンですから。愛想笑いもできません」
GM:
M・S「ひぃ、厳しいツッコミ!? …仕方ない…それではそろそろ相手してやろう!! …モード・H!!」
何か適当に光って適当に変な姿に変わるM・S
大門:
「変態モード…」
GM:
よく分かったな。
アーサー:
分かりたくなかった感もあるが(笑)。
GM:
具体的にはどこぞのパ○ヨンマスクのよーな感じだ。


クライマックスシーン:場所・生徒会室

GM:
M・Sの行動値は14、距離は5m、PCは1エンゲージからスタートです。
大門:
セットアップで《水晶の剣》を自分に。
GM:
M・Sも《水晶の剣》を使用、自分に。
大門:
エー(何か嫌そうだ)。
カレン:
じゃあ、セットアップで『養豚場の豚を見るような目』を発動。そのままM・Sを見つめます。(一同爆笑)
そんな特技はないので良い子のみんなは騙されないように(笑)
アーサー:
あぁ(笑)。
GM:
M・S「あぁん、ダメ… そんな目、感じちゃう…」
カレン:
かわいそうだけど、4R後くらいには倒されているのね。
GM:
ひい(笑)…では、M・Sはマイナーで移動、メジャーで… 普通に攻撃。
カレン:
(ドキドキ)
この攻撃の対象はカレンに… そして、さすがに後衛型ではなかなか回避はままならず命中
GM:
M・S「ダーンシング…手刀!」(一同笑)
大門:
踊れ(笑)。
カレン:
「きゃあっ!」
GM:
21の《斬》属性ダメージです。
カレン:
あら、落ちます。
大門:
《水晶盾》をカレンに
カレン:
ありがとうございます。
この援護により、カレンのダメージは軽減… HP残り5で踏み止まる
カレン:
「ひ、ひどい…」 うるうる… と、神の恩寵涙目。
GM:
M・S「むはー!? …も、萌えてきたー!?」(一同笑)
大門:
この構成は《範囲攻撃》が来るな。カレン、MPがキツイなら離脱してくれ。
カレン:
えぇ、勿論。では私の番、メジャーで離脱
GM:
では、次二人
大門:
俺から行く。マイナーアクションでやることもないので、メジャーアクションで斬りかかる。とう!
「婦女子に手を上げるとは。それでも男か!」
GM:
M・S「バカな、世の風潮は男女同権!! つまり、女でもやっちゃえやっちゃえってことで!?」
とか言いつつ、GMの出目の酷さで綺麗に命中
カレン:
動揺してる(笑)。
GM:
精神脆いな、こいつ(笑)。
アーサー:
揺さ振りかけてる(笑)。
大門:
早速だが絆効果を使う。先ほど取った「MHへの打倒」をチェックして《神》属性に変更し更にダメージを上げるぞ。
GM:
おぉ、いきなりか!!
カレン:
では、私も援護を。《世界震撼》を!
大門:
サンキュー! かつ、《怒りの波動》も乗せる。
GM:
なお、こいつは《妖魔耐性》あるので、特殊属性攻撃はダメージが2d6上昇します。
大門:
豪腕を唸らせて切り裂いてやろう。食らえい!
カレン:
背後からコッソリ近付きバールのようなもので殴って援護攻撃。即座に離れ口笛。(一同爆笑)
アーサー:
すさまじい。
何という酷い演出であろうか… ともあれ、この攻撃は《神》属性になったため素通しで44点の大ダメージを与える
GM:
M・S「あぁ!? …か、体に一筋熱いものが…熱いものが!? …あぁ〜、なんかイイ〜!?」(一同爆笑)
大門:
「騒がしい七不思議だな…」
GM:
ではアーサーどうぞ。
カレン:
「アーサー君、追撃を!」
大門:
MPの節約にもなるし、マイナーアクションは使わなくて言い。代わりに絆効果を使うんだ。
アーサー:
絆はどれでも良いんですか?
GM:
ええ、でも理由付けの演出混ぜるとカッコイイです
アーサー:
最初のほうにとった大門との絆でも?
大門:
OK。まあ、まずは命中させてからだな。
アーサー:
(ダイスを振り合い)当たった! 大門との絆効果を使用。ダメージ増加!
「神武顕現ッ!」の掛け声と共に神々しく輝く刀身。それを渾身の力で振り抜く!
この攻撃も《神》属性化により素通しで44点の大ダメージ… 何故かさっきの大門とまったく同じ値である
GM:
M・S「具体的にはさっきと同じくらいイタイぞぉぉおおおおお!!」(一同爆笑)
アーサー:
具体的だ(笑)。
大門:
知ってる(笑)。
カレン:
「フッフッフ… 私たちの連携の前に手も足も出ませんか?」
GM:
M・S「だが芽はでるぞ! がーじゃ、がーじゃ!」
大門:
「言わせてやれ」
GM:
M・S「哀れむなよ!?」(一同笑)
そして次のラウンド… セットアップでまずM・Sと大門が《水晶の剣》を使用
先制攻撃のM・Sは大門の予想通り《範囲攻撃》でPCに襲い掛かり、更に《怒りの波動》でダメージを上げてくる
この攻撃でアーサーの残りHPは1に。そして大門は戦闘不能状態になり、絆チェックにより暴走モードに入る
