試練の1「戦士は度胸!」

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 山の向こうの水源は遠い! 今からでは間に合わない公算が高い
 そこで冒険者達は「試練の洞窟」を通り、ショートカットする事を思いついた
 試練の洞窟、これは街の神殿が管理している、観光地(?)の1つである
 古代の戦士が、己の力量を証明するために挑戦した、と言われる遺跡
 現在では、駆け出し冒険者用の、腕試しの場となっている



GM : という事でミドルフェイズ。現在は「試練の洞窟」の前です
スライ : 「腕試しなんてやってる暇ないんだケドナ。まぁ、俺様達全員駆け出しだしなぁ」
ミレイア : 「腕試しというより少しでも早く行かないといけないのだし、さっとショートカットしちゃいましょ♪」
スライ : 「つーか。ロンちゃんから聞くの忘れてたけど、件のハゲ、どれだけの戦力なんだろうネェ」
ミント : 「向こうまで行けるアコライトさんはいないの?」
エア : 「ちゃきちゃきっと行こうよ、ちゃきちゃきっと」

GM : さて「試練の洞窟」。入口の扉に碑文が刻まれている

 挑戦者たるもの全ての資質を備えるべし!
 戦士、魔術師、神官、盗賊の資質を備しもの以外、通る事まかりならぬ!」


ミント : 「あたし魔法使いの勉強しかしてないわよ?」
スライ : 「まァ、今は専門分化の時代だし。オールワークスなんて時代遅れだろーね」
ミレイア : 「皆で力をあわせて行ってみましょう♪」
アルマ : 「……隊列は(テキパキ考え始める)私が先頭。エア、スライ、ミントが真中。最後尾にミレイア」
ミント : 1−3−1ね
エア : 「ん、わかった。それで行こう」
ミレイア : 「りょうか〜い♪」
スライ : 「あいよ。しかし、さっきからギルマスが肯きエルフになってるなァ(笑)」

GM : 扉を開くと小部屋。またも扉があり、碑文が刻まれている

 『戦士の試練』
  戦士は度胸! ためらうな、振り返るな、チキンは死ね!


スライ : 「…無茶言うな、おい。チキンじゃねぇと生き残れねぇってーの」
エア : 「ええっと、つまりあれだろ。真っ直ぐ進んでけば良いんだ、真っ直ぐ」
ミント : 「何かでてきそう…」
ミレイア : 「とりあえず…エア、ごー♪」

GM : 扉を開くと、真っ暗な廊下がずーっ…と、直線で続いています。不自然に暗い、魔法の闇
スライ : 「…振り向いたら、あの世に引きずり込まれるっていう怪談があったナァ」
ミント : 「魔法を使わなくても洞窟なら暗いはずなのに…」 前の人の裾をつかんでテクテク
アルマ : 「……真っ直ぐ進めばいいんだな?」
ミレイア : 「碑文を信じるんだったら、そうだろーね。振り返ったり、戻ろうとしたらペナルティって所だろうネ」
エア : 「何も見えないんなら何考えても一緒だろ? ぜんそくぜんしーん!」

GM : エンゲージ関係を宣言して下さい
ミレイア : エンゲージはさっき言ったとおりかな?
アルマ : 危険感知の出目がある二人を前後に
GM : アルマ − 3人 − ミレイア? 
ミレイア : そね♪
エア : OK…かなぁ? いや戦士を前に出す方が良いのかな、ともちょいと思っただけです。OKです、うん
アルマ : 特定クラス狙い…後ろ向いたら筋力の高いキャラが狙撃されるとか、そんなタイプかもしれない

GM : では10m程進んだところで… エア、スライ、ミントは危険感知の判定を。目標値は12
アルマ : ……戦士のいるエンゲージが狙われるらしいね(爽やかに)
エア : (ころころ…) 7
スライ : (ころころ…) 10
ミント : 出ないと思います(ころころ…) 14
スライ : でたねぇ
アルマ : 出たわね
ミレイア : すごいね♪
GM : トラップ『落とし穴』です。【敏捷】判定で目標値12に成功したら回避できます
エア : (ころころ…) 15! 「っ!? …いよっと!」
スライ : (ころころ…) 13だ 「なんつーかサ。俺様、絶対落ちると思ったんだケド」
GM : さて、お次はミレイア 目標値14で危険感知
ミレイア : あらら…(ころころ…) 16
GM : くっ!? トラップ『スパイクボード』を回避しました
ミレイア : 「…っ! 危ないわね〜♪」 ハイジャンプでぴょんと回避したです♪

