「学校の怪談」

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GM : ではオープニングフェイズ! 詩乃ちゃん、登場をお願いしまっす!
御剣 詩乃 : はい(ころころ)…41。なんで毎回こんなに出目が高いのかしら…
柊 祐真 : まぁ…貴女だから?w

  蛍町は海辺にある片田舎
  護岸工事された海岸線沿いを国道が走り、逆側の山にはローカル線が通っている
  詩乃の通う「第一高校」は、グラウンドを挟んだ向こうに海が見える場所に立つ、海辺の学校である


GM : 時刻は夜中、場所は詩乃が通う高校。科学部の実験が長引いて、夜まで居残っていました
御剣 詩乃 : 1人で?
GM : 部員が2人います
御剣 詩乃 : じゃあ… アルコールランプでビーカーのお湯が沸騰するのを待っています。ビーカーの横にはカップラーメンw
GM : カツマタ(部員A) 「部長〜、言われた薬品、持って来ましたぁ〜」
御剣 詩乃 : 「ありがとう。もうすぐカップラーメンできるから」と、一言答えるだけ答えて、また火を見ている
GM : マルヤマ(部員B) 「あ〜、外もう暗くなっちゃってますね〜… 部長は帰り道、大丈夫ッスか〜?」
御剣 詩乃 : 「私は平気……君たちこそ、大丈夫?」
GM : マルヤマ 「そりゃあ、俺らは近所ですもん」
GM : カツマタ 「…それより部長ぉ〜、あんま遅くならない方がいいっスよぉ…」
GM : カツマタ 「なにせ最近…(顔が劇画調になる)出るらしいんですよ、アレが」
御剣 詩乃 : 「出る?何が?」
GM : 「夜の学校と言えば! 当然ゴーストに決まってるじゃないッスかぁ〜…幽霊ですよ幽霊!」
御剣 詩乃 : 「非科学的だわ」 さらり、と言ってビーカーのお湯をカップラーメンに注ぐ

   こぽこぽこぽ… 1人盛り上がるカツマタを他所に、お湯の注がれる音が響く…


御剣 詩乃 : ぱたん、と蓋を閉めて、二人に渡す
GM : カツマタ 「お、ありがとッス…(受け取る)…それがですねぇ、単なる怪談じゃないらしいんスよ、これが」
御剣 詩乃 : 「証拠でもあるの?」
GM : カツマタ 「ええもう! 貸しボート屋のキク婆と、漁師のカンタのオヤジさんも見たらしいッスよ!」
御剣 詩乃 : 「何を?」
GM : カツマタ 「夜、海の近くを歩いていると… 堤防の上を、小学生くらいの男の子が歩いてるんですよ…」
御剣 詩乃 : 「…(男の子)…」
GM : カツマタ 「それで『どうしたの?』って声をかけると、海に引きずり込まれるらしいっスよ!」
御剣 詩乃 : 「…具体的に誰が落ちたの? ただの作り話じゃないの?」 と言いながらカップラーメン食べ始める
GM : カツマタ 「アキミツの親父さんが、本気で溺れかかったらしいッスよ、この前?」
御剣 詩乃 : 「 (そんなのが出る? "力"を持った人間のいたずら?)…どこの海岸?」
GM : カツマタ 「え? えー…どこだったかなぁ〜… 確かバス停の方だって訊いたけどぉ…(自信なさげ)」
御剣 詩乃 : 「そう……早く食べなさい。そろそろ帰らないと親御さんが心配するわ」
GM : カツマタ 「あーい… (ふっ、と突然電気が消える) …お?」

  電気が消え、突然部室が真っ暗に


御剣 詩乃 : 「……ブレーカーかしら」
GM : マルヤマ 「…でしょうかね? ちょっと警備室に訊きにいってきます…(がさごそ)」
御剣 詩乃 : 「私が行くわ。君はここにいなさい」
GM : カツマタ 「大丈夫ですよ、任せときましょうよぶちょ……」
御剣 詩乃 : 「でも、私は部長だし……?」
GM : カツマタが君のほうを見て、カッ!と目を見開いている
御剣 詩乃 : 「どうしたの?(全然動じていない)」
GM : カツマタ 「(詩乃の方を指差す)…あ…あ…あれ…あれあれあれ…」
御剣 詩乃 : 「何?(振り向く)」

  教室の窓… そこに、“ぼうっ”と青白く光る、小さな人影が立っている…


御剣 詩乃 : 目を細める―――ワーディング展開
GM : 人影は、すぅぅ… と溶けるように消える…
御剣 詩乃 : 「……消えた?」
GM : 消える一瞬、君は幽霊の顔を見た…

  その顔は、昔、一緒に良く遊んだ、あの子にとても良く似ていた…




2−2.オープニングフェイズ 「少年刑事の憂鬱」

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