――オープニング・フェイズ――
 
 
 ――マスターシーン
 
 
加村(NPC)「ほほう…これは素晴らしい」
 
GM 加村源治はレネゲイドを研究し続け17年。彼はこれほど素晴らしい物を見たことが無かった。
 
加村(NPC)「これをKK市のRラボで調べるのですな?」
 
部下(NPC)「えぇ、しかし、一つ問題があります」
 
GM エージェントと思われる男が淡々と述べた。
 
部下(NPC)「何者かによって、これについてハッキングされています。即座にデータは消しましたが、狙われる可能性が高いと思われます」
 
加村(NPC)「だからといって、研究しないわけにもいくまい。ここでは十分な設備が無いしの」
 
部下(NPC)「わかりました。厳重な護衛をつけさせて貰います」
 
 
GM シーンカット
 
 
 ◆新たな来訪者
      シーンプレイヤー 田中次郎 
 
 
GM まずは田中次郎から
 
 いきなさい、主人公
 
次郎 (ころころ)3つあがって36と。
 
GM きーんこーんかーんこーん
 
GM ドッペルゲンガー事件から、1週間が経った
 
次郎 眠そうな顔で机に突っ伏してます。学校には来ているんだ。
 
GM 君の周りはまるで何事も無かったように、平凡な日常を繰り返している
 
次郎 「このまま、昼休みまで、寝るか……」
 
GM まだ朝のHRもしてないのに、凄い寝っぷりだな(笑)
 
次郎 あまり、起きていたくない。特に朝のHRはな。
 
 夜更かしさんね
 
GM がらがらがら、と教師が扉を開く音がする
 
教師(NPC)「おーい、席に着け。今日は転校生を紹介するぞ」
 
次郎 「転校生……ね」無視して寝てます。いつものことだが。気にもせず。どうでもいい。
 
GM 教師の後ろには、女の子が立っている。ショートカットで可愛い感じの女の子だが…寝ている次郎には見えないな(笑)
 
次郎 音は聞こえてるけどな。見る気もない(笑)
 
転校生(NPC)坂本深雪です。よろしくお願いします」
 
教師(NPC)「えーっと、そうだな。そこの席が空いているな」
 
次郎 ぴくりと微妙に反応します。空いている席って……
 
GM と、教師杉野裕美が居た席を指す。さすがにもう、花瓶は置いてないからね。転校生こと坂本深雪は指示されたとおりそこに座る
 
次郎 ぼーっと、それを見てます。寝起きの顔で。(さすがに起きたらしい)
 
GM 深雪と目があって、にこり、と微笑み返すよ
 
次郎 あわてて目をそらす。ここで目立ちたくない
 
GM まぁ、そんな感じで新しい日が始まった
 
GM シーンカット
 
 
GM シナリオロイスに坂本深雪を取ってね
 
次郎 む。突然笑いかけられて、不安になりますな。
 
次郎 一応好奇心/不安で。表はネガで。
 
GM 了解
 
鈴那 その光景を次郎くんの後ろのほうの席から面白くない顔で見てます(笑)
 
 
 ◆新たなる襲撃者
      シーンプレイヤー 一之瀬鈴那
 
 
GM では、次は鈴那だ。
 
鈴那 シーン登場(ころころ)10もあがっちゃった
 
GM 時間軸はその夕刻
 
鈴那 場所は?
 
GM 君はKK市へと移動する車の中で護衛をしていた
 
 
 内輪な話だが、KK市とは、前回の稲場章平PLことHADIA氏の使っている市であり、支部よりもRラボの方が権力が上と言う設定である。
 
 
鈴那 っと、鈴音も出しておきますね(笑) (ころころ)15ね
 
GM 車の中には運転手とエージェント2人、そして加村源治が乗っている。また、周りにも二台の車が居る。それだけで、重要な品物を運んでいることは容易に想像が付く
 
鈴那 「げ……厳重だね…」おどおど(笑)
 
