第零部・今回予告!

かつて純粋な想いと共に散った、一つの命。
だが黒き衣の魔術師の鎖が、失われた命を呼び覚ます。
そして、空に赤き月が昇った…。

ナイトウィザードリプレイ『縛られし命』

悲しき過去が現れた時、運命は青年に決断を促す…。


第一部・レッツ自己紹介!


GM: えぇ、とではまず…簡単にPCの自己紹介をお願いします。自己紹介しながらでも名前は教えてください。
PL3: はーい、誰からいきましょう?
PL2: PC1から?
PL1: わ、わっかりましたー……。
GM: はい、ではお願いします。

PC1用シナリオハンドアウト 推奨サンプルキャラクター:魔術師
シナリオコネクション:エルファーシア
君は、かつてとある組織で人造人間の研究に携わっていた。
エルファーシアは君の作った人造人間の中でもかなり優秀な個体でもあった。
だが、ある夜…悲劇は、起きた。全ては数年前のあの夜に終わり、始まった…。

PL1: えーと、では、自己紹介。
PL2: ぱちぱちぱちー(笑)
PL1(以下ナル): 名前はナル・セルナ。男で年齢は……多分20ぐらい。
GM: 多分かい。(笑)
ナル: はい。エルファーシアが自分の元を去ってから長い間部屋に篭っていたので年齢が良く分からないのです。(笑)
GM: まぁ、去ったと言うか…良いや、続けて。(笑)
PL3: ひきこもり魔術師か…(笑)
PL2: 実は45歳です、マスター(笑)
GM: 45…すげー引き篭もりっぷりだ(笑)
PL4: 良く生きていられたな?(笑)
ナル: …っと、昔ロンギヌスに所属していて、その時に人造人間を作ってます。
GM: ほう、ロンギヌス所属だったのか。
PL3: いや、彼は間違えてるだけだと思います…(笑)
PL2: しー(笑)
ナル: ……何かの研究機関に属していたのです……。(汗)
PL3: ロンギヌスってアンゼロット直属の戦闘部隊だが分かってるか…?(笑)
GM: まぁ、恐らくロンギヌスに配備する人造人間を研究してたんだろう。出来がいいのを。(笑)
ナル: がーっ!? 世界観よくわからないんだよー!? ルルブないしー!!(笑)

…今になってれーせーに考えると随分無謀なセッションを試みた気がする(笑)

PL3: なるほどなるほど。元ロンギヌスだから僕とも知り合いなのか。

解説しておくと、PL3のキャラとナルはPC間コネクションを取得している。…ちなみに内容はPL3のキャラがコールドスリープする(強化の際にしたらしい)以前に兄弟のように付き合ってたというようなものである。

PL3: あ、ちなみに錬金術師ギルドは「黄金の蛇」ね?(笑)
GM: いや、別に魔術師でもある元ロンギヌスでも構いませんがね?(笑)
ナル: ……ぜはぁ、そういうことで。と、とにかく、大事なのは過去じゃないのです。
PL2: う、うまく纏めた!(笑)
ナル: 暴走して自分のもとを去ったエルファーシアを探すべく!引き篭もりからの脱出をはかります!

いちおー言っておくが…GMは失踪したとは一言も言ってない。(笑)

PL3: まだ脱出してないのかっ!?(笑)
PL4: 先は長い。
PL2: まだ引き篭ってたとは初耳です(笑)
ナル: ええ、久しぶりに人と話しました。外の世界は眩しい。あ、あと。物凄く几帳面です。(笑)
GM: いやまぁ過去も重要なんだが…ふむ、結局元がどこの所属か決めたいな。希望がなければダンガルド魔術学院か黄金の蛇が良いんだが?
ナル: にゃ、はい。では、ダンガルドの黄金の蛇で。

混ぜるな(笑)

PL3: どっちだ!?(笑)
GM: 別の組織だ、二つは!(笑)
ナル: …黄金の蛇で。
GM: 了解。(笑)
ナル:「か」が「の」に見えて……うー…しくしく。(笑)
PL3: まず集中しろ、な?(笑)
GM: まぁ、ともかくそんなところか?では次、PC2番。

PC2シナリオハンドアウト 推奨サンプルキャラクター:人造人間
シナリオコネクション:謎の声
君はPC1に作られた人造人間だ。それを君自身知っている。
PC1が作り出した何体かの人造人間。そのうちの一体が自分であると。
ある日、君は不思議な声を聞いた…。その声の主は、君に告げる…『あの人を助けて』と。

