衝撃の告白

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  そして、戦いから数日が経過した…

御剣 詩乃 : ―――がちゃり。先生の病院へと、足を運びます

小鳥遊 優 : 「やあ、シノ君いらっしゃい(微笑んで)」
御剣 詩乃 : 「あ、先生。こんにちわ(ぺこり)」
小鳥遊 優 : 「光夜の診察かな? あんなことが、あったしね(にこにこ)」
御剣 詩乃 : 「そうですね。異常はないとは思うのですが…一応、念のために、と思って」
小鳥遊 優 : 「うん、…光夜、ちょっとひやっとするよ?」 聴診器で心音聞いたり、脈計ったり
御剣 詩乃 : じっと見てましょう。―――光夜を(笑)

小鳥遊 優 : 「ねぇシノ君、進路決まってるかい?」診察しつつ
御剣 詩乃 : 「はい? 私ですか? ―――まだ、決まってないです。もしかしたら父の会社を継ぐのかも知れませんが…」
小鳥遊 優 : 「…ねぇシノ君」
御剣 詩乃 : 「はい?(きょとん)」
小鳥遊 優 : 「桜庭親子の事なんだが…サナエ君はハルカ君に任せたが、いつ来るか分からない未来人というのも怖い」
御剣 詩乃 : 「そうですね。光夜なら多少の恩情は聞き入れてくれるかも知れませんが」
小鳥遊 優 : 「光夜なら大歓迎なんだけどね(苦笑) …まぁそんな可能性に頼るのは私の性ではないのでね…どうだろうか? 薬の研究を、手伝ってはもらえないかな」
御剣 詩乃 : 「薬、ですか?―――それを私が?」
小鳥遊 優 : 「ああ、キミなら間違いなく出来ると思うんだけれど…」

桜庭 遥 : コンコン…と、その病室の扉がノックされる
小鳥遊 優 : 「おや? 今は診察中ですよ」
桜庭 遥 : ??「えぇ、知っています。でも、興味深い話が聞こえてきたもので…」 カチャ、キィ…

  そこに立っていたのは…遥の母親、早苗だった

桜庭 遥 : 早苗「その話、私も乗せてもらってもいいかしら? 先輩、それと御剣グループのお嬢さん(にっ)」
小鳥遊 優 : 「…おやおや、久しぶりだねサナエ君」
御剣 詩乃 : 「…どなた様でしょうか?」
桜庭 遥 : 早苗「あ…っと、自己紹介してなかったわね。私は氷室早苗。お世話になった遥の母親よ、一応…ね」
御剣 詩乃 : 「あ、あなたが桜庭さんの…どうも。はじめまして(ぺこり)…あら? でも確か昏睡されていたんじゃあ…」
桜庭 遥 : 早苗「遥がね、その…強情っぱりだから、そこの…光夜君、だったかしら? ――に頼んで、私を目覚めさせてくれて」
御剣 詩乃 : 「はぁ…」
桜庭 遥 : 早苗「代わりにあの子が寝ることになっちゃったの。…その様子を見ると言ってなかったんですね? 先輩」
小鳥遊 優 : 「む…そんな手を使ったのか、あの子は本当に頑固だねぇ…」
御剣 詩乃 : 「桜庭さんが寝てしまったのですか…?」
桜庭 遥 : 早苗「そういうこと。あの子に説教してあげるためにも、薬、必要になっちゃってね」 肩を竦める
御剣 詩乃 : 「そうですね。柊さんも心配してるでしょうし」
小鳥遊 優 : 「サナエ君の研究資料もこっちに移してあるし、道具もあるから問題はないだろう」
桜庭 遥 : 早苗「えぇ。当世最高級の化学者が3人もいれば、あんな薬なんて2年どころか1年でケリ、つけられます(にっ)」
御剣 詩乃 : 「そ、そうでしょうか…(困惑中)―――でも、私なんかで薬の開発にお役に立てるかどうか…」
小鳥遊 優 : 「シノ君。確かにキミは素人だ、けれどね…」
御剣 詩乃 : 「…」
小鳥遊 優 : 「…色々やってみてもらいたんだ。勝手かも知れないけれど…もしかしたらこれがキミの道になるかも知れない」
御剣 詩乃 : 「―――そうですね。やってみなければ可能性は0ですし。…私、手伝います(微笑む)」
小鳥遊 優 : 「ありがとう(微笑み)…可能性は無限大だよ、探求者殿が言ったようにね」
御剣 詩乃 : 「はいっ(にっこり)」

