第七部・夢の、続き…

GM: シーンは少々変わる。最初は全員登場不可だ。途中、指示があったらナルは出てきてください。
ナル: 了解。しかし…はーっはっは、いつまで寝てるんだろう私。
GM: ちなみにこのシーンの内容は、本当は君は知らない。知らないはずのところを何故か夢に見てる。そんな感じ。
イシト: 予知夢、とか…そんな感じ?
GM: 過去だけどね、そんな感じ。
イシト: すげぇ、ちょーのーりょくしゃだ(笑)
ナル: おお、超能力ー。了解です。超能力者はよく寝てます。
アレクシア: うぅ、GMがマスターの引き篭もりを促進させていますぅ(笑)

別に私のせいじゃない…と、思う(笑)

GM: じゃ、描写を始めるぞ。(咳払い)

男が廊下を歩いている…中年も過ぎた少々品のない男だ。男は大股で歩きながら、ぼやく。
「えぇい、このままではエルファーシアはアンゼロットかマーリンにとられてしまうではないか。」
忌々しげに言う男に、背後から底冷えのするような男の声が届く。
「…ならば、力ずくで奪ってしまえばどうです?」
男がぎょっとして振り向くと同時、背後に現れたローブ姿の男は開いた手を男の額に押し当てるようにして呟く。
「そうしてしまいなさい…私が貴方に力を貸してあげよう…」
そして、しばらくの後、男はエルファーシアの私室の扉を乱暴に開いていた。その目に意思の光はなく、たぎった欲望だけがぎらついていた。
エルファーシアは振り向き、言う。
「…ヴィンダー卿?一体、どうなされ…」そこまで言って、エルファーシアは男に突き飛ばされていた。

ナル: ええいっくそ、エルファーシアになにをするー!?(笑)
GM: もう少し待ってろ!(笑)

男は、狂気の目でにじり寄りながら、「ワシのものだ…ワシのものだ…」と壊れた機械のように呟く。
そして、エルファーシアは気付いた。自分と卿の間に、大事なガラス玉が零れ落ちた事に。
慌てて手を伸ばす、エルファーシア。その手が届く直前…ベキ…という音がして、ガラス玉は男の足の下に消えていた。
エルファーシアが、声にならない悲鳴を上げ、そしてその腕を男に向けて…。

GM: …ちなみに、現実には、君はこの時の悲鳴で気がつき、駆けつけた。と、いう事で登場どうぞ。
ナル: む、じゃあ颯爽と駆けつけようとして……
GM: …?して?
ナル: 「エルファーシア!?一体どうしうわぁっ!?」おもいっきりつまずきました。自分の足に
アレクシア: うわ、カッコ悪い!?
GM: 無理矢理面白くするなよ!?(気を取り直して)…えー、では…ぬるり
ナル: そして、立ち上がりつつ目の前の奴らを指差して言おう。「貴様らっ、何者だ!?」…。…て、ぬるり?
GM: いや、なんと言いますか…目の前の人…どう見ても死んでます
太一: 死体に指差す。
GM: 血が部屋中に飛び散り、まるで内装が変わったかのような…。
イシト: …声にならない悲鳴、って言ったよな、あの、マスター、その悲鳴って…?
ナル: 「…なっ!?一体何が!?」…きっと直感的に感じたんだ。エルファーシあの叫びを。
太一: てことは…エルファーシアがやった時の悲鳴…?
GM: ええ、とりあえず悲鳴はエルファーシアのものです。
イシト: ふむ。
GM: 部屋の隅には、血だらけのエルファーシア。砕けたガラス玉を掌に載せ、虚ろな目を君に向けて言う。「…どうしよう…?壊れてしまった…私と貴方の…絆が…。」
ナル: 「え、エルファーシア……それより一体何が…?体は……大丈夫なのか?」状況に混乱しつつも、エルファーシアのそばに膝を下ろします。
GM: 彼女は壊れてしまったように…君の方に血だらけの手に乗せたガラス玉を差し出しながら幽霊のように身を寄せて来る。「…ナル…どうしよう…?」で、知覚で判定どうぞ。
ナル: (ころころ…出目は3)………げふぅっ!?
イシト: あぶねー…確かファンブル値、2だよな?(笑)
アレクシア: すごいや。流石は主人公(笑)
GM: では、その惨状に気をとられ、君は気がつかなかった。部屋に近付く、足音に…。
ナル: 危険なかおりー……しくしく。
GM: 「何事だ!?」「な、き、卿!?これは一体!?」「お、おい!とにかくこの部屋の中の人間を捕らえておけ!!」数人の魔術師が部屋に入ってきます。
ナル: 「き、君たちは!?ま、まてっ、私とエルファーシアは何も……」
GM: 「ええい、大人しくしろ!!」三人ほどが、まず手前にいる君に掴みかかる。
ナル: 「くそっ、離したまえっ……!」もちろん振り払って抵抗します。で、エルの腕を掴んで逃げようと……する。
GM: が、その手は…空を切る。見れば、いつの間にかエルファーシアは窓際へと移動していた。

いつの間にか開かれた窓からは月光が差し込み、彼女の髪を透かして、輝かせている。
彼女の白い肌が蒼ざめて見えるのは、月光のためかそれとも…。ともかく、彼女は言った。
「…今回の事は、全て私が自分の力を御し切れなかったことが原因です。」

ナル: 「お、おいっ……エルファーシア?」彼女をただ見つめる事しか出来ません。駆け寄ろうとするも、身体が縛られたようにエルファーシアを見つめるだけで動きません。
GM: うむ。そして、彼女は続けて言う。月明かりの陰になり、その表情は見えない。

「…私が咎を受けます。ですから、どうか彼には寛大なご処置を…。」

GM: そして、君は見た。雲の切れ間が変わったためか、月光に照らし出された…涙に濡れた彼女の顔を。

「はじめて、知りました…。哀しい時…人は、泣くのですね…。マスター…。」

ナル: 「咎って……」混乱した頭で必死に考えて、「まさか……エル…ファーシア。これは全部君が……?」
GM: 君の声に、彼女は応えなかった。その足を、窓の枠にかけ…そして…。
ナル: 「まてっ!?行かないでくれっ!!エルファーシアぁあああああ!!」
GM: …彼女の姿が窓の外に消え、少しして…グシャ、という音が響いた…。…そして、そこで君は目を覚ます。
ナル: がばっと毛布を跳ね除けて。「……っはぁ……はぁっ……。また、あの夢か……」
GM: そして、君の枕元にあった0−PHONEが鳴る。
ナル: やな寝覚めだ……、と。「………はい?」もちろんこの上なく不機嫌な声です。
アレクシア: は、留置場から!?