加村(NPC)「そりゃもう、大切な物を運んでおるからの」
 
鈴那 鈴音「大切な物?」
 
加村(NPC)「そうじゃ、この中身じゃ」
 
GM と、ジェルラミンケースを見せる
 
加村(NPC)「このジェルラミンケースはな、EXレネゲイドでな、キュマイラやノイマンでもそう簡単には壊せないんじゃよ」
 
鈴那 鈴音「それが今回の」鈴那「護衛対象?」
 
加村(NPC)「そうじゃ。この中身の物は素晴らしい物だ。それを儂がKK市のRラボで研究しに行くのじゃ」
 
鈴那 鈴音「ふうん、随分と物物しいけどそんなにヤバイ物なの?」
 
加村(NPC)「奪われないための用心じゃ。それほど貴重な物なのじゃよ」
 
鈴那 鈴那「……素晴らしい…人のためになるものなんんですか……?」
 
GM っと、知覚判定よろしく
 
鈴那 (ころころころころ)私は16、鈴音は12
 
GM なんか嫌な予感がしたと思った瞬間、ワーディングの気配を感じる
 
鈴那 鈴那「な、なに……?!」鈴音「敵が来たの!」
 
鈴那 鈴音は身構え、鈴那は逃げ腰に(笑)
 
GM チュドーン!っと、隣の車が炎上するわけだ、これが
 
加村(NPC)「て、敵襲か?!」
 
鈴那 鈴音「そうみたいねっ」鈴那「と…隣の車が…」
 
GM チュドーン!と、もう隣の車も炎上する
 
鈴那 「次…ここに来るよっ」
 
鈴那 鈴音加村さんってオーヴァード?」
 
GM 加村さんは一般人です。ぶるぶる震えてます
 
鈴那 鈴音「ケースしっかり抱えてな!いくよ!」鈴那「…出ますっ」加村さんを鈴音に抱えさせて、外に出ます
 
エージェントA(NPC)「早くするん――」
 
GM ドカーン、と今居た車も炎上します
 
鈴那 「貴方も早くっ…ああっ……」
 
エージェントB(NPC)「くそ…早く逃げるんだ!」エージェントBは襲撃者相手に応戦します
 
鈴那 鈴音「…っく、加村さん、逃げるよ!」
 
GM 加村さんは車が爆発した衝撃で、頭と脚に怪我してる
 
鈴那 「ごめんなさいっ…死なないでっ…」鈴音「先にいってるよ!」鈴音加村さんを抱えたまま、走り出します
 
加村(NPC)「これを…持って…逃げるんじゃ…」
 
鈴那 「でもっ……」鈴音「いいから、喋らないでっ」
 
加村(NPC)「儂の事はおいていけ…」
 
鈴那 鈴音「何言ってるんだい!」鈴那「…そんなこと…出来ませんっ…」
 
加村(NPC)「頼む…それは…人類の希望なのだ…なんとしても、奪われるわけには…いかぬのだ」
 
鈴那 追っ手は迫ってきてますか?
 
GM 君らの後方では、生き残りのエージェントが頑張ってる。けど、時間の問題だね
 
鈴那 鈴音「分かった…けどっ」
 
鈴那 鈴那「ケースは私が持って行いきます…鈴音ちゃん」
 
鈴那 鈴音「ああ、加村さん私は負けず嫌いでね……鈴那、ケースを頼むよ」
 
GM そうそう、襲撃者の姿なんだけど。男女の二人組なんだけど、一人、君に見覚えがあるね。源亜紀ドッペルゲンガーに殺されたはずの人物だ
 
鈴那 「あれは…鈴音ちゃん、気をつけて…」ケースを持って鈴那だけ走り出します
 
鈴那 鈴音「亡霊……ドッペルゲンガー、か……死にぞこないには似合いの相手か…」
 
GM 加村さんはどうするの?
 
鈴那 鈴音に守らせて、鈴那だけケースを持っていきます
 
GM 移動はしないのね?
 
鈴那 うん、加村さん背負って逃げ切れないし、足止めしないとね
 
鈴那 鈴音加村さん。囮にさせてもらうよ」
 
加村(NPC)「かまわん…あれを…奴らに渡すわけには…いかん」
 
鈴那 鈴音「大丈夫!運が良かったら、生き残れるよ」加村さんを庇うように立ちはだかります
 
GM 了解。では、シーンカット
 
 
GM えーっと、シナリオロイスは加村源治
 
鈴那 はーい。遺志で取っておくね(笑)
 
GM ネガは?
 
鈴那 悔悟、かな?
 
GM 了解。
 
鈴那 こういう割り切りが出来るからエージェントってことね(笑)
 
 
 ◆旧き暗躍者
      シーンプレイヤー 皆越楼
 
 
GM では、
 
 (ころころ)8で浸食率39
 
GM 最近、ジャームの暴走事件で、気に掛かる事がある
 
 「おかしいわね最近の事件…」
 
GM 本来のレネゲイドには現れないような症状を持っているのだ
 
 「まさか、これは」書類に目を通しながら不安を隠しきれずにいます
 
 その症状とは?
 
