琵琶湖疎水計画
近畿一帯で進められている大規模な計画。
琵琶湖から京、京から大阪湾までを治水し、上下水道を確保する、という大がかりなもの。
当然ながら、江戸の技術でできるものではなく、時空破断を利用したものだと思われる。
いくつもの水門がすでに設置されており、これらが閉じられることによって現在琵琶湖の水位が上昇している。
その裏には何か、別の目的があるらしい。
伊東心兵衛
近江商人の出世頭。単身で世に出、めきめきと頭角を現した天才的な商人。
実は過去に日野富子による出資を受けており、それ以来人が変わった用に苛烈な手を取るようになった。
現在は金貸しも行っており、藩を相手にしている。
各藩には伊東によって指示書がとばされており、実質的な琵琶湖疎水計画の指導者である。
望月降魔
現在の甲賀忍軍の首領。と言っても現代人ではなく、未来の甲賀忍者がこの時代に現れたものである。
何の因果か、治水の技と知識を持っており、それを用いての計画のために暗躍している。
目下、失われた蝦蟇の像を探しているようである。
妖異と化しており、忍法では説明のつかない超常の力を宿している。
蝦蟇の像
一流の職人の手によって作られた信楽焼きの像。
その内部に蝦蟇の力を宿しており、琵琶湖の治水に
これを通して命令することで、無数のカエルを操ることができる。
甲賀忍軍は無数の蝦蟇を琵琶湖に放っており、この像が甲賀忍軍に渡れば蛙たちを一度に妖異へと変じることも容易であろうと思われる。
琵琶湖疎水の陰謀
琵琶湖疎水計画の本当の狙いとは、琵琶湖の水位を上げ、ため込んだ水を一度に京に流すことで、京を壊滅させることにある。
そのため、甲賀忍軍は琵琶湖に大きな影響力を及ぼす蝦蟇の神の力を奪って像に封じた。
富子はこうして公家や武家の家を奪い、壊滅した京に援助する形で朝廷の財源を牛耳ることを企んでいる。
なお、富子は京で着々と計画を進めており、PC2(椿)を伊東のもとへ送ったのは、その準備を邪魔させないためである。