ちなみに、0−PHONEというのは、ウィザードに支給される万能携帯である。普通に携帯としても使える。

ナル: ま、マジですかっ!?(笑)
GM: …い、いや、さすがに留置場は…。電話の相手は、言った。「あー、こちら○×スーパーなんですが…。」
イシト: 変わらねぇっ!?(笑)
GM: といった辺りでシーン終了!(笑)
太一: ここで終わった!?(笑)
GM: で、次のシーン。シーンPCはアレクシア。ナルも登場で。(笑)
ナル: は、はーい……(笑)

第八部・動き出した、事態…

アレクシア: ば、場所は?
GM: 君たちは、黄昏ゆくスーパーの駐車場を歩き始めた。(笑)
ナル: や、やっぱりかぁ!?(笑)
アレクシア: 「ひっく、うっく、出来心だったんですぅ……」めそめそ
0ナル: 「マスター、大変だったんだぞ。一人で外に出るの……うっ、うう…」とぼとぼと歩きつつ。
アレクシア: 「うっうっ……ごめんなさい、マスター。財布が、煙が、不法アクセスがぁ……」 服の背を掴みながら
ナル: 「まさかこんな事で久しぶりに外に出ることになるとは思わなかったよ……」

…なんでこんなところで二人とも精神ダメージを受けているのやら…

GM: …。…そして、君達は気付く。あまりにスーパーの駐車場に不自然なそれに。
アレクシア: とぼとぼ
ナル: 「………なんだ?」不自然なそれに目が行く(笑)
イシト: 不自然…ボディビルダーか何かですか?

なんでだ

GM: 黒塗りの随分長い車。高級感を醸し出し、後部座席は6人くらい座れそうだ。そうだな、一見リムジンに見えなくも…。
イシト: リムジンだそれはっ!(笑)
アレクシア: (ピキーン)「マスター、注意してください! 致命的なバグでなければ、周囲3km以内に異常が発生しています…って、近っ!?」 がびーん
太一: 自分の方に異常が(笑)
ナル: 「ふむ、最近ではこんな車でスーパーに来るのが主流なのか?」
GM: そのリムジンからは黒服の男達が二人ほど全部座席から降りてきて、後部座席のドアを開く。中からは10代中盤と思しき異国の美少女が出てくる。金色の髪に、黒を基調とした高そうな服。そうだな、一見アンゼロットに見えなくも…。
イシト: だからそれはアンゼロットだっ!(笑)
GM: うむ、まぁ有名人だし顔くらい知ってるだろう。アンゼロットだ。(笑)
アレクシア: (イシトに)ツッコミは任せた。みんな君を頼りにボケまくるから(ビシッ)
イシト: ……嫌です…(笑)
ナル: てか、異国って…僕らどこに住んでるんです?GM(笑)
アレクシア: じゃあ、パリジェンヌ
GM: じゃあ巴里で
アレクシア: いぇあー
イシト: あんたら…(笑)

じつにいーかげんである

ナル: パリ……ヨーロッパらへんってことしか分からない…が、まぁいい
イシト: フランスだフランス、イギリスの隣(笑)
ナル: イギリス?イタリアの隣じゃなくて?
GM: …。「あなた方が…ナルさんにアレクシアさんですね?」アンゼロットはにこりとして言った。
ナル: ま、まぁ地理の勉強はいいんです。けふん。「……そうなのか?アレクシア」
アレクシア:そのようです
ナル: 「……そうですが。貴方は……」
アレクシア: 「……では、そういうことで」すたすたすた
イシト: 触らぬ神にっ!?(笑)
アレクシア: その横をマスターを連れて通り過ぎようと。
GM: 彼女はニコニコと言った。「ナイスジョークです、良い冗談です。でも、そういう冗談に付き合ってる暇はこっちにはないんじゃボケー。」あくまでにこにこと。
ナル: 「わ、私はただのパリジェンヌジョークのつもりで……」こほん、と咳をひとつ。「なにか?私の記憶に間違いが無ければ、貴方は……貴方は……えーっと

間違いもくそも思い出せていない男、ナル(笑)

アレクシア: 「……センサー機能遮断。速やかにこの空域よりの離脱をあがっ!? ……ぶ、ぶった! ぶちましたね!?

誰もぶったとは言ってない

GM:ぶって何故悪いか!?

もうぐだぐだである

イシト: …アンゼロット様…(笑)
GM: 「まぁ、立ち話もなんですし車内へどうぞ。申し送れましたが、私は世界魔術協会の長でアンゼロットと言います。」黒服が、恭しく扉を開いて待ってるぞ?(笑)
ナル: 「……乗っても大丈夫そうか?」ヒソヒソ。とアレクシアに。
アレクシア: 「くっ、この無礼なお嬢様が……マスターに何の用ですか?」と、相手を超立体的に捉え分析する赤い左眼と青い右目でジッと見る。
GM: 機能、古!?(笑)
アレクシア: 「……戦闘データ、測定不能。分かっているのは、逆らったら肉塊とスクラップが出来上がるということです」ひそひそ

ちなみに…ルールブックによるとアンゼロットのレベルは『∞』である。じつにいーかげんで素敵だ(笑)

GM: 「それは車内で…移動しながらお話します。事は一刻を争いますので。」
ナル: 「……ふむ。ならば、仕方がない。乗るか」
GM: 「ご理解いただき、恐縮です。」君らを詰め込み…いや、乗せて走り出すリムジン。
アレクシア: そして、マスターが乗った後、黒服は恭しくトランクを開けてくれた。 「………」
GM: …それでいいのか!?てか、それがいいのか!?(爆笑)
アレクシア: ぶろぉーん…
GM: …良いなら良いんだ(笑)
ナル: う、うわぁ(笑)
イシト: 備品だなんて言うから…(笑)
ナル: え、えと……「………それで、話というのは……?」窓から流れる景色を眺めつつ。
GM: あ、ちなみにトランクでも声は届くという事で。(笑)
イシト: 会話成立するんだ?(笑)
アレクシア: えぇ、なんせこの超高性能センサーがついていますから。(紙コップを当てながら)
イシト: …センサー?(笑)
GM: 「ええ、他でもありません。エルファーシア、という人造人間の事です。」
ナル: 「………」じっと、外を眺めて黙ってます。
GM: 「そして、アレクサンドル・クロイツァーという男…。まぁ、こちらの映像をご覧ください。世界魔術師協会に届き、貴方に見せろと言われたものです。」言ってアンゼロットはビデオの再生ボタンを押す。
ナル: 「…今更、今更なんだというのだ」
GM: 「さあ?私には何とも。…はじまりますよ?」

