「教授のありきたりな実験」

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GM : ではシーン開始。柊、優、遥は、松島教授の家に到着しました
桜庭 遥 : 「運転お疲れ様でした、柊さん。足のように使ってごめんなさい」 申し訳なさそうな苦笑いを浮かべる
柊 祐真 : 「んにゃ…遥さんに使われる分はいいんですよ。いつも世話になってるんで。弁当、美味しかったです。んでも…」
小鳥遊 優 : 「ユウマ君、ありがとう鍵はキミが持ってなさい (にこにこ)」
柊 祐真 : 「何で俺が、あんたの車の鍵持つんだっ…てか、いつもいつも俺を使うなこの医者めええええ!!」

GM : 柊の言葉が、波に空しく吸い込まれる…
御剣 詩乃 : ざざーん……ざざーん……

小鳥遊 優 : 「それから私の家の鍵も渡しておこう、私だけキミの家の鍵を持ってるのも不公平だしね (にこにこ)」
桜庭 遥 : 「………(苦笑)」
柊 祐真 : 「……てか、どうして俺はここに居るんだ…? 教えて遥さん。ついでに先生、言え、聞いてやる」
桜庭 遥 : 「あ……その、最近の幽霊騒ぎ、ありますよね? どうもその件について先生が松島教授の一件となにか因果関係を感じられたようで……」
小鳥遊 優 : 「まぁ松島教授は私の知己なのだがね。UGNからお仕事をもらっちゃってね。彼の研究を取って来いとね」
桜庭 遥 : 「そして、私がお役所の代表として『すぐやる課』からお手伝いに。警察からは……柊さん、なのですよね?(にっこり)」
柊 祐真 : 「知己どーたらは置いておいて。…あれ、松島教授って…」 …釣り上げた男か?
GM : その通り
桜庭 遥 : です
御剣 詩乃 : ざ☆因縁?
柊 祐真 : 「……(遥さんの笑顔が眩しいです) 多分俺です。UGNと役場…はぁ(遥さんって一般人じゃぁ? などと思いつつ)」
桜庭 遥 : 「なんでもやるのが、『なんでもやる課』のモットーであり自慢ですから。力不足かもしれませんが、お手伝いします」
小鳥遊 優 : 「まぁとりあえず、私は探し者は実は不得意でね。人を探るは得意なんだが…まぁ頑張って探そう(にっこり)」
柊 祐真 : 「…頑張ろう、俺 (俺の目的… 調査&オーヴァードから恩人な遥さんを護る事。決定)」
桜庭 遥 : 「そうですね (にこっ)」
柊 祐真 : 「…っと、んじゃ入りましょうか?」

GM : どーん…松島邸が君らの面前にそびえている
柊 祐真 : 「…どーやって入ればいいんだ?」 鍵が無い!
桜庭 遥 : 「あら……困りましたね」
小鳥遊 優 : 白衣のポケットから鍵を取り出して開ける
GM : 自然に鍵取り出した!?
柊 祐真 : 「あんた何者だよ?!」
小鳥遊 優 : 「ん?これは朝、キミの職場に行ったときに許可をもらって譲り受けたものだよ」
桜庭 遥 : 「まぁ、流石は先生……行動が迅速ですね」
柊 祐真 : 「……………だから俺が鍵を持ってないのか」
小鳥遊 優 : 「はは、ユウマ君忘れ物が昔から多いからね (クスクス)」
柊 祐真 : 「そいや、朝って…遥さん、本当にいつもありがとう! 俺、遥さんの弁当だけが生命線だから」
桜庭 遥 : 「いえいえ。柊さんは町の平和のために頑張ってくださっていますもの。……お弁当、お口に合えばよろしいのですが(ころころと笑う)」
小鳥遊 優 : 「ふふ…(クスクス)」w