PL2(以下アレクシア): あ、はい。自己紹介いきます。マスターのナル様からはアレクシアと呼ばれております人造人間です。
GM:ふむ、アレクシア、と。
アレクシア: 女性型で17歳を数年続けています。性能はいまいちですが銃を実装しております。
GM: ああ、<<ブラッドブレッド>>ですな?
アレクシア: はい、それとたまにサーバ落ちしますので、こまめなメンテナンスが必須となっております。
GM: サーバ!?…と、とにかく要メンテだそうです、製造主。(笑)
ナル: う、はーい。大丈夫です几帳面な性格ですから…メンテ毎に変な悪戯を……。(笑)

…気のせいか死ぬほどあやしーぞ、おい(笑)

アレクシア: ケチッて容量が少ないのでたまに暴走します。えーと……それ以外は家事を普通にこなしています。
GM: メイドロボか(笑)
アレクシア: え〜、買い物もできます。たまにしか迷子になりません。銃を撃つまで自分カウントで三回まで我慢します。…よろしくお願いします。(ペコリ)
GM: …何故だろう、とても危険なメンツに思えてきた。(笑)
PL3: はっはっは、そんなバカな。(笑)
GM: ま、まぁとにかく…PC3番。

PC3用シナリオハンドアウト 推奨サンプルキャラクター:強化人間
シナリオコネクション:アンゼロット
君はアンゼロットの率いる精鋭戦闘集団ロンギヌスの一員である。
アンゼロットの命により、戦い、世界を救う毎日。
今日も今日とて、君は指令を受けにアンゼロットの私室へと向かうのであった。

PL3(以下イシト): はーい。えー、名前はイシト。で、GM、どんな設定でしたっけ

のっけからそーくるか

GM: 君のキャラはロンギヌスの強化人間、ですな。アンゼロット直属の。
イシト: はい。アンゼロットの下で日夜戦い続けている、ロンギヌスのお茶くみ係です。年齢は…えーっと、冷凍保存されていた時期があったのでよく分かりません。見かけ的には15,6。
GM: …家事だのお茶くみだの…君ら本当にウィザードか?(笑)
イシト: バカな。戦うためだけに生み出されたので大丈夫です(笑)
GM: でもお茶は煎れるんか?
イシト: 仕事ですから
アレクシア: 勿論です。世界のゴミどもをお掃除してみます♪(キラキラ)
GM: …い、いや…それは微妙に違う…何かが…。(乾いた笑い)
イシト: 幼い時にコールドスリープを受けて、数年前に目覚めさせられて、以後いろいろな実験結果を経て今に至ります。
GM: ふむふむ…。なるほど、スリープ中に刷り込み教育とかされてそうですな。
イシト: されてそうですねぇ…んで、もちろん強化人間なので一般常識欠けてます
GM: 欠けてるんか!?(笑)
ナル: もちろんなんだ?(笑)
PL4: ゆがんで入ってるんですね。(笑)
イシト: 知識も欠けてるし倫理も欠けてるし表情も欠けてます。総じて色々足りません
GM: 機械っぽいんですな…リプレイの氷室灯みたいな感じ?

エンターブレイン刊・菊池たけし著・ナイトウィザードリプレイ『赤き月の巫女』参照である。(宣伝か)

イシト: えぇ、そんな感じです。かいま見せる人間らしさで萌えさせます。以上。
GM: 男キャラで萌えさせるのか…うむ、頑張ってくれ。では、最後(笑)

PC4用シナリオハンドアウト 推奨サンプルキャラクター:勇者
シナリオコネクション:アレクサンドル・クロイツァー
君は、世界を救う宿命を持つ勇者である。また、それを自覚している。
勇者には、それぞれその勇者が救うべき世界の危機があるらしい。君は今までそれに当たる事はなかった。
なぜなら、今回その宿命が君に課せられたのだから…。そして君は、黄金の蛇へと向かった…。


PL4: …GM、質問いいですか?
GM: どうぞ?
PL4: …舞台は日本ですか?
GM: 違いますな。スタート地点はそれぞれで構いませんが。
アレクシア: 舞台が日本だったら私は屋敷と秋葉原を往復する日々を……
GM: 痛っ!?(笑)
ナル: それは主人の所為だと言いたげですが!?秋葉原!(笑)
GM: むしろ主人、自分で行くんじゃないか?秋葉原。メイドカフェあるし(笑)
ナル: 行きません。人間怖いです。