ビデオには、30近いと思われる男が写っていた。そして、彼はおもむろに言った。
「…久し振り、いや?君にとってははじめて、かな?私はアレクサンドル・クロイツァー…君と同じくかつて黄金の蛇に所属していたものだ。」
彼の斜め後ろには、つき従うようにローブ姿の女性がフードを被って立っている。
「さて、君には話したい事が沢山あるが…それは後々にしよう。用件を伝える。…黄金の蛇の元本部まで来い。」

ナル: つまらなさそうに、ビデオを見てます。……アレクシアは見れてるのだろうか?(笑)
GM: 見れてないかも、さすがに…聞けてはいるって事で…
アレクシア: 穴を開けてコッソリと。
GM: リ、リリリ、リムジンに穴ぁぁぁああああああっ!?(笑)
ナル: リムジンに穴あけやがった!?弁償するのはマスターだぞ、きっと!?(笑)
アレクシア:にんともかんとも…」人造人間便利ですねー?(笑)

えー、読者の皆さんは人造人間をこのように扱う必要性は一切ございません(笑)

GM: アンゼロットは穴に気付き、にこやかに言った。「…どういう教育をしてるんですか?
ナル: 「…。いきなりぶしつけだな……気にくわん。が、行かないというわけにもいかなそうだな……」
アレクシア: スルーした!?流石はマスター!!(笑)
ナル: 「……なんのことだい一体?」気付いてないだけです(笑)
GM: ちなみに助手席の黒服が請求書の作成を行っている。(笑)
イシト: こまい…(笑)
ナル: うぉぉおおおおい!?(笑)
GM: まぁ、とにかく続けよう(笑)

「そうそう、それと…先に礼は言っておこう。彼女のお陰で、ダンガルド、黄金の蛇の制圧は非常に楽だったよ。さすがは…」
彼は立ち上がり、背後の女性のフードを外しながら言った。

「君が作った人形だ。」

ナル: 誰が見ても分かるくらい動揺して「ま、まさかっ……!?
アレクシア: 「あれは……お姉様!?」 とても優秀で、賢くて、美しくて、真っ先に売れたお姉様を思い出します。

……。
いや…誰もなんもゆーとりゃせんのですが…。(笑)

GM: 「エルファーシア…使える人形じゃないか。」男は、楽しげに言った。
アレクシア: GM、先ほどの声が、どことなくお姉様に似ていることを思い出しても良いのでしょうか?
GM: 昼間のスーパーでの声?
アレクシア: うん、昼間のスーパーでの声。
GM: うん、似てる気はします。
ナル: 「どういうことだ……!?エルファーシアーーー!?」がくがくとアンゼロットを掴んで揺らします
GM:落ち着かんかぁ!?」ばしーん!アンゼロットの左手が唸った
ナル:げふぅっ!?………はぁ、はぁ……ど、どう言うことだ一体……だって、そんな……エルファーシアは……」
アレクシア: 「マスターになにをするかぁっ! この若年寄めぇっ!!」 めきめきべきべき
GM: 借金かさませてる!?「失礼な!?一体私が幾つだと言うのか!?」
イシト: いくつってあんた…(笑)
GM: そして、ふと外を見ると…気付く。君達がいつの間にか英国入りしてた事に。(笑)
アレクシア: ぎゃーのわーの
イシト: どうやって海渡ったんだぁっ!?(笑)
アレクシア: 「ハッ! ここは英国……」
イシト: あれは凱旋門!!(笑)
GM: と、いう辺りで騒がしい車内を尻目にシーンは切れる…って、凱旋門はパリだろ!?(笑)
イシト: ……ちっ(笑)
GM: せめてビッグベンにしておきなさい。…で、次のシーン。シーンPCはイシト。
イシト: はっ。
アレクシア: あ、あそこにジャック・ザ・リッパーが!?
GM: いねぇぇええええええよ!?(笑)

第九部・一目遭った、その日から…

GM: 君は、病院の廊下を歩き…403号室を目指していた。
イシト: ここは…大英病院ですね?
GM: ですです。
イシト: 403……ちゃんと名前が書かれているはず。確認。
GM: うむ、すぐ見つかるぞ?そして、君は気付く。
イシト: 何に?
GM: 名前の下に面会謝絶と書かれている事に。
イシト: 気にしない。がちゃり。
アレクシア: カチャ(何故か勝手に鍵が閉まる音)
太一: しゅこー、しゅこー……(何故か勝手に酸素マスク)
GM: うむ、ここは個室で少し狭い部屋にベッドやら冷蔵庫やらテレビやらが置いてあるが…そのベッドの上に、一人の男が横たわっている。…えー、ちなみにどうやら酸素吸入してるらしい(笑)
イシト: 人工呼吸器まで…贅沢な。ボクはケガをしても水(?)に漬けられるだけなのに(笑)
アレクシア: そっちのほうが高いですよ、きっと(笑)
GM: ついでに言えば技術的にもそっちのが上だ、多分(笑)
アレクシア: 私なんか壊れてもジャンク部品とチョップだけですよ?
イシト: えー?(笑)
GM: もはや人造人間じゃなくロボットに…というか、ジャンクってどこのボスボロットだ(笑)
イシト: (気を取り直して)ともあれ…つかつかとボクはベッドのところまで歩いていきます。そしておもむろにティーポットを取り出して
GM: 取り出して?(笑)
イシト: 「……起きないと、熱いよ?」

こいつもなかなかワケわからん(笑)