GM : がちゃり… ぎぃぃぃぃ…

  家の中には異様な空間が広がっていた
  天井まで積み上げられた紙束、乱雑に放り出されたフラスコやビーカー
  のたくる電源コード。10個以上はある大きな水槽…


桜庭 遥 : なんか生臭い匂いとかしてきそうですね
御剣 詩乃 : ファンタジーならキメラでも出てきそう
GM : つん、と鼻につく刺激臭。水臭いのと同時に、薬品の臭いが充満しているんだ
小鳥遊 優 : 「彼らしい部屋だね」
桜庭 遥 : 「……うっ、ちょっとこの匂いはキツイですね」 服の袖のほうで鼻を隠しながら
小鳥遊 優 : 「はい、2人ともこのマスクを使いたまえ」 手術でつけるようなマスクを出す
桜庭 遥 : 「あ、どうもありがとうございます……」

桜庭 遥 : 「……えっと、とりあえず調べてみましょうか」
GM : 最初に感じる違和感。水槽には何も泳いでいない。しかしエアーポンプが作動し、取り付けられた観測機器も動いている
柊 祐真 : 「ありゃ…何だ、これ? 使わないなら切るはずだろ…?」
桜庭 遥 : 部屋の様子、特に水槽から今までの事件を結び付けて《プロファイリング》を試みます(ころころ)…5、ありゃ
柊 祐真 : 「遥さん、何か判った?」
桜庭 遥 : うにゅ 「い、いえ…」
柊 祐真 : 「…(機械を切るには人の力が必要なわけで…使ってなかったなら切られてるわけで…使ってたからまだ動いてる…切るべき人が居なかった…?)」
小鳥遊 優 : だめもとで私が〈知覚〉してみるか…(ころころ)…9
桜庭 遥 : 汚名返上。名誉挽回。私も〈知覚〉を(ころころ)…13
御剣 詩乃 : 安定して高いね。さすが遥さんw
GM : 10超えましたね? では遥は、1つの資料を発見しました。「経過記録」箇条書きのレポートです
桜庭 遥 : 「先生、柊さん……このようなものを発見しましたが」 自分で流し読みながら
柊 祐真 : 「…ん? どれどれ?」遥さんの横に行って見る

  32、失敗。33、失敗。34、幼生体の生育に成功! これは小さな一歩だが、希望が見えてきた。
  135、外部刺激への反応顕著。138、私の望みが見えてきた!大丈夫、私はやり直せる…忌まわしい過去を塗り替えるのだ
  349、知性を6割再現。記憶情報も2割再現できた。ただし消化器官が巨大すぎる。あせるな、あせるな私…
  662、消化器官との分離に成功。だが補給を怠った為、本体を死なせてしまった…消化器官が肥大化、研究槽に限界
  666、消化器官の外界への適応実験。発信機を取り付け定期観察。周波数はxxx…

小鳥遊 優 : 「…ふむ、これは」 知識:医術で調べてみよう(ころころ)…8、流石に無理か
桜庭 遥 : 「…消化器官の外界への適応実験…? 消化器官だけ外に出していたって事でしょうか」
柊 祐真 : 「…実験記録? 知性と記憶情報とか言ってるから人か?」
小鳥遊 優 : 「光君を作ってたのかな…御剣君を連れてこなくて良かったな」
桜庭 遥 : 「………」 少し冷たい目をしているが 「え? あ、はい。えぇとですね……」 とすぐにいつもの表情に

小鳥遊 優 : 「2人は、あの時の事故を知っているかな?」
桜庭 遥 : 「……あの事件、ですか」 少し物悲しげな声で先生に同調する
小鳥遊 優 : 「あの時、私は光君が見つかった時の為に呼ばれていた…」
小鳥遊 優 : 「だが彼の体は結局上がって来なかった、いや上がったモノはあった…彼の足の欠片がね」
御剣 詩乃 : あれ、そうだっけ?
小鳥遊 優 : 私が今決めた(爽)
GM : おいおい(苦笑)
柊 祐真 : 「……脳とか脊髄とかは上がってないと」
桜庭 遥 : 「…じゃあ……どうして……」
小鳥遊 優 : 「…彼の専攻は、細胞による記憶保存というモノでね」