GM 例えば、3つ目のシンドロームを所有してたり、エフェクトレベルが異常に高かったり、奇妙なエフェクトを使ってきたり
 
 「これは一体…」
 
GM 異常の元をたどると、ある一体のジャームにたどり着く
 
 ごくり、と唾を飲み込み書類の読み進め
 
GM ドッペルゲンガー。こいつも本来のモルフェウス/エグザイルではあり得ないエフェクトを使ってきた
 
 
 詳しくは前回参照だが、ドッペルゲンガーはモルフェウスの変異種《ドッペルゲンガー》を使用している。
 
 
 「そんな! ドッペルゲンガーは私たちの手で確かに! でも、全てのデータが、奴の、ドッペルゲンガーのことを示している…そんなっ」
 
GM 実は、その事もあって、ドッペルゲンガーの被害者は秘密裏に冷凍保存して研究材料用に保管しているのだが
 
電話 ぷるるるる
 
 「本部からかしら? はい、B市部です」
 
部下A(NPC)「大変です!保管しておいたドッペルゲンガーの被害者の遺体が居なくなっています!」
 
 「なんですって?!」
 
部下A(NPC)「それから、もう一つ、不幸なお知らせがあります」
 
 「不幸なお知らせって…ふざけているの?部下A!」
 
部下A(NPC)「“マイ・フェア・ブラッド”にも護衛させている護送車が襲撃にあいました」
 
 「な、そんな馬鹿なっ。エージェント一之瀬がついていながらっ」
 
部下A(NPC)「ふざけてません。事実です」
 
 「”アレ”も奪われたいうの!?」
 
部下A(NPC)「現在、“マイ・フェア・ブラッド”が目的の品が入ったジェルラミンケースを持ってB市支部に向かって逃走しています」
 
 「”アレ”は無事なのね(汗)」
 
部下A(NPC)「今のところは。しかし、護衛に付いたエージェントは皆、死亡か重体で、動かせそうにありません」
 
 「分かりました。私は支部で待ちます。あなたは無くなった被害者の遺体の捜索と襲撃者についての情報収集にあたってください。急ぎ救護班を向かわせます」
 
部下A(NPC)「了解しました」
 
GM かちゃり、と電話が切れる
 
 「まさか、そんな…」救護班に命を下し、あまりの自体におののきながら…
 
 「また、あの悲劇が繰り返されるというの?次郎くん…」
 
GM では、シーンカットします
 
 
 ロイス部下Aですか?(汗)
 
GM ドッペルゲンガーです(笑)
 
 はい、ドッペルゲンガーへロイス。推奨感情で
 
GM 了解
 
 
 ◆旧き親友
      シーンプレイヤー 不破直樹
 
 
GM 次は初登場、直樹
 
直樹 (ころころ)4つあがって浸食率41になりました
 
GM 君は夢を見ている。そう、研究所にいた頃の夢を。桜舞い散る庭で、君は親友の荒垣竜二と一つの約束をした
 
竜二(NPC)「…俺たち、この檻の外から出られるかな?」
 
GM 高い塀を見上げながら、呟く
 
直樹 「……出てみせる……さ」
 
竜二(NPC)「いつになることかな…」
 
直樹 「……今はまだその力がないが、絶対に……だから、約束しよう……」
 
竜二(NPC)「…何をだ?」
 
直樹 「ココで育ったみんなは家族だ、家族が困ったときには必ず手を貸すって」
 
竜二(NPC)「…そうだな。もし、でれたらそうしよう」
 
直樹 「ああ」
 
GM 竜二は右手を差し伸べてくる
 
直樹 手を握りかえします……
 
電話 ぷるるるる…
 
電話 ぷるるるるる…
 
直樹 「……竜二……夢……か……」
 
GM せっかくの夢をぶちこわし、現実へと呼び起こす携帯の音
 
直樹 「……不破です」と電話をとります
 
霧谷(NPC)「寝てたのかね? これは済まない」
 
直樹 「……いえ……」
 
霧谷(NPC)「君に護衛を頼みたい。護衛と言っても、守る物は人じゃなくて物だけどね」
 
直樹 「……対象は?」
 
霧谷(NPC)「ジェルラミンケースです。中身の詮索は不要です」
 
直樹 「……わかった、で、どこに行けばいい?」
 
霧谷(NPC)「B市支部に向かってください。じきに到着するはずです」
 
直樹 「……了解……」なんで、あのときの夢を見たのかと考えながら、B市支部に向かいます
 
GM では、シーンカット
 
 
GM シナリオロイスは荒垣竜二で取ってくれ
 
直樹 友情/不安、表は友情で
 
GM 了解
 
 
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