太一: 身の危険を感じてベットから転がり落ちます。
GM: リノリウムの床は冷たく、固かったわけで…(笑)
太一: 「いてっ…ここはどこで、私は誰だぁ!」
イシト: 「……起きた。次は……」目を閉じます。で…えーっと。
GM: えーっと?
イシト: 「……あなたはタイチ・ドイ。ボクが言うのだから間違いありません、そして……」と、ここまで考えて、目を開きます。で、太一を正面から見据えて……
太一: 「そして…君は誰だ?」立ち上がって、腕組みしています。
イシト: 「…ぼ、ボクは。その…イシト……」ここでぽっ、と突然頬が赤くなります。
ナル: なぜ赤くなるかぁああ!?(笑)
イシト: 「ま、待て、少し、作戦タイム…これは命令だ」と、後ろを向く。
GM: 萌えキャラ目指してるね(笑)
イシト: 「な、なんだ、この感情は……まさか、これは……」どきどき、と鳴る胸を押さえます(笑)
太一: おもむろに煙草を取り出して、吸いながら待ちます。

ちなみに通常病院内は喫煙所以外禁煙である(笑)

イシト: 「まさか…これは、そんな、ボクは、あの人の事を……」
アレクシア: キャラ間コネクションの恐怖。
太一: ぷかー。
イシト: 「……あの人の子どもが欲しい!」
アレクシア: GM、GM。
GM: はい?
アレクシア: 子供、できるんでしょうか(笑)
GM: …誰に?(笑)
アレクシア: ……。…続きをどうぞ(笑)
イシト: ……ふ、振り向きます。そして、斜め下を見ながら、つつーっとベッドに指を這わせて、「つまり、その、だな…」
GM: ……。
イシト: 「……ボクと一緒になって欲しい
太一: 「…よし、了解した。」
GM: 了解してるし!?
イシト: 「っ……じゃ、じゃあ、早速……」と、ベッドの縁に手をかけて…

さっそく何をする気なのか?

GM: こら!思い出せ、指令を!!(笑)
ナル: イシトの一般常識が欠けてるのは……その、理解できるが。太一?(笑)
太一: 「俺が土井太一だとすると、お前はウィザードで、作戦を伝えにきたわけで…きゃー
GM: キャーじゃねぇぇええええええええ!?(笑)
ナル: なに可愛げに叫んでるんだ!?(笑)
イシト: がしゃーん、と窓にベッド投げます(笑)

なんでだ

GM: ここでも大惨事!?
太一: 「コホン…つまり、お前と一緒に仕事をすれば良いわけだな?」
イシト: 「そ、そうだ……一緒に来てくれ」と言って、きゅっと裾を掴んで……窓から飛び出します、一緒に。
GM: だからなんで窓だ!?(笑)
太一: 「よし、今度こそ最後の仕事だ。妻よ…待って……ぎゃー!」(一緒に落下した)
イシト: え、階段使うの効率悪いし…(笑)
GM: …。えー、そして…駐車場に君らは落下。走ってきたリムジンに轢かれるわけで。
イシト: ばきーん、ごろごろごろごろ……むくり。
アレクシア: 肝心な場面で機能停止。くっ、このラフな性能が恨めしい(笑)
イシト: っそ、そして、ボクは起きあがって一礼します。
太一: ゴロゴロ…ロケットをつかんで、言う。「…俺は…もうすぐ…ち…ち…お…」…ぱたっ
イシト:「……午後になりました。お茶と、お茶菓子をご用意しました、アンゼロット様」あ、倒れた太一を抱えながらですよ?(笑)
アレクシア: リムジンが割れてとっくみあう二人の女が出てくる
GM:おどりゃぁぁぁあああああ!?…あ、ご苦労様、そして探す手間が省けましたね。」って、なんだこの大惨事!?(笑)
アレクシア:ばるばるきしゃー!
GM: って、よく考えたら取っ組み合って平気ですか?アンゼロットのレベル、∞とか書いてありますよ?(笑)
アレクシア: えぇ、ひしゃげてます
太一: ビクッ…「…!ばるばる……!!!!」ばるばるに反応して、もがき出す
GM: …えー、ではアンゼロットは路上にぺっと血の混じった唾を吐き出し…ってあれぇ?(笑)
アレクシア: 大惨事ですね
ナル: 「とりあえず、リムジンはベコベコに……。よし、これで弁償は免れた
イシト: ああっ、気付くと太一が何かにおびえてる!? 落ち着いてっ…! ぎゅー。(抱きしめた)
太一: 「!!…妻よ…俺は帰れない…」がくっ
GM: …。え、えーっと(困っている)。アンゼロットが大きく息を吸い込んで…叫んだ。「全員せいれーツ!!
イシト: びくっ、ばばばばば……ぴしっ。
アレクシア: 「ピ、ガガガ……ピー……」
太一: 血を吐いてぼろ雑巾のように地面に…
GM: ……(盛大に困っている)。えー、そんな様子を見て…アンゼロットは諦めたような溜息をついておもむろにどこかへ連絡するぞ。
イシト: む……?
ナル: 「……アレクシア、トランクでは大人しくしてたかい?」にっこりと。……なにをいまさら(笑)

自分でゆーな

アレクシア: 「ピピー……あれくしあ、イイコデス……」
GM: そして、しばらくすると君らの頭上からガシャーン!!と金属製の棒を組み合わせて箱状にしたようなものが落ちてきて君らはその中に…。そうだな、一見鉄格子に見えなくも…。
イシト: だからそれは鉄格子だっ!? 何でボクまでっ!?(笑)
GM: 上空のヘリにいつの間にか乗ったアンゼロットは言った。「ついでですぅ」
アレクシア: む! 地面をドリルで進んでいけばこんなものあがががががっ!?(高圧電流にやられる)

…誰も何も言うとりゃせんが…勝手にダメージを被りに来るPLに乾杯…(笑)

ナル: 「またいつものか……」びしっ、とチョップをアレクシアに入れたところで……「……む?」鉄格子。
GM: そして、「バラバラバラバラバラバラバラバラ…」君らは空輸されていくわけで。(笑)
イシト: 「……アンゼロット様……」感情無く呟いてマイカップに紅茶を注ぎます(笑)
アレクシア: 「これは一体どういう!? 人権蹂躙です! あんまりです! 電気羊の夢を信じますかー!?
GM: 「貴方に限っては人権は存在しませーん!」えらい事言っちゃうアンゼロット。
アレクシア: 「がーん」 のの字
GM: さて。てなとこでシーンは終わります…。

