――オープニング・フェイズ――
 
 
GM まずはマスターシーンから入りましょう。
 
 
 ――マスターシーン
 
 
??(NPC)「これだ…これだよ、これなんだ!」
 
GM 真っ暗な部屋の中、1人の青年が本を片手に笑みを浮かべている
 
??(NPC)「そうだよ。俺はこれだ、これになれたんだ!」
 
GM 青年は口を歪め、にやりと笑う
 
??(NPC)「そうだ…俺は今から…ドッペルゲンガーだ」
 
GM シーンカット
 
 
GM それじゃ、オープニングフェイズに移行しましょう
 
 
 ◆喧しくも愛くるしい少女
      シーンプレイヤー 田中次郎 
 
 
次郎 まず、浸食率でしたっけ?
 
GM そうそう。まず、登場判定と言ってシーンに登場する際、侵食率を1d10上げます。これはエンディングフェイズを除き、存在します
 
次郎 ふむ。では、初期値が33だから…(コロコロ)34になりました
 
GM そうそう、そう言うこと。では、始めよう
 
 
GM 君は教室の前に立っている。ちょうど登校してきた所だ
 
次郎 「眠い…」夜更かししてました
 
GM 重たい鞄を持つのにも疲れ、教室の戸を開けようとする
 
次郎 がらがらっと頭上に注意しながら開ける。
 
GM さすがに黒板消しの仕掛けは無かったな。でも、開けた途端、眠たい君に喧しい声
が鳴り響く
 
裕美(NPC)「おっは〜、相変わらず、根暗な顔してるねぇ、じろっちは。また徹夜してたんでしょ」
 
次郎 「朝っぱらから、なんだ…(ため息)」
 
裕美(NPC)「お? 聞いてくれるの? 聞いてくれるの? 聞いてくれるの?(目を輝かせながら)」
 
次郎 「聞かないと、うるさいだろうが」といいつつ、席に向かう
 
裕美(NPC)「お代官様はよくわかっていらっしゃる。ささ、荷物も重たいでしょうし、席へどうぞ(芝居掛かった仕草で)」
 
次郎 「む。よきにはからえって、何を言わせる!」
 
裕美(NPC)「いーじゃん。でねでねでね、聞いてよ(前の席を強奪)」
 
次郎 「聞くから、落ち着け(教科書を机に写す)」
 
裕美(NPC)「作業しながらでも聞けるでしょ? 一片にやらないと損よ。それでねそれでね。都市伝説ドッペルゲンガーって、知ってる?」
 
次郎 「確か、自分と同じ顔のヤツが現れるんだっけ?」
 
裕美(NPC)「そうそう。それにね、C組の亜紀ちゃんが会っちゃったって言ってるのよ」
 
次郎 「目の錯覚だろ?同じ顔のヤツなんて大量にいる」
 
裕美(NPC)「そうかなぁ。私は信じるんだけど。でもさ、そのドッペルゲンガーに会ったら、死んじゃうって話じゃなかったっけ?」
 
次郎 「死なない例もあるぞ。映画とかで」
 
裕美(NPC)「ふーん、そうなんだ。あ、そうそう、それで映画って言ったら…」
 
GM と、朝のホームルームのチャイムが鳴るまで、えんえんと彼女の話を聞くことになった。
 
GM これが、君の――田中次郎の日常だった
 
GM シーンカット
 
 
楼 うざったい幼馴染。これが彼女との思い出
 
GM それじゃ、この杉野裕美にシナリオロイスにとってね
 
次郎 ええと、推奨ロイスをとるんですよね?
 
GM 田中次郎杉野裕美に持っている感情を取ればいいさ。あくまで、推奨に過ぎない
 
次郎 ぬ。とりあえず、Nは食傷。Pは…
 
GM 推奨は友情。純愛を取りたければどうぞ(笑)
 
次郎 ゆ、友情でお願いします(笑)
 
 
 ◆未知からの標的
      シーンプレイヤー 一之瀬鈴那 
 
 
鈴那 (コロコロ)37
 
GM 君は任務を終え、家路に帰るところだった。既に日付は変わり、真っ暗な闇に小さな電灯と星明かりが君を照らしていた
 
鈴那 「暗くなっちゃったね…鈴音ちゃん…」
 
GM 夜更けの風は涼しく心地よい
 
鈴那 鈴音「でも鈴那ってこーいう雰囲気の方が好きでしょ?」鈴那そっくりの女性と連れ添って歩いてます
 
GM っと、〈知覚〉判定をして貰おうか
 
楼 同じ顔が…双子の姉妹で通りますね
 
鈴那 (コロコロ)5
 
GM 従者もふっとくか。あぁ、そう。従者の分の侵食率もあげといてよ
 
鈴那 侵食率40だね。(コロコロ)6。ちょっとマシな程度(笑)
 
GM なら、近くの公園を通りすぎようとしたときに、鈴音が気づいて公園の方を向いた
 
鈴音(NPC)「…あれは?」
 
鈴那 「どうしたの?鈴音ちゃん」
 
GM 公園の中央には、1人の人間が立っている
 
鈴那 鈴音の陰に隠れます(笑)「だ、だれ…?」
 
GM 電灯の明かりから見えた姿は…君が知っている顔だった
 
鈴那 「あ…あの…」
 
楼 鈴音さんが三人?
 
