〜柊、愛の劇場・痛(つぅ)〜
ケン:おお。そうだ、それがあったっ!
祐真:やっぱりやるのかぁあああああああああっ!??!?
―――落ちる――― そう、柊は落ちていた
ケン:どりーむ、どりーむ、どりーむ…そんな効果音が背景で流れているような気がする
祐真:手を伸ばしても何にも引っかからず、落下は止まらない
レニー:ゴゴゴゴゴゴッ
祐真:「……こ……今度はどこに飛ばされたんだってか信じた結果がこれですかぁああああああっ!?!?!?」
??:落ちていく自分をなんとか制御しようと首を回したとき……ソレが見えた
祐真:「…………へ……?」
??:どこまでも続く赤い地平が………
祐真:「………………」
祐真:「ど……ど……どこだよここぉおおおおおおおおおおおっ!?!?」
祐真:「は……遥さぁあああんっ!? お……俺、いつ貴女の所に帰れるんだぁああああっ!?!?」
??:そして、なすすべも無いまま………落ちるままに意識を手放した…
祐真:カクリ―――パタン――― (しくしく……(笑)
??:暗い闇の中。しかしどこか暖かでさわやかな風を感じる……
??:まどろむまま、眠っていたいと感じている君……
??:しかし、それを遮る様に……
??:………………
??:………ぺしぺし……
祐真:(今度は……どこに辿り着いたのだろう……? ……まさか……死……死んで天に召されましたって……?)
??:…ぺしぺし……ぺしぺし……
祐真:「……ん……んん……」 うっすらと目を開ける
??:「もしもーし、大丈夫ですか?」
のぶ:「にゃ〜?」
祐真:知らない誰かの声……そして、聞き覚えがある猫の鳴き声……
??:「あ、起きたかな?」
祐真:「………………」
のぶ:「にゃ〜」
祐真:「え……あ……は……い……?」 目を開ける。そこに広がる光景は……
??:目を開けた柊が見たのは、銀色の髪
??:「あ、よかった、目が覚めたのね」
のぶ:「にゃ〜」
??:君のぞきこむ、見知らぬ少女
のぶ:そして、どこかで見た猫
祐真:「え……あ……」 段々と覚醒してくる頭……
??:「突然空から落ちてくるからびっくりしちゃった、怪我は治しておいたけどまだ痛む?」
??:そうして気が付く、自分の頭がやわらかいものに載せられていることを
祐真:のぶが居てー……見知らぬ少女が居てー…………えー……まさかー……膝枕状態……?
??:もちのロン♪
祐真:「……うぉぁっ!?」跳ね起きる
??:「わひゃ!?」 びっくり
祐真:「って……でぇえっ!? こ……ここどこっ!? ってか貴女は誰ってか……え……おぅううっ!??!」
??:「猫神さま? よくわからないけど気にしなくていいよ」
??:周りを見回すと芝生と木々が整えられた庭園が広がっている
のぶ:「にゃぁ」と顔をあらう猫
祐真:「うぉおっ!? っていうか蛍街には帰れずじまいだしぃっ!? ……あ……おおぅっ!?」 あたふた
??(愛理):「私は愛理。有田川愛理………ねぇ、貴方のお名前は?」
??(愛理):「ね、教えて?」
祐真:「って……えぇ……。あ……ゆ、祐真、柊祐真。よ……よろしくっ!」
愛理:「柊……柊君、かな。よろしくね♪」
GM:そして君は気が付く。そういって微笑む彼女の額に……緑色の石が輝いているのを
to be continues ――
愛理:次回「正義は君の心に」 ――ご期待くださいっ♪
GM:トホホ…(笑)
面白いと感じられましたら是非1クリックを。編集者のモチベーションとなります。
indexへ戻る