第十部・いざ、決戦の舞台へ…

GM: そいでは…次のシーン!シーンPLは太一。 太一: うい!
GM: 全員登場です。みなさんは空輸されています。そろそろダンガルドの上空を越え、あと数分で黄金の蛇へつくでしょう。
イシト: 「…あれが、ダンガルドの“跡”……」ぽつり。
GM: うむ、もはや廃墟としか言いようのないダンガルドが眼下に見える。
アレクシア: 「アンゼロットさん、まさか降ろす時はこのまま落とす……なんてことはないですよね?」
ナル: 「………高い……怖い……」
アレクシア: 身体を取り巻く浮遊感……そうだな、例えるなら自由落下のような(以下略) なんてないですよね? ね!?(笑)
GM: (爽やかに)アンゼロットは微笑んで言った。「ウィザードだから平気ですよ?」
ナル: 「だ、大丈夫だ!?こんなこともあろうかとアレクシアには特殊兵装を!!」
アレクシア: 「……分かりました。この世界に危機ばかり起こる理由が。貴方がいるからですね」 にっこりと微笑む
ナル: 「このパラシュート…というか傘を使えばきっと……!!」

なるわけがない

イシト: 僕はとりあえず紅茶を注ぎます。人数分。でも揺れるからこぼれる。気にしないで自分の分だけ飲む。そして 続けて言います、「……問題は、ありあません」
GM: うむ、では全員回避判定を。

ここで各々ダイスを振る。無駄に2回クリティカルした誰かと1ゾロを振った誰か以外は普通の出目だった。(笑)

GM: で、10以下の人…一人だけですか、紅茶がかかって熱かった(ぉ)
イシト: こぽこぽ…がた。ばしゃ。「……あ」
アレクシア:あべしっ!?」 ごろごろ 「熱いっすー!!」
イシト: ずずー。(茶を啜っているらしい)
GM: ど、動じない!!(笑)
ナル: 「落ち着けアレクシア!?…き、緊急冷却を……!!」
イシト: 「……中身が、勿体ない……」

実にいー性格である

アレクシア: 「そこな強化人間、上等です!表に出なさい!!」 と、冷却剤として液体窒素をかけられる
GM: …表とは、空中の事か?で、ですね?皆さん、雑談も良いが情報交換しなくていいのですか?(笑)
イシト: ……はっ、そうか、よく見たらもう一カ所に集まっている(笑)
アレクシア: マスターにお任せです。こっちは備品ですので固まってます(笑)
GM: で、どうしましょう?面倒ならあらいざらい喋った、でも良いですよ?(笑)
イシト: いえ、やりましょう。すく、っと立ち上がります。で、ヘリの進む方向をじっと見つめまして。
GM: ほうほう
イシト: 「……ボク達は今、黄金の蛇に向かっているようです…」
GM: うむ、方角的にも間違いない。
アレクシア: 「………」 カキーン(液体窒素で凍ったらしい)
イシト: (動じずに)とっとっと、と逆の端まで歩いていって、「……ダンガルド魔術学校……今は、廃墟になりましたが……」
ナル: 「黄金の蛇懐かしい名前だな……」
イシト: 「……どうやら、あの廃墟にした者が黄金の蛇に向かっているようです」
アレクシア: そろそろ溶けましょうか。オーバーロードでもして。
イシト: 早えぇ(笑)
GM: ういうい、復帰してください(笑)
アレクシア: 「マスター……そこにきっとお姉様もいます」(いきなりシリアス)
GM: …。そう、君は不思議と…それを感じられた。進む先に、自分の姉妹機がいる。それを漠然と感じていた。(笑)
ナル: 「……ああ、エルファーシアと……あの男。……なんと言ったか、まぁいい……!!」すくっと立ち上がって。

よくねぇよ(笑)

イシト: はいはい、マスター、ボクも魔術書の名前、わすれました!(笑)
GM: (疲れたように)…タブラ・スマラグディーナです
イシト: 長いんだもん、ぶつぶつ……(笑)
アレクシア: 「……お姉様の声、聞きました。お姉様は……泣いていました」
ナル: 「……うぁああ…高い、怖い……」鉄格子を掴みつつ。「もし本当にエルファーシアなのであれば……」きっと、黄金の蛇の方角を見つめて……
太一: それが魔術書と男の名前ですか?
GM: …男の名前はアレクサンドル・クロイツァーです(笑)
ナル: ……あ、アレクまでは覚えてたんですよ?(笑)
GM: まぁ、良いけど(笑)
太一: 「おい、お前達。」
イシト: 「……なんですか?」そっと座り込みます。太一の隣に
太一: 「盛り上がっているところ悪いが、俺はまだ今回の仕事について何も聞かされていないんだが?」イシトから少し離れます
ナル: 「かならずこの手に取り戻す……!!そして私の元で……あっ、あぁっ!!」太一の言葉は気にせずに妄想にふける
GM: …この創造主にしてこの人造人間ありか?(笑)
イシト: 離れた分の距離を縮めながら言います。「…ダンガルドが滅ぼされたこと、あなたは見ていましたね?」
太一: 「ああ、あそこを滅ぼしたと言うウィザードにも、俺は会った。そして…やつらを倒そうと死闘を繰り広げたはいいが…紙一重の所で負けて、あのざまだ。」距離を開きます。