ここまで来ればむしろ天晴れである(笑)

イシト: つまるところ、国籍や人種なんてどうでも良いよ、ってことだ。
PL4: はーい、分かりました。
GM: ちなみに、最終的にはイギリスに行ってもらいますがそこに至る経緯は調整しますので。
アレクシア: (ばるばる)
PL4: (きゃー!)
イシト: さっさと名乗れ!(笑)

…聞けよ、人の話。(笑)
……。
な、なんにせよ説明しよう。アレクシアは性格決定表により、性格が『ばるばる』となっている。
一方、PL4はPC間の関係表によりアレクシアに恐怖を抱いている。これを双方相談し、『ばるばる恐怖症』となったのである。
…GMが言うのもなんだが、わけ分かりません。(笑)

GM: ……。まぁ、そんな事は良い。で、続きどうぞ。
(PL4以下太一): 名前は土井 太一。
GM: ふむふむ
太一: 年は、25歳。新婚ほやほやで、今度子供が生まれます
イシト: その設定は…!(笑)
GM: ……。それはあれですか?死にフラグの前置きですか?(笑)
ナル: ヒッキー、メ……お手伝いさん、お茶くみ、と来て新婚パパさん………?(笑)
太一: バカな!!?他の人が危険な人ばかりだから、幸せそうな設定を考えていたんですよ(笑)
アレクシア: は、ロケットには家族の写真を。
イシト: 「私の、妻だよ……」あぁ死ぬ(笑)
GM: ふむ…しかし、新婚ほやほやで子供が生まれる…って事はもしかしてできちゃった結婚
太一: …そこは、ま、いろいろと…
アレクシア: 目を逸らしましたよ、奥さん(ヒソヒソ)
GM: (ですわね、奥さん(ひそひそ))

近所の奥さんか?(笑)

GM: …まぁ、死にフラグかそうでないかはセッションが決めてくれるでしょう。それで?
太一: えーっと…勇者ってどんな仕事でした?
GM: 勇者は仕事じゃありません(笑)
イシト: 世界の救済専用。他の用途には使えません。(きっぱり)
アレクシア: 世界結界に不幸にも選ばれちゃった人です。(きっぱり)
ナル: 嫌が応にも世界を救わなければならない存在のことだ。(きっぱり)
太一: それでは、ウィザードとして生活していなくてもいいんですね?
GM: まぁ、自分の番に世界を救えばね?けど、ウィザードとして生活する事も可能ではあります。
アレクシア: 人造人間のどこがウィザードなのか……(←のの字書いてる)
GM: 人造人間はウィザードって言うか組織の備品?(笑)
アレクシア: うわぁん!?
太一: ふむ…では、長いことウィザードとしての仕事を続けていたけれど、子供も生まれるので、危険な任務は今回が最後にしようと思っています。

土井太一…どこまでも死にフラグを立てたがる男…(笑)

GM: やっぱり死にフラグ立てにキター!?(笑)
ナル: 最後の任務、残された母子………(←ごくりと息を呑んでる)
イシト: 死ぬ気満々じゃねぇか!?(笑)
太一: そんな事は…ない?
GM: 疑問形かよ!?…えっと、まぁそんなとこ?
アレクシア: トコです。
イシト: トコですな。
太一: とこですね。
GM: うい、わっかりました。では、続いてセッション始めたいと思います。よろしくお願いしまーす。
一同: おねがいしまーす。

第二部・最後の任務は危険がイッパイ!

GM: では、まず最初のシーン。シーンPLは太一だ。
太一: うい。
GM: 君は、何故か今イギリスにいる。…いや、何故かって任務でなんだが。(笑)
太一: GM、実は、ハンドアウトが手元にないので、ロール指針が分かりません。

※実はこのメンツはセッション前にキャラメイクで一度集まっており、その時にハンドアウトを公開したのだ

アレクシア: 死にフラグを前面に。
太一: 了解!!
アレクシア: ……マジ採用ですか?(ガクガク)
GM: …(苦笑)。…君の目の前には、ダンガルド魔法学院…だった場所がある。
太一: 「…ここにくるのも、久しぶりだな。」
GM: うむ、久し振りだろうな日本に住んでたら。ただ、君の記憶のダンガルドとは大分違うな。

