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自律判定

GM:では…
雪月恋歌:…恐怖の自律判定…
GM:おぅ!恋歌、先に言ってくれてありがとう…では。振ってもらおうか?
西園寺ようこ:うーん、最後に白川涼に取ります。ロイスを。意思無き刃じゃなく、涼で
立木芽衣子:とりあえず80%まで落ちました
矢崎和彦:(ころころ)……あ゛
GM:……(にっこり肩ぽむ
西園寺ようこ:帰還不能……
矢崎和彦:経験点を投げ捨てるぜ(ころころ)まぁ帰って来れました
雪月恋歌:ようこに対してロイスをとって、侵食率分放棄、2倍振り〜
雪月恋歌:(ころころ)セーフ…、今回はセーフ…
西園寺ようこ:通常振り。なるようになれ。(ころころ)成功
立木芽衣子:危ないけど(笑)
雪月恋歌:はにゃ
GM:さて、一部経験点があれだが、生還おめでとう
GM:では最後にエンディングにまいりましょう




ED1 シーンPL:矢崎和彦

   誰も通らない暗い夜道…やはり街灯は無駄に道を照らし続ける


矢崎和彦:「……あ゛ー…しんどいしんどい…」火のついた煙草をくわえながら、ふと立ち止まる
GM:以前事件があった現場、見渡す先には、不自然なほど……事件の痕跡はない
矢崎和彦:「ったく、やってらんねぇよなぁ。給料も、安いし……頭に来る仕事ばっかだし」ぶつぶつと呟き、夜空を見上げる
GM:見上げた空には、満天の星空
矢崎和彦:「ちくしょうが……」 空に向けて息を吐き出す

   白い息は、安っぽい空に飲まれて消える…

GM:そんな時、小さな音が耳に入る……ようく聞かないと聞き取れない程の……
矢崎和彦:「……んぁ?」 煙草を側溝に投げ捨てて耳をすませる
GM:耳を澄ます……まだ聞き取りづらい
矢崎和彦:「ちっ、なんだってんだか」 音の聞こえたほうへと歩いていく
GM:1歩…それは何となく、聞き覚えのある音
GM:1歩……それは、好きになれない……いや、なりたくない音
矢崎和彦:「あ゛ー……」更に、恐る恐る歩を進めていく
GM:近づくにつれ、はっきりしてくるそれは……聞き慣れた……そして最も嫌いな……
GM:厄介事と気に入らない事をいっぺんに運んでくる音だった
矢崎和彦:「ちっきしょう! そういうことは他所でやってくれっつうのぉぉぉぉッ!!」

   絶叫と紫電が、夜空に向けて駆け抜ける。
   いつもの夜道は…まだ遠い

シーンエンド




西園寺ようこ:不幸だね、カズくん(ほろり)
矢崎和彦:不幸ちがー!
雪月恋歌:どちらかといえば司
矢崎和彦:NO! NO!
GM:厄介事は嫌う人間の元に集まる物ですよ?(にっこり
矢崎和彦:うわぁぁぁん




ED2 シーンPL:立木芽衣子

   照明の多くない支部長室。PCのモニターだけが一際光を放つ
   『連続殺人事件報告書』を保存しますか?……


立木芽衣子:エンターキーを押し込み、ため息をつく。
立木芽衣子:「ふぅ……。」机の引き出しを開け、薬の瓶を取り出す。
GM:白い粒が音も立てずに手のひらに転がり込む
立木芽衣子:「そろそろ死ぬかもなぁ……。」空になった瓶を机の上に置き、冷め切ったコーヒーで薬を流し込む。

   瓶を引き出しに戻そうとして、四角いモノが視界に入る。

立木芽衣子:「………。」十数人の子供が映った写真の入った写真立て。しかし殆どの子供たちの顔は黒く塗りつぶされている。
立木芽衣子:「………。」椅子ごと窓のほうへ向き、抱き込むように写真を眺める。
立木芽衣子:「……ねえ、みんな……私、頑張ってるよね?」
GM:写真の中の彼は、変わらない笑顔で、その問いを受けるだけ……
立木芽衣子:「……ねえ、涼くん……。」真新しい黒の上を、白い指が撫でる。