脳内妄想フルアクセルで語ってやがる…

アレクシア: 「……ダンガルドって、なんですか? マスター」
ナル: 「うむ、どこぞにある魔術学校のことだ。……最近のニュースは知らないが、何者かに壊滅させられたらしい……」
イシト: さらに詰めます。「奴らは魔術学校からタブラ・スマラグディーナの魔術書と呼ばれる、禁断のアイテムを奪っていったようです……世界を滅ぼす力さえ持つという、禁断の書を」
アレクシア: 「つまり……彼らをこのまま放っておくと危険だということですね? なんか悪い儀式でもしそうだ、と」
イシト: 小さく頷きます。肩をすくめてから、「魔術書は二つの欠片を持って完全な形となる、そう考えてもらって構いません」
太一: 「世界の危機…ということだな。」離れるために、立って歩き回る
アレクシア: じゃあ、マスターとぶつかりそうになるので威嚇します。こう煙りだしながら「(太一に向かって)ばるばるきしゃー!」
ナル: 「うむ。それについては彼らの方が詳しく知っているだろう……さっきからその様な話を……」ちら、と太一達をみる。
太一: 「ぎゃー!」イシトの後ろでガタガタ震える(笑)
イシト: は、チャンス!(笑)
太一: 「ば…ばるばる…ばるばる…」がたがたがた
イシト: きゅ、と裾を少しだけ持っています。あぁ、どうしたらいいのか分からない…(笑)
アレクシア: あ、やっぱり?(笑)
ナル: そしてその時僕はイシト達の方に初めて目をやって気付くのです「……まっ、まさか…!イシト兄さんなのかい!?」…物凄いこと忘れてた。(笑)
アレクシア: 「ふー、ふー……ばるばる〜!」(まだ威嚇中)
イシト: 「……なぜ、ボクの名前を?」青い瞳で見返しますよ。こう、機械的な、ハイライトのない目(笑)
太一: 「ばるばる怖い…ばるばる怖い…」がたがた
GM: …滅茶苦茶になってきましたな…
ナル: まったくです(笑)
イシト: 「……魔術書の“もう一つの欠片”……黄金の蛇にあるそれが奴らの目的でしょう」よし、情報全部喋った!(笑)
GM: ういういご苦労様(笑)
アレクシア: 「……お姉様が何故そこにいるかはわかりませんが、きっと取り戻してみせます。また3人で暮らすんです」
ナル: (まだイシトを見たまま)「本当にあの頃の姿のままだなんて!?」がくがくと揺さぶりつつ。
イシト: 「ボクは……ロンギヌス、ナンバー・ゼロ。悪いけど、あなたのことは……」
太一: 「ばるばる…ばるばる…」立ち直って「…なるほどな。いいだろう、俺の最後の仕事にはちょうどいいヤマだ。」
GM: (い、いかん。このままでは収集がつかない!)あー、えっと。では、そんな事を言ってるとですね。『…がちゃん!
イシト: ……あのマスター。その音はいったい…?(笑)
GM: は、鉄格子の床を留めてる留め具が外された音ですが?(にこやか)
イシト: ……そうか、ふふふ、予想と違ったぜ、ボクはてっきり檻ごと落ちる者だとぎゃあああああああ!?(笑)
アレクシア: あぅ、あぅ…あーーーーーー!?(笑)
太一: 「……あれ?」
GM: まぁ、落下しても大丈夫、ウィザードは人工衛星の直撃を受けても死にませんから。(笑)
イシト: そうそう、普通の物理的なダメージはウィザードには通用しない、という世界設定なのです。
GM: 月衣という結界が体の表面を覆ってるからね。やはり同じように常識外からの攻撃以外は効かないんだ。

改めて見ると非常に素敵かついーかげんなルールである(笑)

アレクシア: 「……ただの人造人間ですが、私ーーーー!?」
GM: 大丈夫、人造人間も持ってます(笑)
太一: …。空からウィザードたちが舞い降りる。…太一は思った。「これ、保険きくかな…」と。
イシト: 太一は一応、箒持ってるよ?(笑)
太一: それは…つまり、忘れてる!?(笑)
イシト: チャンス!(笑)
太一: 「うーーーぁーーーーー…」
アレクシア: そしてそこぉっ!なんのチャンスかぁっ!?(笑)
ナル: 「…だめ、落ちる、ぶつかる……エルファ…」気を失ったらしい。
GM: えー、次のシーン…一応ここからダイブと呼ばれるフォートレスアタックになりますが…今回フォートレスは使用しません。
アレクシア: ふむ、つまり?
GM: ダンジョンは使わないでSq概念だけで続けるよって事。
イシト: なーる(笑)

第十一部・道を、遮る者

GM: …黄金の蛇、本部。そこも、既に廃墟と化していた。
アレクシア: 「黄金の蛇……マスターの故郷、でしたっけ?」
イシト: ひゅるるるるるる……ボクはですね、落ちる途中で冷静にガンブルを取り出してますよ、ふふふ(笑)
GM: 飛ぶのか
イシト: 飛びます。そして、太一の手をがしっと掴む!空中で!あとの二人は無視!(笑)
GM: 太一は自力で飛べるのに!?(笑)
太一: 「うぅ…ありがとう。」それで、イシトが飛んでいるのを見て箒のことを思い出すわけです(笑)
ナル: え、えとっ、いいですか?(笑)
GM: はい?
ナル: シーン切れて、次のシーン……ですよね?
GM: うい、まぁそんなこんなで降りたとこからです…ついてこれてなかったか…はいはい、とにかくみんな降りた降りた(笑)
アレクシア: 降りてますよ。傘を使って(笑)

メリーポピンズなんて今時の若者に分かるだろうか…?

GM: おちょこになるのがオチなような…まぁ、ウィザードだから良いか(笑)
イシト: 便利だなぁ、“月衣”…ふわり、すとん、と(笑)
太一: ぼて。
GM: 何故掴まってて落ちる(笑)
イシト: 廃墟と化した瓦礫のひとつに降りる。で、ボクはガンブルを胸に抱いてます。
GM: 全員降りたね?…で、黄金の蛇本部なんですが…ほとんどが破壊しつくされ、研究棟しかまともに建物として使えそうにありません
ナル: 「懐かしいが、見る影も無いな……」
アレクシア: 「……これは、酷いですね」
イシト: 「……遅かった……?」
GM: で、その時皆さんは気付くのです。
太一: (まだ何も言ってない内から)「!!な、何だあれは…!?」
GM: 空に浮かぶは赤き月…エミュレーターが現れる…証。
イシト: 「あれは……」上を見上げて、顔を降ろして…廃墟を見回します。で、「……“侵魔”(エミュレイター)……ここに、いる」
アレクシア: 「赤い、月……データ検索……完了。エミュレイターの出現確率99.9%……」 ピピッ
GM: そう、そして恐らくそれは…研究棟に。
ナル: 研究等のほうをみつめて言おう。「……みんな、気をつけるんだ」
GM: 声に応えたかのように、研究棟の入り口が…すーっと何もなしに開く。まるで入ってこいとでも言うように。
イシト: 「これは……反応している?」じー、とナルを見ます。
アレクシア: 「マスター……これは、罠です」
太一: 「ふん…余裕だな…前回のことで、懲りてはいないらしい。」
GM: 正しくは君が懲りてないな。(笑)
イシト: まったくだ(笑)
ナル: 「わかってる……酷く胸騒ぎがする。だけど……何故か懐かしい感じがするんだ」
アレクシア: (そんなナルを見ながら)「(お姉様……貴女は、私が止めてみせます……)」
ナル: かつて自分が研究していたところだからだろうか……と考えつつも、自然に足は入り口に向かってしまいます。
GM: エミュレーターの発する瘴気…その中で、ナルは確かにその存在を感じる。
ナル: 「まさか……本当に?」