…太一の知っているダンガルドは多くの生徒が魔法を学ぶ、古くも活気のある場所だった。それが今は…廃墟になっている。
すっかり様子の変わった学び舎の静寂に息が詰まり…太一は足元の小石を一つ、軽く爪先で転がした。

太一: では、寒いので、コートのエリをよせて。「…あのころとは、変わってしまったのか…。」
アレクシア: 後には、おむすびと電気ジャーの残骸が残るばかり。
GM: いたんか!?戦ったんか、マユリ!?(笑)
太一: お…おむすび?(笑)
イシト: おむすびの残骸…?(笑)
GM: うむ、ダンガルドが襲われたと言う報と共に多くのウィザードが任務を受け、ここに向かった。だが、ここに今佇むのは君、ただ一人だ…。
イシト: さらに言えば奥さんの見舞いのせいで出発が遅れてしまったのだ。
ナル: 奥さんは病室の窓から空を見つつ夫の心配をしているに違いない。
GM: そうだったのか。それは仕方ないな。(笑)そして、君の成すべき事…それは、ダンガルドを襲った何者かを探し出し…倒す事だ。と、いうところで知覚力で振ってくれ。
太一: (ダイスを転がし)…合計16。
GM: はい、成功です。すると、君は廃墟の中に人の気配を感じます。
イシト: は、悪人の匂いがするっ(笑)

どんな匂いだ

太一: 「まぁ、もう終わっているのならそれでも…!、誰かいるのか!?」
GM: 応えは、ない。ただ、静かに…フードつきのローブに身を包んだ二人が廃墟から静かに出てくる。
太一: 「何だ…?だ、誰なんだ!?」そう言って、一歩足をひく。
GM: 大柄な方…恐らくこちらは男だ。そのローブ姿が、君の方をただ興味もなさそうに一瞥し、言う。「…退け。」
アレクシア: ゆ、勇者ー。頑張れ勇者ー(笑)
ナル: ファイトだ、影の主役。(笑)
太一: 素直に道を空けます
イシト: おいっ!?(笑)
アレクシア: れ、礼儀正しい…?
ナル: 変なところで日本人だ!?(笑)
GM: あ、空けるのか…で、では男…続いて女が君のすぐそばを通っていく。
太一: ではその背中に向かって「…お前達が…仲間のウィザードだと言うなら、所属を教えてくれないか?それから、ここで、何があったんだ?」だって、多勢に無勢ですよ?(笑)
GM: その声に、男が足を止め…そして、振り向きもせず底冷えするような声で言う。「…くだらん。…ここは私が壊した。…それだけだ。」…て、2対1でビビるんか、勇者!(笑)
アレクシア: 新感覚勇者?(笑)

ぜひとも旧来の古きよき伝統を守っていただきたい(笑)

イシト: 恐がりななだけ…(笑)
アレクシア: (ばるばるきしゃー!)
GM: 君、ここにはいないから!?(笑)
太一: (きゃー!)
イシト: しっかりしろ勇者ぁあああー!?(笑)
太一: では、その言葉に反応して…「仕方ない…だとすると、お前達をこのまま逃がすわけにはいかないな。」
GM: 男が、面倒そうに立ち止まった。が、振り向く様子は…ない。
イシト: いや、勇者ならまさか背中から斬りかかるなんて…ねぇ?(笑)
アレクシア: じゃあ、前に回るのですね?(笑)
太一: いや、後ろから駆け寄って攻撃!

これが勇者だ!

GM: 後ろからいったぁぁあああああ!?(爆笑)
イシト: やっぱりやりやがったぁっ!?(爆笑)
太一: 「ふ…俺があえてお前達を通したのは、これが狙いだったんだ!」
アレクシア: すげー勇者がいるよぅ…(笑)
イシト: ひでぇ…(笑)
アレクシア: わざと通して、がら空きの背中にワンパンって…(笑)
GM: だ、だが!君と男の間に小柄なもう一人の人影が割り込む!!
太一: 「…!な、なに!?」
GM: 「敵意確認、ターゲット…ロック…。攻撃シフトへ以降します。」影は抑揚のない女の声でそう言った。
イシト: ……はっ!?この展開は…まさか!?いや、今は何も言うまい。
GM: ふふ、というわけでここらで伏線を…
ナル: え、エルファーシアの匂いがする!?(笑)
GM: ……。
アレクシア: 言ってしまった!?(笑)
イシト: …しくしく(笑)