柊 祐真 : しっかし、予想外だぁぁ…っていうか…PLが硬直中
GM : GMも想定外の展開に、びっくり(笑)
御剣 詩乃 : GMがっ!(笑)
桜庭 遥 : 早苗「というわけで、今からでも早速研究に…」
小鳥遊 優 : 「…サナエ君、ちょっと席を外してもらえないか? 本当はここからが本題だったんだ」顔を赤くしつつ
桜庭 遥 : 早苗「…ちょ、ちょっとちょっと先輩ぃっ!?(バタン)」

  興奮する早苗は締め出され、部屋に再び静寂が戻った

小鳥遊 優 : 「で、シノ君。ええと…ついでみたいな話の切り出しで悪いのだが…(赤面しつつ)」
御剣 詩乃 : 「(?とても混乱中)…はぁ…なんでしょう?」
小鳥遊 優 : 白衣のポケットから小さな箱を取り出して差し出す
小鳥遊 優 : 「色々と問題があるのは重々承知なんだが…その…私と一緒に…家族になって欲しい」
御剣 詩乃 : 「えぇっと、家族、ですか???」
小鳥遊 優 : 「――単刀直入に言うと、シノ君を愛している異性として(顔真っ赤)」
御剣 詩乃 : えっ!? 「えぇっと、そのあの……あの…」 口をぱくぱく。交互に自分と先生を指差して混乱中
小鳥遊 優 : 「――――」
御剣 詩乃 : 「―――ご、ごめんなさい」と小さく
小鳥遊 優 : 「――あ、いや…すまない、やはり迷惑だったな」 箱を白衣のポケットにしまい
御剣 詩乃 : 「あ、あのっ!先生が嫌ってわけじゃないんですっ!(慌てて)その…私はまだ、愛とか…そういうのが分からなくて…先生のこと、今まで女性だと思っていましたし…」
小鳥遊 優 : 「…あ、ああ…」
御剣 詩乃 : 「―――だから…その…時間を…頂け、ません…か?」
小鳥遊 優 : 「あ…ああ、勿論待つとも! それこそ何百年でも!!」
御剣 詩乃 : 「な、何百年ですか??」
小鳥遊 優 : 「あ、いや…私は長生きしてるから…その…言葉のあやだ」 焦り(笑)
御剣 詩乃 : 「そうですか」 と苦笑して柔らかく微笑む
小鳥遊 優 : 「あ、ああ…えーと、それに私も本当はあまり性というモノは分からないしな」(苦笑)
御剣 詩乃 : 「まだまだ、お互い未熟ですね」 くすりと笑う
御剣 詩乃 : 「それでは」 とお辞儀して光夜を抱いて出て行こうと…
小鳥遊 優 : 「あ、しまった言い忘れてた!(汗)」
御剣 詩乃 : 「?」
小鳥遊 優 : 「光夜は問題なし、将来はすくすくと育ってあんな子に…なるかもしれないな?」
御剣 詩乃 : 「そうですね。元気に育ってくれれば私は十分ですけれど」 苦笑する
小鳥遊 優 : 「はは、それじゃお大事に」
御剣 詩乃 : 「はい。ありがとうございました…(ぱたん)」
小鳥遊 優 : 「ふぅ……言ってしまったな」 扉の閉まった診察室の中、優の顔は赤く嬉しそうに微笑んでいた


6−2.デラックスストロベリーパフェ、サッカリンとシロップ大盛り

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