   黒く塗りつぶされたそれは見えない……
   しかし、撫でる指はその笑顔を感じる様な気がした……

シーンエンド




立木芽衣子:何だか知らないうちにどんどん設定が増えてるんですが(遠い目)
GM:おっ!俺のせいじゃないやい!!
立木芽衣子:俺のせいだー!
西園寺ようこ:あはははは




ED3 シーンPL:雪月恋歌

   空は快晴……風が吹きぬけ髪がなびく…目の前には親友が眠る場所


雪月恋歌:「…さつきちゃん…」 ぽつりと呟きながらしゃがみこんで花を供える
雪月恋歌:「…敵討ち…したよ? でも…また悲しみを生んだだけでね…」 無表情のまま語りかける
GM:花がなびく……眠る者が応えるわけはない。それもわかっているのに…
雪月恋歌:「やっぱり私って…不器用だね…。 自分でどうしたらいいのかもわからないや…」
雪月恋歌:答えを待ち望むようにずっと…お墓を眺め続ける

   『ねぇ……笑って』

雪月恋歌:「…あっ…」 小さく呟いてから…ぎこちなく、でも嬉しそうに笑みを浮かべる
GM:聞こえたわけじゃない。死者が蘇る筈もない……今のただの記憶の中の言葉
雪月恋歌:「…ありがとう…さつきちゃん。 本当にありがとう…」 届かなくてもいいからお礼を言い…立ち上がる
雪月恋歌:「…また来るね…次はいっぱい笑えるようになって…」 微笑を浮かべ、歩き出す

   吹き抜ける風と共に、1人でも歩き出す。
   彼女の思い出と、新しい想いを持って……

シーンエンド




雪月恋歌:ふぅ……最近異様に疲れました…シリアスで
GM:シクシクシク………(イジイジ
雪月恋歌:(なでなで




ED4 シーンPL:  ようこ

   気が付くと、いつもの天井だった
   白い天井。電球が一つの照明…いや、取り替えたんだったかな?消えてるから分かんない…


西園寺ようこ:あたしはゆっくりと身を起こす。
GM:窓の外からは日が差し込み…部屋からはいつもの匂いがする
西園寺ようこ:シャ、と音をさせ、カーテンを開け…強くなった日差しの光に目を細めて何があったか思い出す…
西園寺ようこ:「あたし…いつの間に帰ってきたんだろ…?それとも、誰かが運んだのかな…」
西園寺ようこ:ベッドから足を抜いて、床を踏みしめると少しふらついた…雨に打たれたせいか、精神的なものかは自分でも分かんない
GM:そして、記憶にあるとおり、ドアを開けて君を起こしに来る声は聞こえない
西園寺ようこ:「…」伏し目がちにノブに手をかけ、回す…
西園寺ようこ:ここにいる意味は、ない…そう思った。それ以上に、ここは『懐かしい匂い』がありすぎて、辛い…