こっちが泣きたい…

太一: 「…ち、計算ミスが。」仕方がないので、このまま攻撃!
GM: 君は、剣での間合いまで踏み込んで攻撃しようとした…だが!その間合いに入り込む直前、君の腹部に弾丸が撃ち込まれる!…一瞬遅れて響く銃声…硝煙は、女の腕から上がっていた…。
イシト: 腕から銃弾…人造人間か!?(笑)
アレクシア: 正体は一体!?(笑)

やかましーわ(笑)

太一: 「ちぃ…人造人間だと!?」打たれたまま吹っ飛んで、地面に叩きつけられる。
GM: そしてそこに…男が続けて魔力の弾丸を撃ち込む!!
太一: は…!!どうすれば…?
イシト: プラーナを解放するんだ!どうせ当たるけど!(笑)
GM: 解放しなくて良いよ?どうせ演出だし。(笑)
イシト: しくしく(笑)
アレクシア: よしよし(笑)
GM: 君を飲み込む、魔力の塊。段々と君の意識は薄れていく…。
太一: 「くそっ…2対1とは…これが…最後の仕事だって言うのに…簡単には、終らないようだ…な…」倒れながら、、胸のロケットを握る。
GM: 君のその言葉を聞いてかどうか…男はふん、と鼻を鳴らして言った。「…行くぞ、エルファーシア。」
イシト: ここで血を吐けば死亡だ(笑)
GM: いや頼むからまだ死ぬな…(笑)
ナル: (いきなり)なっ、エルファーシアだってぇえええええ!?ががーっん!

あんたはこの場にいない(笑)

太一: 薄れいく意識の中、男の言葉を頭に刻み込んでおく。「エル…ふぁー…」
GM: いつしか、雨が降り…体を濡らしていく中、君は遠のく意識を手放した。と、いうところでシーン終了!
アレクシア: 凄おー。…一体何が起ころうとしているのか?
イシト: 気絶してもロケットは手放さないんだ、美しい!(笑)
太一: いまだ全ては闇の中。…おぉ、美しく終れた。(笑)
GM: さてさて、何が起こっているのだろうね?そして次のシーン。シーンPLはイシトだ。

第三部・お茶くみ強化人間、出撃す!

イシト: …はっ。ここはアレですね、ボクがアンゼロットから指示を受けるシーンですねっ。
GM: そーです。そして君は今まさに、アンゼロットの前にいます。
アレクシア: お茶組係として
太一: お茶くんできて…と。(笑)
イシト: うおいきなり!?(笑)
GM: アンゼロット「…ご苦労様です、イシト。…今日のお茶はダージリンですね?」ってやらすな(笑)

やるなよ(笑)

イシト: は、ではアンゼロットのカップにお茶を注いでから一歩下がってぴしっと立つ(笑)
GM: アンゼロット「…美味しい…今度あの男のレベルを下げる時は、せめて貴方のお茶で美味だけでも味わってもらいましょう。」