鈴那 鈴那だよ(笑)
 
GM 朝、顔を洗うときによく見る、鏡に映った君の顔
 
鈴那 「え…・?」
 
楼 隣を見ても向こうを見ても同じ顔
 
鈴那?(NPC)「…(ニヤリ)」
 
鈴那 「えーと…間違って鈴音ちゃん2体出しちゃったのかな?」
 
GM 鈴那?は笑みを浮かべると、背を向けて闇の中へ消えていく
 
鈴那 鈴音「あんまり従者作るとジャムりやすいんだから、気をつけてって言われてるでしょ?」
 
鈴那 「えーと…でも、私今日は鈴音ちゃんしか出してないよ??」 鈴音「あれ?じゃあさっきのは?」
 
GM あれは何だったのだろうか?首を傾げ、背を震わせつつ家に帰るのであった
 
鈴那 全部独り言(笑)
 
GM シーンカット
 
 
鈴那 ふう、変なキャラ(笑)
 
GM 鈴那の顔をした人をシナリオロイスに取って。推奨は執着/嫌悪
 
楼 嫌悪って感じよりこの場合は違う感情になりそうな印象
 
GM 不快感とか脅威、不安とかかな?
 
鈴那 困惑って感情がないのが困りモノ(笑)
 
GM 猜疑心で良いんじゃない?
 
鈴那 じゃあ猜疑心で
 
GM Pは?
 
鈴那 執着/猜疑心表は猜疑心
 
 
 ◆事件勃発
      シーンプレイヤー 皆越楼 
 
 
楼 (コロコロ)39
 
GM B市支部長な君は、今日も支部でUGNの仕事だ
 
楼 「はわわっ書類が…ああっ」がたがたごっしゃん
 
GM 例え頼りなかろうが、高校を2年留年してようが、これでも立派なB市支部の支部
長なのである
 
稲場 ……立派?
 
GM …一抹の不安を覚える輩も、少なくはない。と言うか、ほぼ全員
 
鈴那 エージェントも頼りないからおあいこだよ〜(笑)
 
 
 それはそれでまずかろう。
 
 
次郎 立派ですよ、きっと
 
楼 「にゃにゃっどうしよう…皆が来る前に書類まとめなきゃなのに」
 
GM ちゃんとした指令を受けているんだ。なんと言おうと支部長だ
 
楼 頑張って書類を片付けますまとめます(笑)
 
GM がんばって書類を片づけている最中に、コール音が鳴る
 
楼 「電話っ、本部からかしら?」
 
部下A(NPC)「支部長、居ますか?」
 
楼 「はい皆越です。くん、どうしたの?」
 
部下A(NPC)「このB市でジャームの仕業と思われる事件が発生しました。その資料を今からFAXで送ります」
 
楼 「ジャーム? 困りましたわね」
 
GM ピ〜っと、隣のFAXから資料が次々と届けられる
 
楼 「これがデータね」
 
部下A(NPC)「では、引き続き捜査にあたります。失礼します(ガチャリ)」
 
楼 「はい、お願いします」ピリッとFAXで送られてきた書類をとり
 
GM FAXの資料を見るに、なにやら、自分そっくりな姿を見た人が次々に殺される事件の様だ
 
楼 「これは…」情報でふっていいかしら?
 
GM ミドルフェイズにしてください
 
楼 「自分そっくりな人に? これはまるで…・」
 
GM ドッペルゲンガー』。君も高校で聞いたことのある、都市伝説に非常に類似していた
 
楼 「ただの噂話が本当になるだなんて」
 
GM 真偽を確かめ、未知なる被害を防がなければならない。それが、君の仕事だ
 
楼 「大好きなB市で勝手な事件を起こさせてなるものですか」
 
GM シーンカット
 
 
GM シナリオロイス、ドッペルゲンガーに取ってね。推奨は執着/嫌悪
 
楼 ドッペルゲンガー』推奨感情で。N表です
 
 
 ◆別の側面から
      シーンプレイヤー 稲場章介
 
 
稲場 (コロコロ)44%
 
亜紀ママ(NPC)「うちの子が帰らないんです。家出とは思えません…なので、事故に巻き込まれてないか、心配で心配で…調べてもらえませんか?」
 
GM と言う、依頼を受けたのはいいものの、君は路地裏で困惑してた
 
稲場 「……まいったなぁ」
 
GM 源亜紀は見つけた。君の足下で倒れている…もとい、転がっていた
 
稲場 「見つけたは、いいが……」
 
GM 脈や呼吸、体温を確かめるまでも無かった。胸には小型爆弾を取り付けて爆破させたような、描写も凝視もしたくない傷跡があったからだ
 
楼 ひどい…
 
GM 人はいつかは死ぬ。だが、いくら何でも速すぎるだろう
 
稲場 「……新手の狂人か、それとも、こりゃ……オーヴァードか」
 
GM ジャーム。そんな言葉を出そうになって、歯を食いしばる
 
稲場 ……警察よりも、UGNだな。
 
GM 君が警察より早く彼女を見つけれたのは、不幸中の幸いだろう。UGNへ報告しようと、携帯に手をかけた
 
GM シーンカット
 
 
GM シナリオロイスは源亜紀。感情はとっても構わないが、タイタスにしてくれ
 
稲場 意志/悔悟。
 
GM OK。それじゃ、オープニングフェイズ終了だ
 
 
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