暴走モードになると、戦闘不能から復帰しMPなどの特技使用コストがかからなくなるが、代わりに死亡する危険も伴う
GM:
M・S「やったぞ、殺った! …って、な、ナニィ、何だこの力はー!」
大門:
「この程度で俺を殺せると思ったか!」 見開きで言います。
アーサー:
車○正美の世界!(一同爆笑)
GM:
M・S「正直殺せると思ってた!!」(一同笑)
大門:
学生帽が吹き飛んで怒髪天を衝く! おお、あの姿こそ日本中の学生が恐れをなす怒りの大門…!
カレン:
髪の毛と学生帽って… 一体化してたのでは!?
GM:
どこのJO○Oだ。
カレン:
私はマイナーで更に5m離れて… メジャーで霊丹。
これで支援に回すMPが出来ました。次は大門さんでしょうか?
大門:
うむ。怒りのままにぶった切るぜ! メジャーアクションで攻撃! ダメージには《怒りの波動》! と、アーサーへの絆もチェックを入れて+5D!
GM:
全力だ!
大門:
「後輩どもよ! 俺の戦いをその目に焼き付けておけ!」
そして… 何故かこの攻撃のダメージもまったく同じ44だった
GM:
M・S「ぐほぁ!! 具体的には三回連続で同じくらいイタイ!?」(一同爆笑)
カレン:
「流石ですね、大門さん」
アーサー:
「怒りの大門さん… すさまじい」
GM:
M・S「ふ、だが… 子猫でも撫でてるつもりかい? それじゃあこの私は倒せな・い・よ☆」 膝ガクガクしてますが。(一同爆笑)
カレン:
「膝に来てますよ、アーサー君」
アーサー:
HP1と瀕死状態ですが、メジャーで《紅蓮炎舞》。
カレン:
《世界震撼》もしくは《禍福流転》を用意(笑)
GM:
M・S「おぉ、ヤツの背後に…あれは、フェニックス!?」(一同笑)
元々、ボスは命中値は高めに設定してるものの回避値はそれほどでもない。アーサーの攻撃は確実に敵をとらえていく
カレン:
《世界震撼》! 「今です、アーサー君。世界の大いなる力に同調してください…!」
大門:
よし、俺の分も持って行け。「ライバル」への絆にチェックを入れて、ダメージを+5Dしてやる
GM:
うほぉ!?
アーサー:
「ウォォォォッ!!!!」 アーサーの身体を神気が纏う!
大門:
(ニヒルに)倒せたら認めてやっても良いぞ。
GM:
では16d6か今回!?
カレン:
いえ! 絆『12時の生徒会室』を使用。ダメージ上昇効果をアーサー君に!
GM:
21d6!?
カレン:
「あなたが本物だというのならば… 実力で証明してくださいましね?」
アーサー:
皆の期待を一身に受け止め、刀を大上段に構える!
GM:
M・S「…ほほう、決めるつもりか…ならば来い!! 蝶☆最高の一撃で!!」
(ナレーション風に)色々と危険な敵であった… 色々と。(一同爆笑)
アーサー:
「神武顕現ッ! 迦具土降臨ッ!! 神焔斬ッ!!!」
アーサーの気合と共に爆発的に溢れ出た炎が神々しい火の鳥へと変化し、大きく羽ばたくとM・Sへと、飛び込んで行く!
このダメージはなんと素通しで99点、本日最大のダメージがここに打ち立てられた
GM:
デカ!? ダメージデカ!?
カレン:
おおー、なんというダイス目。
アーサー:
初めて振った、21dなんて(笑)
GM:
M・S「…うぉ、ぉぉ、おぉぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!? 萌えるーいや燃えるぅぅうううううう!? …あん♪」 
ぱふん、と燃え尽きて消えるM・S。(一同笑)
大門:
「……最後まで……」
GM:
最期は何故かとてもイイ顔をしてたとか。(一同笑)
カレン:
「さて、これでこの事件も終わりですね」
アーサー:
HP1なんで、力尽きるようにその場で膝をつきます。
大門:
支えてやろう。「……よくやった」
アーサー:
「……っ」 と、言葉にならない声を上げます。大門に認められた事が嬉しそうです。
カレン:
「素敵でしたよ、アーサー君♪」
アーサー:
カレンにも、大門へ向けたのと同じ様な笑顔を向けます。
GM:
では、キミたちの前で生徒会室が一瞬ブレます。
で、いつもどおりの生徒会室に戻る… 具体的に何が変わったわけじゃないが、強いて言えば怨念が消える。
カレン:
何も壊れてませんね?
GM:
ええ、大丈夫。
大門:
「……終わったか」
カレン:
そして一夜が明けるのですか?(笑)
アーサー:
それは美しい(笑)。
GM:
うむ、では朝日がさーっと… にはまだ早い(笑)。
ので、まぁ適当に家に帰ったり帰らなかったりしてEDにいこうか。
大門:
12時過ぎから戦闘してたら、長くても今はまだ2時前後だろうな(笑)。
カレン:
じゃあ最後に『事件解決ですわ』とだけメールを送っておきますね。
GM:
OK。