まさかてなんやねん

GM: ではナルはゆっくりと研究棟に足を踏み入れていく…。
太一: 「よし、外から建物を砲撃!」

してどーする

イシト: その背中にガンブルを向けながら後ろを歩いていきます。何か出てきたらもろろも撃とう

…撃つな…

アレクシア: 「あ、マスター!」 マスターについていきます
太一: …みんな入ってしまっては仕方ない。剣をにぎりしめて、しんがりを歩きます。
ナル: もう、入ってしまっていいのだろうか?
イシト: 何も出てこないなら良いでしょう。出てきたら撃つけど。

段々トリガーハッピーになっていく男、イシト…

ナル: う、うむ。では…入った後に研究室の壁を触れて言うのです。「兄さん……知ってるかい?私が何で人造人間の研究をし始めたのかを……」
イシト: 兄さん……あ、あ、あ、ボクか?(笑)
ナル: うん。記憶に間違いが無ければ(笑)
GM: 今はどう見ても年下だけどな(笑)
イシト: 「……いえ」とだけ、ぽつりと答えます。振り返ったら何事もなかったかのようにガンブルを明後日の方向に。
アレクシア: 「人造人間の研究……?」 自分を指差しながら首を傾げる
ナル: 「寂しかったんだ……兄さん、イシト兄さんがいなくなってから」

イキナリ何を言い出すのかこの人も

GM: …なんだかB’sLOGみたいになってきたぞ?(笑)
イシト: 「……ボクはあなたのことは知らない、けど……」
アレクシア: (こそこそ)ちなみにB’sLOGって?
GM: (ひそひそ)要するにボーイズラブ系のゲーム雑誌です(笑)
イシト: 「…ボクにはもう、心に決めた人が…」
GM: 決めたんか!?(笑)
アレクシア: あはははははははははははははっ!!(←ちょっとツボったらしい)
ナル: 「だから、代わりが欲しかった……!兄さんの代わりが!!あの頃の私は……よわかったから……!!」ぽつりと呟くのですが、きっとイシトと太一を睨みます
イシト: (至極冷静に)「あなたの子どもは、要りません……」
太一: …不思議そうに視線を返します。
GM: はいはいはい、そんな会話をしてるとですね!(笑) イシト: はっ、そうだ!…何を能天気な…「今はそんな場合じゃありません、前を見て……気をつけてください」
GM: では、建物内に入ると、そこは3×3Sqの部屋です。左からA,B,C,上から1,2,3とします。
ナル: 「だって、酷いじゃないか……久しぶりに会ったのにこんなの風になってるだなんて……!?」

…人の話を聞け(笑)

アレクシア: 「マスター、敵反応あべしっ!?」吹っ飛ばされます。前方からの銃撃で
GM: ……。(←何も言ってない)
イシト: 勝手に負けたぁっ!?(笑)
GM: (流して)…えー…部屋はさっき言ったとおり、3×3マス、左からA,B,C上から1,2,3とします。
イシト: はい。(笑)
太一: 「ぬ…危険を感知!」通路を10メートルほど後退します。
イシト: 逃げるなっ!?(笑)

しつこいようだが今逃げたヤツが勇者だ

太一: 戦略的撤退であります。
GM: えー、部屋の中…A−2の位置に異形の怪物がいます。そして、それはアレクシアを撃った銃を放り捨てる。
ナル: 「私のそばに居るのはばるばるな……!?」はっ、アレクシアの異変に気付いて、飛びのきましょう。
アレクシア: ばるばるってなんですかー!?(笑)
GM: ちなみに皆は3列目なら何処にいても良いです。どうします?
ナル: 製造過程でどう間違えたのでしょう……他の姉妹機は……くっ(ほろり)
アレクシア: マスターがなんとなくあまりの部品で作ったから……(ホロリ)
イシト: ふむふむ。じゃあ、ボクは3−Cです。一番遠いところ。
GM: あいよ
太一: 「…敵は一体か。一体程度で我々に攻撃を仕掛けてくるとは…笑止!」通路から戻ってきて3‐Bで腕組んでます。
アレクシア: では、3−Bで。イシトの隣で怪物から2マス離れていますね
ナル: イシトと同じく3ーCで。
GM: では、行動値ジャッジ行きます!

ここから戦闘が開始された。敵は一体、Sqは3×3…まぁ、いわゆる慣らしの戦闘である。
まず、行動ジャッジで…イシトは盛大にファンブル。(イシト: ずる、ぺしゃ。無表情で転んだので動けません。じたばた。(笑))
対して、ナルはクリティカルして23…他は割りと普通の結果となった。