アルマ : …GM、私が床を調べながら進む事は可能かしら?
GM : トラップ探知は無理です。エンゲージ系の罠は
アルマ : つまるところ何らかの条件で狙い撃ちか…
GM : 廊下の残り距離、あと30mくらい
アルマ : 「……」
スライ : 「まァ、若さってなんだ♪ 振り向かない事さ♪ って書いてあったしネェ」
ミレイア : 「とにかく走って切り抜けちゃいましょう〜」
アルマ : 「わかった(先頭をそのまま歩く)」
GM : エンゲージ関係はそのまま? では、もう10m進んだトコロで、スレイ・エア・ミントは危険感知。目標値12
ミント : またぁー?(ころころ…) 13、成功?
スライ : ミント嬢脅威の出目
エア : (ころころ…) 11の(ころころ…) 11。お、落ちた
スライ : (ころころ…) 8で失敗。今度は流石に落ちそうだナ…(ころころ…) 11、ひゅ〜っ
GM : また『落とし穴』なので、ダメージヨロ
スライ : 「…まぁ、そう何度も都合よくは行かないもんだ〜…(落下中)」
エア : 「…? うわわっ!?」
アルマ : サモン・アラクネ 落下しかけた二人に蜘蛛の糸がささっと (ころころ…) ダメージ6点減少、落下速度が衰えます
スライ : 6点減少して2点通った。
エア : 同じく、ってトコかな?
GM : そしてミレイアも危険感知、目標値は14ね
ミレイア : (ころころ…)15! 「…っ! またなのぅ?♪」 ぴょんと回避〜♪
GM : くっ!? 何故避けられるミレイア!
ミレイア : ん〜なんとなく?♪

GM : さて残り20m。どうする?
エア : な、なんか凄い厄介な…
ミレイア : ん〜先頭のエンゲージが安全なのかも…
アルマ : 誰かが踏むと、その次のエンゲージに攻撃がくる、とかね
ミレイア : 「もしかして隊列が後ろの人ほど危険なんじゃない?」
スライ : 「それっしょ? コレ、チキンな奴=後ろにいる奴なんだからサ」
アルマ : 「だが致命的な罠があった場合、私が先頭で感知せねばならない。隊列を分散しないか?」
スライ : 「エンゲージ細かくすると、後ろに行くほどトラップが致命傷になりそうな気がするんだけどサ」


 ここでしばらく、方針について議論に花が咲く
 アルマの「まとまった所で罠が怖い」案と、スライの「後列は危険じゃないか?」案が拮抗した為である
 隊列が固まるよう仕向けた後、本命の罠で全滅を狙うのはダンジョン作りの基本である(笑) しかし…


スライ : 「コレ、戦士の試練だろ? それなら、もう全員同じエンゲージで進んでも構わないような気がするんだよネェ…そこんとこどう思う? アルマ姐さん」
アルマ : 「全員落ちるだけだと思うんだが…」
エア : 「もう、めんどくさいから俺一人で突っ走る!」 と駆け出す気まんまん
スライ : 「マテヤギルマス」
エア : 「おおぅ?(襟を引かれる)」

スライ : 「あ、一応言っとくけどサ。振り向いたり後退したりっていうのはナシネ」
ミレイア : 「うん、戻れば今まで以上に危なそう…」


 結論を言うと、スレイが正解。
 この試練、誰か通過する度に危険度の上昇する『罠ポイント』が4箇所にあるだけの単純構造である
 突撃バカに有利な度胸試し。戦士たるもの、罠など怖れず、自らの耐久力に自信を持って欲しいものだ(笑)
 …それが本当に戦士の資質か、という話はさておいて。ほら、TRPGだと戦士って大抵…ねぇ?w


アルマ : 「ギルドマスターの指示を仰ぐ」
エア : 「お、おれ…?」(汗
ミレイア : 「うん♪ どっちがいいとおもう?」
スライ : 「ま、決断するのがお仕事だしネェ」
ミレイア : 「とりあえず10mだけ皆まとまって進んでみる? どう?」
エア : 「うー、そだな。それでどうだろ?」
アルマ : 「OKだ。 …どうせ私には攻撃あたらんしな(ぼそ」
スライ : 「…邪悪な顔した姐さんも可愛いネェ。俺もOKだぜ」
ミント : みんなの裾をつかんで、ついて行きます。ほぇー ぴたぴた

GM : では10m ……特に何もありませんでした。 残りは10m
エア : 「………な、なんにもないみたいだなぁ」
ミレイア : 「取り合えず、何も起こらないっと♪」
スライ : 「一応この10m何にもなかった訳だけど。ラストも皆一緒に行く?」
アルマ : 「…」
エア : 「行こう、迷っている時間なんかないっ!」
ミレイア : 「はーい、このまま進みましょう♪」

GM : はい、無事に出口扉につきました。扉には碑文があり

 戦士は度胸! 己のHPを信じよ!


GM : …と刻まれていました
エア : 「うんうん、やっぱり戦士は度胸!」
スライ : 「俺様、一応神に仕える身なんだけど」
アルマ : 「…先に進もう」
ミレイア : 「うん、了解♪」


5.試練の2「知力≒破壊力?」

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