  ちょっと待て


小鳥遊 優 : 「俗に体が覚えているとか言うだろう? 脳でなくても細胞が記憶を蓄積するのではないか、と」
GM : …まて白ヒャハ、どこで私のシナリオを読んだ!? テレパシーか?
小鳥遊 優 : GM… これぐらい分からないわけがないじゃないか(爽)
GM : 途中経過も含めて、エライ正確に、私の手元のシナリオをなぞってるんでスが…
御剣 詩乃 : さすが白ヒャハっ!!w
柊 祐真 : …あんたもう…怖いよ、マジで!?
桜庭 遥 : あはは(笑)
柊 祐真 : 「細胞の記憶保存…。(小声で先生に)それって、レネゲイドウィルスに関係してるのか?」
小鳥遊 優 : 「レネゲイド、このウイルスが色んな形態がある…彼はこれに望みをかけたかもしれない」
柊 祐真 : 「(小声で)レネゲイドは細胞の記憶を覚える性質が元からあったな(基本ルルブより)…やっぱレネゲイドか」
小鳥遊 優 : 「さて、私が何を言いたいか分かるかね? 彼は息子の細胞にウイルスを使用し、更にそれを培養した」
柊 祐真 : 「……………」
小鳥遊 優 : 「記憶は細胞から抽出し、更に今の人間形態から外れた生物にしようとしている」
桜庭 遥 : 「いえ……小鳥遊先生」
小鳥遊 優 : 「何かな、ハルカ君」
桜庭 遥 : 「私の情報と総合すると、『彼の細胞だけで足りなかった』松島教授は……人間以外の生物に細胞を寄生させる手段を取っています」
小鳥遊 優 : 「その通りだ、それが先に言った外れた生物だ」
柊 祐真 : 「…何とくっつけたんだ?」
小鳥遊 優 : 「海の生き物だろうね。そして…海へ連れていって実験したんだろうね」
桜庭 遥 : 「そして、今回の事件になった……」
小鳥遊 優 : 「ハルカ君の見た幽霊というのは、多分これだろう」
桜庭 遥 : 「ふぅ、少しばかり大き過ぎる話に足を突っ込んでしまいましたか」 柊さんに向かって苦笑い交じりに語りかける
柊 祐真 : 「ん……大丈夫。遥さんは俺が護るから (先生には護衛不要だ)」
桜庭 遥 : 「……ありがとうございます (悲しそうに微笑む)」

小鳥遊 優 : 「さて、この怪物…記憶の抽出に成功したとして、まず最初に何を求めるだろう?」
桜庭 遥 : 「御剣さん……ということですか?」
小鳥遊 優 : 「正解だね、ハルカ君…かなり危ないね彼女は(にっこり)」
柊 祐真 : 「…」 無言で携帯取り出し、メール打ち開始 「……………よし、送った」

小鳥遊 優 : 「さて、私は一足先に行かなきゃいかせてもらうよ?」 《群れの召喚》で消える優
柊 祐真 : 「………………あ、消えた」
桜庭 遥 : 〈知覚〉で対決したいエンターテイナー精神を心の奥に封じ込めようw
柊 祐真 : 「…(頭抱え)あの先生はいつも神出鬼没だなぁ…はぁ」
桜庭 遥 : 「……それでは、いきましょうか? 柊さん」 苦笑いを浮かべて歩き出す
柊 祐真 : 「あ…あ、あうん」
桜庭 遥 : 「この蛍町のため、私達、頑張れると良いですね……」 どこか此処で無い遠くを見詰めながら