ナル: ……早くてもロクなことできませんが(笑)
GM: うむ、では23のナルから。ちなみに、21を超えていると20減らしてもう一度行動が廻ってきます。
イシト: 3でまた行動できるって事か。ラウンドの最初と最後。
GM: ええ。ただ、ナルは魔術師ですので、魔法を使うには詠唱カウントがかかります。
ナル: 詠唱カウント?
GM: はい、シートの魔法の欄にカウントと書かれてると思います。ナルの攻撃魔法はリブレイドで5ですね。
アレクシア: 実質二回行動は無理ですね。レイ・オン・フィンガーもリブレイドも3カウント以上消費しますし…。
ナル: あ、はい。リブレイド使おうと思ってましたがこの場合…?
GM: つまり、23で詠唱を開始して、発動するのは18…だから、20減らすとマイナスなので追加行動はありません。
ナル: の、ノォォォオオオオー!?クリティカルの意味は!?(笑)
GM: 早く動けるだけ(笑)
イシト: 移動だけなら二回できる(笑)
太一: 26ならば2回動けたわけですね。
ナル: か、返せー!?気合入れて振った運を返せー……!!(笑)
GM: ちなみに、移動力と言うのがありますね?
ナル: にゃ、はい。あります。
GM: 多分みんな2だと思うんですが…これは、戦闘行動の際に何マス移動できるかを示します。ただ、気をつけないといけないのは、攻撃したり魔法を使う場合、移動力を1残さないといけません。つまり、攻撃したりする場合は1マスしか動けないわけです。
イシト: ふむふむ?隣のスクエアに攻撃できます?
GM: 射程のある武器なら出来ます。
ナル: なるほど。リブレイドの1sqというやつですな。
太一: 行動順を遅らせることは出来ますか?
GM: できます。ちなみにですが、強化人間は武器がガンナーズブルームなので、射程は3、つまり3マスまで離れて攻撃できますが、代わりに同じSqの敵には攻撃できません。
イシト: 1,2,3……お、届く!行動値0だから攻撃できないけど!(笑)
GM: うむ、ちなみにこの場合、リブレイドの射程が1という事は…ナルの位置(C−2)から敵が2sq離れてるので1sq前に出て撃たないといけません。
ナル: なるほど……今敵はA−2にいるから今の位置からでは届かないのですね。リブレイド。
GM: 移動すれば届きます。で、どうしますか、ナルは。

結局この後、PC達はそれぞれ行動を遅らせる事で敵を移動させ、引き込んでから一方的に叩く作戦を展開。
…する予定だったのだが、アレクシアは射程を持っているため、待たずに攻撃。
まず命中達成値23と順当に高い数値を叩き出す。
さらにその後、攻撃力ジャッジでも高い目を繰り出し…さらにGMの出目が低かった事もあり…敵は殆どのHPを削られてしまう。
魔物は攻撃せんと移動するが…それこそPCの思う壺。
続く太一の攻撃に回避クリティカルを振るも太一もクリティカル!結局クリティカル合戦の末達成値が勝り、太一の攻撃は命中。
太一のダメージダイスは振るわないものの何故か今度はGM側も防御ダイスが振るわない!結果…。

GM: …うぉ、丁度落ちた!?
太一: 「ふん…時間稼ぎにしては役不足だな。」で、剣をしまいます。

そして早速いい気になる男、太一。(笑)

GM: では、識別すらしてもらえなかった異形を倒しました。そこには、ころんと小さな宝石が転がってます。
イシト: あ、それじゃむくりと起きあがります。「……問題、ありませんね」
太一: では倒れた骸を一通りふんずける。
アレクシア: 勇者がー!?(笑)

これが勇(以下略)

GM: …こ、こんな勇者見たことねぇ(笑)
イシト: まぁとにかく(何もしてないけど)とことこ歩いていって、しゃがみ込みます。宝石を拾い上げて「これは……魔石?」
太一: (即座に)いくらになります?
アレクシア: …誰かさんの生霊が透けて見えます(ホロリ)

一応注釈を入れると、太一のPLは某アリアンロッドリプレイでドロップ品や報酬に拘るシーフをやっている(笑)

GM: 買い取り不可(笑)
太一: …欠けた茶碗と同じか。

確かに金銭的には一銭にもならないが、欠けた茶碗(ドロップなしの遠回し表現)とはちと違う。何故なら…。

アレクシア: 「魔石ってなんですか?」
イシト: は、魔術師、解説を……GMの口を使うんだ(笑)
ナル: 「魔石かい?これは………」GMお願いしますー……(笑)
GM: えー、魔石とは、エミュレーターを倒すと手に入るプラーナの結晶です。これを売ったり、使用してプラーナを回復したり出来ます。…今手に入れた物のレアリティ(純度)はCで買取不可ですが、2d6−5のプラーナを回復出来ます。
アレクシア: ちなみに注意!出目がマイナス修正より低かったりあまつさえファンブルしたりすると、下手すればプラーナ減ります。
ナル: 「……という、便利な物なのだよ。わかったかいアレクシア?」(笑)
アレクシア: 「マスターって物知りですね」(笑)
太一: マスター違いだな(笑)
ナル: 「はっはっは、これでも昔は若き天才錬金術師として名を馳せた物さ……」…むなしくなってきた(笑)

ちなみに、プラーナとは生命エネルギーの事で、ウィザードは一般人よりも高純度のそれを持っている。
それを消費する事で、判定の達成値を上げたりHPやMPを回復したり出来るのだ。

イシト: 「……予想外に(説明に)時間を使ってます。先を急ぎましょう」
アレクシア: 「……転んでたくせに」
イシト: 「…。…先を急ぎましょう」(笑)
GM: 異形を倒した君達、その前には通路があり…君達が進むべき道を指し示すかのように勝手に行く手の扉が開閉する。そして…やがて中から恐るべき魔力が漏れ出す扉の前に、君らは立った。
太一: 「こ、この威圧感は…!?」
アレクシア: 「うわぁ、計測データがあらゆる異常を告げています
GM: だが、ナル。そしてアレクシア。君たちだけは、その中に何かしらの懐かしさをも感じる。
アレクシア: 「でも、この中に感じる懐かしさは……お姉様?」
ナル: 「この感じ……そんな……だって彼女はあの夜……!!」
イシト: 「…警戒」ぽつり、と呟いてガンブルを構えるだけ。
アレクシア: 「マスター……」そっと手を握ります。「お姉様は言っていました。『助けて』って……あなたを、マスターを傷付けたくない……って。助けましょう! お姉様を!」
ナル: 「……そんな、嫌だ。本当にエルファーシアなら、私は彼女を傷つけたくない!?」握られた手を振り払って。「……だけど…」奥を見つつ。
GM: だが、君は気付いていた。本当にエルファーシアであるか、やはり確かめずにはいられないだろう自分に。そして…この扉だけは…自ら開く様子がない。

門は、自らを開く事はせず…ただそこにあるだけだった。
ナルには、まるでそれは自身に決意を促す象徴かのようにも思えた…。

ナル: 「……だけど、エルファーシアがそう君に望んだのなら……アレクシア」
アレクシア: 「はいっ、マスター」
ナル: 「死んだ者は生き返らない。それは人造人間であっても……真実は私が見極める……!行こう、皆!!」
アレクシア: 「いえっさー!」
太一: 「おう!」
イシト: 「……」



MENU  BACK  NEXT