ED:場所・生徒会室

GM:
ヒナギク「お疲れ様、メールは見たわ…今朝ね。 生徒会室も壊れてないし、ありがとうね」
大門:
相変わらず俺は腕を組んでむっつりと目を閉じて聞いている。
GM:
ヒナギク「大門くんは相変わらず無愛想ね? …ま、そういう性分なのかしら?」
カレン:
「気になさらないで。私たち… 親友でしょう?」(にっこり)
GM:
ヒナギク「そうね、親友ね。……ありがとうカレン。ちょっと途中のメールには頬の筋肉引き攣ったけど」(にっこり)
カレン:
「例え、今回の騒動の原因が
“女性にモテすぎるヒナギクに対して歴代のモテない男性生徒会長の嫉妬”だとしても、私は全然気にしてませんわ」(一同爆笑)
アーサー:
では、ヒナギクさんの前で、次のエサを待つ子犬の様な目を…
GM:
ヒナギク「………」 一瞬硬直 「……な、なにかしら? アーサーくん?」
カレン:
「褒めてあげてくださいな。アーサー君、頑張ったんですよ?」
GM:
ヒナギク「そ、そういう視線だったの? あ、あ〜… ありがとね、アーサーくん。お陰で助かったわ♪」 なでなで。(一同笑)
カレン:
「あらあら… 抱きしめてキスの一つくらいしてあげるのが物語の締めくくりのお約束ですのに」(にっこり)
大門:
「お前はいつも無責任すぎるぞ」
GM:
ヒナギク「なんの物語よなんの… ラブロマンスのヒロインになったつもりもなければ性分でもないわよ」
アーサー:
「や! 褒めてほしいなどとっ。これは才ある者の責務と言うかって、えぇっ!!」
GM:
ヒナギク「そ、そっちも真に受けて反応しないの! ……もう!」
カレン:
「くすくす… ヒナギクという責任感あふれる友達を持ってしまえば、私みたいのは狂言回しに徹するべきなんですわよ♪」
GM:
ヒナギク「……私は貴方がその性格だから我ながら妙に生真面目になっちゃったと思ってたんだけど」
大門:
「……ふん。用事はもう終わりか?」
GM:
ヒナギク「あ、そうそう… それなんだけど、本当に霊の仕業だって言うから生徒会から非公式だけどお礼を用意したのよ」 
と、机からごそごそと封筒を取り出す …学食の食券だがな(笑)。
アーサー:
「いや、いやいや、お礼などと…」 言葉とは裏腹にちょっと気になる様子。
大門:
「……受け取っておこう」 プリンなら何個分だ?(一同爆笑)
アーサー:
プリン換算!?
GM:
あー、30枚入ってる。で、一枚出せば好きなメニューと引き換えられる。だから分けると一人頭… 10プリン?(笑)
カレン:
あ、10プリンもOKなんですね。
大門:
素晴らしい。それさえ貰ったらもう言うことはない。
カレン:
あら、貰わなくても言うことないのでは?(笑)
大門:
野暮なことは言うんじゃない(笑)。
GM:
ヒナギク「それじゃ、これで依頼は終了。 本当にお疲れ様♪」
アーサー:
ヒナギクの終了宣言にちょびっと残念そうなアーサー。
GM:
ヒナギク「……う(残念そうなアーサーの顔に少し怯む)
ま、まぁ、もしかしたらまたすぐ何か頼むかも知れないわ。その時はまたよろしくね」 こほんと咳払い。
アーサー:
「了解です! 生徒会長!!」 ヒナギクの言葉にパァ…と顔の表情が晴れていく。
カレン:
「そうですわね… 忘れていましたけれど、私も生徒会の書記として頑張りませんと」
GM:
書記だったのか。
大門:
始めて聞いた(笑)。
カレン:
それはそうでしょう! 今決めたのですから!(笑)
GM:
胸を張って言うことか(笑)。
アーサー:
じゃアーサーは会計に(笑)。
GM:
結局生徒会やんキミら(笑)。
大門:
俺は番長を貰った。
GM:
それは元からだ(笑)。
カレン:
――キーン、コーン、カーン、コーン…「あら、いけませんわね。予鈴が鳴りました… 急ぎませんと」
アーサー:
「あ、そうですね。急がないと!」
GM:
ヒナギク「そうね…大門君も早く。生徒会室、閉めちゃうわよ?」
大門:
「当たり前だ。俺が授業をさぼるわけにはいかん」
アーサー:
勤勉な番長って(笑)。
GM:
卒業しないといけないもんな、番長だって(笑)。
大門:
特待生だからな、これでも。
カレン:
てくてくと生徒会室からでていきます。
GM:
キミたちはこうして一時的に日常へ帰っていくのであった…
実は学校のあるモノを封印するための要でもあった七不思議…
それに綻びが生じたため、今回以上の事件がすぐ起こる事になるのだが…それは別の話
今は、ただ日常という名の安息に…
END



面白いと感じられましたら是非1クリックを。編集者のモチベーションとなります。