GM : では、次のシーンに移ります。シーンプレイヤー詩乃ちゃん!
御剣 詩乃 : はい(ころころ)…51
GM : 場所は海岸。カツマタを回収(?)するシーン

GM : カツマタ 「(遠くで)ぶちょう〜・・・どこっスか〜!!」
御剣 詩乃 : 無言でそっちの方へ走っていく
GM : 右手で、学生帽を振っている 「これ、これ、これぇ〜〜!!」
御剣 詩乃 : たたた、と、駆け寄り、息を乱さずに 「何? それは。ただの落し物? それとももしかしてマルヤマ君の……?」
GM : カツマタ 「マルヤマの帽子ッスよ! ホラ、ここに名前が…あいつまさか、海に落ちたんじゃあ…」
御剣 詩乃 : 「……」 海の方を見る。ちなみに季節は?
GM : 現実と一緒、冬
御剣 詩乃 : 「カツマタ君は警察に届出を出してきてもらえる?私は他に手がかりがないか探すわ」
GM : カツマタ 「りょ、了解ッス! 部長も脚元、気をつけてくださいよ!?」
御剣 詩乃 : 「ええ。大丈夫」と頷いて見送っていきます。とりあえず見えなくなるまで危険がないように、と見守るために
柊 祐真 : …さらばカツマタ。君の出番はもう無い(ぉ
GM : カツマタは走り去っていきました・・・ さて詩乃ちゃん。確か《タッピング》を持っていましたよね?
御剣 詩乃 : ええ。持っています。私は携帯を媒体にして使いますw
GM : ちょっと判定してもらえます? こぅ、何か聞こえる、みたいな
御剣 詩乃 : 《タッピング》+《MAXボルテージ》で(ころころ)…わぁ、45w
桜庭 遥 : 聞こえすぎw
柊 祐真 : あんた…電波受信体質?
御剣 詩乃 : 違うもん!w 携帯だもん!w 「……?」 と震えている携帯に目をやる
GM : 正確なリズムを刻むもの…野鳥とか観測する発信機のパターンに似た何かが、波打ち際から聞こえてくる。トライポッドが集中しているあたりから
御剣 詩乃 : 「………」 そっちを見て、少しだけ沈黙…そして《イオノクラフト》使用。そっちに飛んでいく

GM : 空を飛んで現場に近づくと… 浅い水中に、何か大きな布のようなモノがひっかかっています。そこから音は聞こえる
御剣 詩乃 : 無言で近づいて、音が聞こえるように海面の方へ身体を傾けます
GM : そこで詩乃は見た…それは布じゃない。何か大きな生物の死体…いや、抜け殻だ。まるで脱皮した跡のよう
御剣 詩乃 : 「……な、に……これは……?」 かすれた声で呟いて
御剣 詩乃 : 逡巡した後に、海に浮いてる枝を拾ってそれを救い上げてみよう
GM : ちょっと大きな魚ですねぇ…全長はほんの6m程
御剣 詩乃 : 「………」眉をひそめる
GM : 類似する生物を思いつくか… 知識/生物 で判定どうぞ
御剣 詩乃 : ふ。ない。でも知識は精神。精神は6(ころころ)…11
GM : 凄いねどうも。チョウチンアンコウ+カメレオンに、大量の触腕をつけたら、こんな生物になるかなぁ?
御剣 詩乃 : 「………まるでキメラね……」 しかめっつらをしつつ、枝にひっかけたまま砂浜の方へ引きずっていく
GM : 引き上げると、その首のあたりに、発信機が巻きつけられていた
御剣 詩乃 : 「……発信機……?―――脱皮で外れた……?」

柊 祐真 : …その時、詩乃の携帯が鳴り響く!
御剣 詩乃 : 「……こんな時に……」 メール見る。内容は?
柊 祐真 : 「―――えーっと。御剣、あんた結構ヤバイ件に巻き込まれてる。人造生物とか、レネゲイドとか……」
柊 祐真 : 「でも、とりあえず…」
桜庭 遥 : 宿題見せてください
柊 祐真 : ちがーう!w 「死んだ人間は死んだままなんだ。心、乱されるな。以上」
御剣 詩乃 : …折りたたみの携帯をぱちん、と閉じて海を見て 「そう……死んだ人間は戻ってこない……」
御剣 詩乃 : 「だから今を生きる人間は思い出を大切にする……でも、心へ枷として残る思い出もある……」
御剣 詩乃 : 「―――それと向き合わないといけないみたいね……」 遠くを見ながらぽつり、と呟く


3−4.ミドルフェイズ 「書き換わるシナリオ」

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