ナイトウィザードリプレイ「黒き星の皇子」参照。ファミ通文庫よりだいぜっさんはつばいちゅーである。

イシト: 「ありがとうございます……それで、ご用事とは?」……て、何回下げる気なのだろう…?(笑)
GM: アンゼロット「そうでした。実は、先日ダンガルドが襲撃された事件の話なのですが…。」ことん、アンゼロットは紅茶を置く。…とりあえず何回でも、面白く感じる限りじゃない?(笑)
アレクシア: 話、ある限り(笑)
イシト: 眉をひそめてから、言います。「……あの事件…確か、まともな生存者はゼロ、と聞きましたが…」
GM: …。アンゼロット「ええ、ですが重傷者が一人…生存しています。恐らくそろそろ意識を取り戻すはず。」
イシト: 「……それでは、ボクの任務は?」
GM: アンゼロット「それなのですが…その者と協力し、犯人を倒してある物を取り戻してもらいたいのです。」
イシト: 単刀直入に聞きます。会話を楽しむ心の余裕はないので(笑)
GM: うむ、心の欠損(笑)
イシト: 「犯人……“侵魔”でしょうか?……聞くまでもないでしょうが」
GM: アンゼロット「正直、まだ分かっていません。ですが、少なくとも『常識外の存在』ではあります。」
イシト: 「…了解しました。…では、ある物、とは…?」
GM: アンゼロット「…偉大なる魔力…タブラスマラグディーナの魔術書…。」
イシト: 「…魔術書…? それが、ダンガルドから奪われた、と言うことですね?」
GM: アンゼロット「事後の調査では、それがなくなっていたという事です。そして、犯人の狙いがその力なのだとしたら…犯人は恐らく、近い内に今度は黄金の蛇を狙うでしょう。」
イシト: 「黄金の蛇?…何故でしょう?」
GM: アンゼロット「タブラスマラグディーナは、危険な力…故に、モノリスとバイブルとを分けてそれぞれの魔術組織が管理していたのです。つまり…魔術所を使うつもりなら、黄金の蛇の管理するモノリスも必要なのです。」
イシト: 「なるほど」で、少し目を閉じて沈黙してから「……記憶しました」
アレクシア: なるほど。つまりアレですね? 無感情系の機械人間はイシト君に任せて、こっちはばるばるやってろ…と
GM: てか、ばるばるしたいのか?
アレクシア: てへっ♪
GM: てへじゃねぇぇえええええええええ!?(笑)
太一: ばるばるやられると怖いであります。
イシト: …ノーコメント(笑)
GM: と、とにかく、そんな君の様子にアンゼロットは満足そうに頷き、言う。「…よろしい、では早速出発し、大英病院に入院中の土井太一という男を叩き起こしてでも合流し、黄金の蛇へ向かってください。」
イシト: 「……了解しました。すぐに戻ります、最愛のアンゼロット様」…と、ボクは頭を下げて…ティーポットを拾い上げて、“月衣”にしまい込んでから部屋を出て行きます。
GM: 「期待していますよ?大事な私のロンギヌス0…。」って、0!?
イシト: …ゼロ…?(笑)
GM: 適当こいたら凄そうだ。きっと、また他のロンギヌスとは一線を隔してるんだろう(笑)
イシト: 確かロンギヌスは1〜8…いやまぁ、深く考えない方が良さそうだ(笑)
GM: うん、それに関しては8人じゃ足りないじゃんと田中天が言ってたし、それはそれ。(笑)

予断だが、プレイ当時『ロンギヌス』は未発表であった

GM: と、いうところでシーンを…
イシト: ……あ、そうだ。
GM: ん?
イシト: 戻ってきてマイカップを月衣に入れて又出て行きます。ばたん。かちゃかちゃ、ばたん。
GM: はいはい、ではシーン終了(笑)
イシト: ふぅ(笑)
GM: 次はシーンPLアレクシア。
アレクシア: あ、はい。

第四部・ばるばる人造人間、逮捕!

GM: 君は、今…えー、家事をしてるのかな?(笑)
アレクシア: はい、マスターの○○回目のお誕生日に備えてケーキを作ろうとしています。
イシト: 家事に見せかけた破壊活動か、破壊活動に見せかけた家事か…。
GM: 誕生日、近いんだ…?(笑)
ナル: 近いの?(笑)
GM: まぁ、近いという事で。(ぉ)
ナル: もう自分の誕生日が何時だったか、というより今日がいつだったか……(笑)
アレクシア: そこで気が付くのです。
GM: ほ、ほほう、何に!?
アレクシア: 「は、いけません。ケーキを作るのに必要なクリームを買い忘れていました。買いに行かなくては」
GM: うむ。では、そんなこんなで買い物しようと街まで出かけたら…。
アレクシア: 「あと、小麦粉と苺と……」
イシト: 何も買ってなんじゃないですか(笑)
GM: 突然、耳鳴りらしきものが…。
太一: えぇ、財布をわすれて陽気なアレクシアじゃないんですか!?(笑)
アレクシア: 書き置きだけを残して、出て行こうとして……「……ッ!?」 キィ…―ン
GM: やがて、耳鳴りはしっかりとした声へと変わっていきます。女性の声です。
アレクシア: 耳を押さえようとしてよろめきます。財布は勿論上着に入れています。別の上着着ていきますが(笑)

