「海辺の怪異」

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GM : おほん。では大変お待たせしました! PC4,遥さぁ〜ん
桜庭 遥 : あ、はい(ころころ)…35

  「何でもやる課」は、町長のキモ入りで設立された市民の御用聞きである
  その仕事は、老人の茶のみ相手から、ドブ川の掃除まで、実に多岐に渡る
  でも幽霊退治はちがうんじゃないかな? 遥はそう思いつつ、海辺に調査に乗り出した…


GM : 場所は海沿い、時間は夜。あなたは公用車で、夜の国道を走っています
桜庭 遥 : 軽自動車に乗って走っています。カーライトが寂しい道を映している
GM : ぶぉぉぉぉ… 情報によると、幽霊は夜の海沿いに出没する…らしい
桜庭 遥 : 「………」 チラチラと横目で夜の海の景色を見ながら運転しています

GM : 夜の海は、静かに波打っている… …ざざーん…ざざーん…
桜庭 遥 : 真っ黒な夜の海は、吸い込まれそう感覚がして余り気分の良いものではない。自分の”力”ともダブッて見えるから…
GM : と、その時! ふっ、と人影が車道に飛び出してきた!
桜庭 遥 : 「幽霊なんて本当に……ッ! 危ない!!」 キィィィィ………ッ!!
GM : 車体を横にしながら急ブレーキ! 道路に二本の黒いラインが轢かれていく、そして…ばぁん! 何かにぶつかった音!
桜庭 遥 : 「しまった……つい、考え事をしていると…って! そんなこと言っている場合じゃないわね!」
桜庭 遥 : ハンドルに向かってうなだれるのも束の間、パッと飛び出す
GM : あわてて車道を確認した…が、道には誰もいない
桜庭 遥 : 「……え? そんな、確かに……」 道の様子を確認して、次に車体のボンネットをよく見ます
GM : 何かがぶつかった跡がありますね
桜庭 遥 : 「……これは、一体」 目を細める。その表情は、表の『なんでもやる課』の職員のものではない
桜庭 遥 : 裏の顔になり、夜の海岸線からこの場所までの道、そして道路とボンネットを結びつける『何か』を推測しようとします
GM : 大きさは、子供くらいのものでしょうか… よく見ると、血の跡も付着しています
桜庭 遥 : 「これは、血……っ!?」 海のほうを向く!

  ぼぅ、と視界の端… 海の側で何かが光った


GM : 青白く光る人影… 小学生くらいの男の子が、海の上に立って君を見ています
桜庭 遥 : 「………」 普段ならば子供には微笑みかけるかもしれない。しかし、今のこの状況では厳しい表情しか出来ない
GM : 少年は“すっ”と君に向け、手を差し出した… 瞬間! 何か強烈な力で、海に向けて引き込まれます!
桜庭 遥 : 「……なっ! こ、これは……一体。くっ!」 抗おうとするが、ジリジリと海に引き寄せられ……
GM : その時、君は、海中に“何か”がいるのを見た!
桜庭 遥 : 「くっ……(この正体、見極めてみせる)」 〈知覚〉します! 《天性のひらめき》も使用(ころころ)…30!
GM : 遥は見た! 少年は海に立っているのではなく、足元にいる、何か大きな生物の上に立っているのを… その生物は口をぱっくりと開いて…
桜庭 遥 : 「見える! 『Heartless Black』!!」 服の下から拳銃を取り出し、銃撃を放つ!
GM : 『ギュオオオオオンン!!!』 銃弾を浴びた怪生物は咆哮を上げる! すると遥を引き込んでいた力が、急になくなった
桜庭 遥 : 「……ッ!!」 隙を見計らって大きくバックステップ。
GM : 「(ごぼごぼごぼごぼ…)」 水中に没してゆく怪物… 上に乗った少年の姿も、同時に消えてゆく…
桜庭 遥 : そして海岸沿いの防波堤……その一際高いところにあるガラクタの上に立って海の様子を暫し観察する。
GM : ざざぁ… ざざぁ… 海は何事もなかったかのように、波打つばかり…
桜庭 遥 : 「綾月さんのお話、ただの冗談かと思っていたけれど……」

桜庭 遥 : 「町の害になるものは……誰だろうと相手になるわ」




3−1.ミドルフェイズ 「怪しい人々」

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