遥の真意

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GM : では… 次に参りましょう。シーンプレイヤー遥

  少し時間をさかのぼる…
  遥が光夜に襲撃された直後、病院の裏山にて…

桜庭 遥 : 「はぁ、はぁ…」 傷だらけになりながら、足を引き摺るようにして歩いている(ころころ)…57
桜庭 遥 : 「メフィストさん…いますか?」 近くの樹に背もたれながら、虚空に呼びかける
GM : 紳士「(足元から)…うむ…いやはや、酷い目に遭いましたな…」 地面が砂化し、ずずず…と現れる
桜庭 遥 : 「予測はしていましたから…そして大体の事情は飲み込めました」 ビリッと服を裂いて、傷口を縛る
GM : 黒猫「まったく、無茶するニャ〜」 《癒しの水》を遥に
桜庭 遥 : 「…どうも」
GM : 紳士「…さて、本当に事情は飲み込めたのかね?」
桜庭 遥 : 「貴方がたは明日の向こう側から来てやってきた、未来人…というところですね」
桜庭 遥 : 「そして貴方は先ほど襲撃してきた男性から見れば、秩序を乱す不穏分子…犯罪者」
GM : 紳士「…そうなる。だが人の心があれば、時間犯罪者にならずにはいられまい」
GM : 紳士「より良い未来、より良い今日を掴む可能性があるのに、それを見過ごす事など…彼らは傲慢なのだよ」

桜庭 遥 : 「……メフィストさんには沢山、良くしていただきました。今のうちにここを去れば、すぐには捕まらないと思います」
GM : 紳士「助力は必要であろう? 我々とて、足手まといになる気は無いであるぞ」
桜庭 遥 : 「いえ…違うんです」 苦笑しつつ 「別に、追跡者の人と、事を構えるつもりはありません」
GM : 紳士「だが、彼らが邪魔をする事は確実であるが…」
桜庭 遥 : 「私がここに存在する事が間違いで…そのために悲しいことが起きているのなら、私が取るべき手段は1つです」
GM : 紳士「…む?」
桜庭 遥 : 「…楽しい猶予は充分にいただきましたから… 本来有り得ない奇跡、これだけでも勿体無いくらいです…」
GM : 紳士「…!…まさか、君…!」
桜庭 遥 : 「私がもう一度、眠りにつく代わりに、母を目覚めさせてくれるよう頼みます」
桜庭 遥 : 「…それが叶わなくても、母と一緒に眠るだけですから…」
GM : 黒猫「ニャ、ニャんだって!?」
桜庭 遥 : 「それに、最低限、メフィストさんたちが隠れる時間くらいは稼げます。…うん、中々に悪くない作戦です」
GM : 紳士「…っ! き、君にはっ! …君には、惜しいものが無いのかね!?」
GM : 紳士「自分の人生! 仲の良い友人! …あるいは、愛を語り合う恋人などはいないのかね…?」
桜庭 遥 : 「…いますよ。両手で抱えきれないくらい、沢山。沢山…」 ばつが悪そうな笑みを浮かべる
GM : 紳士「結節点さえ破壊できれば…母君を救い、君も犠牲にならず、我々も次元を跳躍できる…っ! なのになぜっ!…」
桜庭 遥 : 「メフィストさん。ファウストさん」 真面目な顔になって
GM : 黒猫「……」
桜庭 遥 : 「あなた方もその『大切』な中に含まれているんです…ですから、それは聞けません」 苦笑いを浮かべる
GM : 紳士「…それは…(顔を隠すように帽子のつばを下ろし)…ふむ参ったな。…ははは、長く時空を旅してきたが、そんな事を言われたのは初めてだよ…」
桜庭 遥 : 「さようなら、メフィストさん。ファウストさん…」 ファウストの頭を軽くなで、立ち上がる
GM : 黒猫「…ニャア…」
桜庭 遥 : 「怪我、治してくれてありがとうございました…さようなら」
GM : 紳士「…(くるり、と振り返り)…わかった、もう言うまい…だが気を付けたまえ。時間管理局の連中は、君が思うより残酷で機械的な連中だ…」 紳士は、砂と変化し風に消える…
桜庭 遥 : それを見送り、空を見上げながら呟く
桜庭 遥 : 「柊さんには…挨拶しておかなくちゃ…。もう、お弁当は作ってあげられないかもですから」
桜庭 遥 : どこまでもばつの悪そうな笑みを浮かべ、草を掻き分けながら山を降りていく…


4−5.ストロベリータルト、ハニーシロップ砂糖和え

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