どうしても財布を忘れたいらしい

アレクシア: 「……観測データ、不明。不正アクセスの疑いあり、自己メンテナンス始動……」
GM: ともかく、声は段々と聞き取りやすくなり…「…すけて…あの、人を…助けて…。」で、メンテナンスを開始するとメンテナンスファイル・エラーと出る。(笑)
アレクシア: エラー!? 「ERROR…ERROR…ERROR…」(笑)
GM: うむ、まぁ進入は続く(笑)
アレクシア: なんとか対抗しようとします。…一分後、負けました。頭からプシューと煙が出てきます。
GM: 負けるんか!?ま、まぁそんな君に、声は続ける。「あの人を…助けて。このままでは、私が…あの人を…。」
アレクシア: 「……あの人は、スデニヒキコモ……」 ぷしゅー…ぱす、ぱす、ぱす
GM: ……。(汗)声は、最後にこう伝えます。「あの人を、ナルを殺してしまう…。」そこで侵入は終了し、機能が回復します…。
アレクシア: 「………はっ! 私は一体何を!?」
GM: そして、機能回復した君は、気付くのだ。それは、何者かの切ない感情…哀しいまでの、想い…。
アレクシア: 「……これは、涙? いや、そんな機能はない、はず」 つぅ…と頬を伝う滴
ナル: 涙……とみせかけて実はただのレンズ洗浄液とか。(笑)
GM: あんた台無しだ!?(笑)
アレクシア: 「何故、私は……こうも、締め付けられる? 機能不全? マスターに、修理……してもらわないと……」
GM: そして、君は買い物籠を持ったままふらふらとスーパーを出て行こうとして…警備員に呼び止められると。(笑)
アレクシア: 頭からモクモク煙を出しながら帰……はい?
GM: 煙!?い、いやまぁさておき…しかも、財布がないわけだ。(笑)
アレクシア: 「……財布?」 ぱたぱた
太一: こういうのを、一般的に怪しい人間と言うわけですね(笑)
GM: まぁ、結局品物を戻し、籠を返して戻ると。(笑)
イシト: もっと単純に万引きでいいんじゃないか?(笑)
GM: 財布を、忘れて、スーパーでまんーびき。替え歌通りかい。

何の替え歌かは気にしないよーに(笑)

アレクシア: 「……まけろ」 ジャキッ
GM: 強盗すんなぁぁあああああああ!?(笑)
ナル: あああ、自分の造った人造人間がどんどん非行っていうか犯罪に……(笑)
アレクシア: シーンカット、ですね。次回は留置場から。マスターが迎えに来てくれます♪
GM: 良いのか!?それで良いのか!?(笑)
太一: マスターひきこもってるのに(笑)
アレクシア: しまったぁあああああ!?(笑)
ナル: アレクシアがいないと一人でそとにもいけないのに!?(笑)
アレクシア: まぁ、いざとなったら脱獄します。こう、ドリルで
GM: ど、どんどん悪事が…。ええい、ともかく最後!シーンPCはナル!!(笑)
ナル: ら、らじゃーっ(笑)

第五部・引き篭もり魔術師の見る夢は?