   ドアの先には綾の背中が迎えた部屋…一緒に見たテレビ……食事を取ったテーブル…そして
   すべてを変えた。小さな棚の上に鎮座する『電話』


西園寺ようこ:「この電話が無かったら…何か変わってたのかなぁ…?」そっと電話に指を伸ばし…着信履歴を表示させる…
GM:ディスプレイに次々表示される。履歴……隣のおばさん……帰りに電話した自分の名前……
西園寺ようこ:「……」そして、一つの表示の所で、操作の手が止まる。
GM:余り思い出したくない名前、涼……………そして、綾
西園寺ようこ:「…これ…あの後の…?」
GM:時間は戦いの前夜……メッセージ付きで履歴が残る
西園寺ようこ:震える指で…メッセージを再生する。
GM:電話はピーっと言う音と共に中身を再生する
GM/白川綾:『ヨーコ!?あれ……居ないのか?……どこいったんだろ?』
西園寺ようこ:綾さんの声…当たり前の事を思いながら、電話を見つめる視界がふと、歪んだ。
GM/白川綾:『まぁいいや…帰ってきた時のために一応、残しとくね?ちゃんと聞くんだよ?』
GM/白川綾:『ヨーコ…ごめん。人伝に言おうかと思ったんだけど、やっぱり言うわ……』
西園寺ようこ:「…」声も出さず、先を待つ。
GM/白川綾:『ごめん。私………多分もう家に戻れないや』
西園寺ようこ:その瞬間、分かっていた事なのに…びく、と体が震えた。綾さんの声で言われたからだと、思う…。
GM/白川綾:『だから……私の事は忘れて、親御さんの元に帰るんだぞ?一方的だけど……約束ね?あははは(乾いた笑い声)』
西園寺ようこ:「…綾さん…」そういえば、綾さんには事情を一切話してなかったのを思い出す。
西園寺ようこ:話してたら、私のために残ってくれたかな…なんていうのは都合が良すぎる話だって…思考を打ち消した。
GM/白川綾:『これは、絶対な約束!!撤回無し……もちろん反論も無しね?』
西園寺ようこ:「…うん…」電話に向かい、小さく小さく…呟く…。
GM/白川綾:『だからもうお別れ……じゃあね!…………』
西園寺ようこ:「…」
GM/白川綾:『…………』

   再生終了ボタンに手をかけ、押せずにいる…まだ何か残ってる気がして…

GM:テープは沈黙を吐き出し続ける……
西園寺ようこ:沈黙が続く限り、あたしは待った。…凄く長かった気もするし、割とすぐだった気もする。
GM/白川綾:『………………でももし』
西園寺ようこ:「…!」慌てて再生ボタンからてをはなす。
GM/白川綾:『万が一家に戻るときがあったら………その時は……』
西園寺ようこ:「…その時は…?」我知らず、声が出ていた。
GM/白川綾:『引き出しの…………』
西園寺ようこ:「…引き出し…?」ふと、電話から目を離して…そこを見る。
GM/白川綾:『あぁ〜〜〜!!やっぱやめ!どうせここまで聞いてないだろうし』
GM/白川綾:『だからいいや!!よし!私は言い切った!!うん!』
GM/白川綾:『もう!!……それにどうせ聞いてないから、最後に言っちゃえ……』
西園寺ようこ:「…?」

   『ヨーコ。大好きだよ……君との生活、楽しかった……』

GM/白川綾:『はぁ……やっぱちょっと恥かしいや』

   ブツッ!ツー…ツー…ツー…

西園寺ようこ:「…うん…あたしも…楽しかった…。…大好きだよ、綾さん…今でも…。」
西園寺ようこ:呟き、引き出しに手を伸ばす…躊躇ったのは一瞬。ゆっくりと引っ張り出す。
GM:引き出された場所に入っていたのは、一通の封筒
西園寺ようこ:やぶかないように気をつけて…あけて、中を確認する…。
GM:中には言って居たのは……

―――――『養子縁組届』――――――

GM:当然、裁判所や実親の許可を得ていないため、空欄が多い……
西園寺ようこ:「…!」それを見た瞬間、膝がかくんと崩れた…。お父さんの時は泣かなかった。実感無くてタイミングを失って。
西園寺ようこ:でも、今度は…綾さんを思って、泣いた。ボロボロ泣いて、気がついたら涙で滲ませながら子の欄に自分の名前を書いてた。

   大切な人は居ない場所。残ったのは効果を成さないただの紙切れ…

西園寺ようこ:でも、あたしはそれを大事にビニールで包んで、ポケットに入れた…。それで、何か救われた気がした…。

   大切なものを失ったこの場所で……
   大切な想いを得て………
   新しい何かが動き始める


西園寺ようこ:「綾さん…あたし、生きていくね…それが綾さんが望んだ事だって、そう思うから…」
西園寺ようこ:「…あたし…生きてく…。家には、帰れないけど…母さんを探してみる。」
西園寺ようこ:そして…玄関のドアを開けながら、家の中に向かって「だから…安心してね…?」

   “パタン”と扉が閉まる。暖かな日々の余韻を部屋に残して…

DXセッション『優しき日々の終わり』 完  




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