GM: …君は、夢を見ていた。
ナル: ほほう。「……これは、いつもの夢か」…最近よく同じ夢を見るのです。……多分。
GM: い、いつもなのか!じゃあそういう事で。見慣れた研究室。培養液に浸かった幾つもの実験体。それを、無機質な表情で見上げる少女。…ちなみに、中にはロールアウト前のアレクシアもいます(笑)
アレクシア: 名前はまだ『ばるばる(仮)』でしたが
ナル: ふよふよとした浮遊感を身体に感じつつ、自分もたんたんと目の前の光景を眺めています。
GM: うむ、そしてなんとも奇妙な話だが…君は研究室に入ってくる過去の自分を見た。
ナル: 「あれからどれぐらいたったのだろう……懐かしいな……」とかなんとか思いつつ。「……何時見てもカッコイイなー、私
イシト: ……ナルシストだって話は聞いてないぞ(笑)
GM: まぁ、別にナルシストじゃいけないって事もないが…とにかく彼女…エルファーシアは言った。「…私は、あの中のどなたに引き取られていくのでしょう?」
太一: ナルシストは引きこもりになるのかな?
ナル: うむり、しわ一つ無い白衣が似合ってる……と自分で思っているのです。
イシト: 鏡があればそれでいいんだろう(笑)
GM: …。…ち、ちなみにどうします?過去の自分はロールします?
ナル: します(笑)
GM: ではどうぞ(笑)ちなみに、彼女が言っているのは今日顔合わせをした数人のウィザード組織の重鎮だ。また、或いは黄金の蛇への出資者もいる。
ナル: 「……それはわからない、けどね。君がどこに言っても僕は君の事を大切に思ってるよ?」と、エルファーシアに語りかけます。エルファーシアは誰にも渡さないぞと、心の中では思いつつ。
GM: うむ。…そして、彼女は言う。「…はい。」それは、小さく、無機質な声。だが、心の中では思う。『もし、私が涙を流せたら…ここで泣けたら貴方は私をずっとそばに置いてくれるだろうか?』と。
アレクシア: 私はー? マスター(笑)(←売れ残り品)
イシト: だってばるばるだから…(笑)
GM: 売れ残ったのか!?まぁ、ばるばるだからなー(笑)
太一: まぁ、ばるばるじゃぁね…(笑)
アレクシア: う、うわぁーん!?
ナル: あの、豚どもの誰にもエルファーシアをくれてやるものか、と思いながらきゅっと拳を握るのです。「引き取り先で、大切にされることを願ってるよ」
GM: ちなみに、渡さない、という選択肢は君も、彼女も不幸にする。逆に、引き渡せば彼女は幸せに過ごせて、君も名誉と金が入ってくる。それがベストな選択なんだと君は思うしかなかった。
イシト: もともとそのために作ったんですしね。
アレクシア: …不幸?
GM: …幸せですか?君。
アレクシア: あの、私…いえ、なんでも。
太一: 渡さないではなく、渡せないだから、幸せでしょう(笑)
GM: 「はい…マスター…。」そう言って、彼女は握られた自分の手を…そして握った君の手を見つめる。
ナル: しかし、育ててる間に愛着が湧くのは当然のこと
GM: ええ、君にも…彼女にも。
ナル: そんな二人の光景を遠くから見つめる、私。夢ですし。そして「エルファーシア……」と、ぽつり呟きます。

そして、ややあって彼女はポケットからガラス玉を取り出す。人造人間である彼女の、数少ない私物。数少ない、宝物。

GM: 彼女は、自分を呼ぶ声に顔を上げ、二つ持ったガラス玉の内、一つを君に差し出す。
ナル: 「これは……いいのかい?大切なものなんじゃ……」
GM: 「一つは…私が…。…一つは…貴方が…。」そう言って、彼女は君の手にガラス玉を置いた…。
ナル: 「………ありがとう。大切に、大切にするよ」言いながら片方の手でエルの頬を撫でるのです。
GM: はい。といった所で、一旦シーン終了。けど、まだ夢は続きます。(笑)
イシト: 寝っぱなしか!?(笑)
GM: うむ(笑)
ナル: うむ、いつもなら適当な時間でアレクシアが起こしてくれるはずなんだ。
GM: だが今日はいない。(笑)
その頃のアレクシア: マスター!?(ガシャンガシャン)
ナル: だから、寝っぱなし。(笑)
GM: まぁ、あれくらいで牢屋入りはないだろうけどね。と、ここでおもむろにマスターシーンが入る。
イシト: む。

第六部・錬金組織、壊滅!

GM: …炎上する黄金の蛇本部…。攻め入るは、ただ二人。いや、一人と一体…。黄金の蛇のウィザード達は果敢に挑むも…。「うわぁー、だめだー!?
イシト: …ダメな連中め…(笑)
GM: NPCですから(笑)
アレクシア: (いきなりウィザードA)「至急増援求む! 至急増援求む! こいつら化け物うぎゃー!?」(笑)
ナル: 「ひっ、ひぃーたすけ……」這って逃げるも炎に飲み込まれるウィザードB!(笑)
GM: …そして、絶え間なく続く悲鳴。それが終えた時、男は言った。「…よし、これでいい。後は、月匣を張って…ゆっくり進めるとしよう…。」
太一: ……。
GM: 最後に、男は初めて口元に笑みを浮かべながら言った。「…さあ、はじめよう。ナルよ…。」といった所でシーン終了ー。
ナル: なっ、なにぃいいい!?なにをしている私っ!?(笑)
太一: ナルと彼の間に一体何が…?
GM: さて…で、次。夢の続き。(笑)
イシト: のんきな!(笑)
アレクシア: マスター!?(ガシャンガシャン)
GM: (ナレーション風に)そんな君の声は、マスターの耳に届いていなかった。(笑)



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