そして新たな犯罪者

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  そして、柊は思い出の場所…海へと、やって来た

柊 祐真 : 何時の間にか日は沈みかけ…世界は紅く染まっている…
GM :  …ざざぁ… …ざざぁ…
柊 祐真 : 「………」 だらりと下げた片手に剣を持って…

  思い出すのは、ここ数日の事…そして、遥との約束…

柊 祐真 : 「…約束はした、けど…やっぱり…遥さんが居ないのは、嫌だ…」
柊 祐真 : 「日を置いて…改めて自分の心が判ったから…」

   剣を構えて…

柊 祐真 : 「魔剣よ…俺にお前を使う資格があるかどうか知らないけれど…こういう時は力を貸しやがれっ!」

   剣を振り上げ、一瞬溜めて…

柊 祐真 : 「…繋がれっ! 俺の…想い人の所まで…っ! ――――ッ…セイヤァアアアアアア!!」

   何も無い空間に…剣を振るう…ッ!

GM : すっっっ……ぱぁぁぁあああっっ!! 未知の可能性への扉が…開く!
柊 祐真 : 「…これが本当に遥さんの元に通じてるかなんて判らないけど…けど…」
柊 祐真 : 「信じる…ゼッ!」 その扉の中に…思いっきり助走をつけて…飛び込むっ!
御剣 詩乃 : とびこんじゃったー(笑)
桜庭 遥 : いっちゃいましたね〜(笑)
小鳥遊 優 : ま、彼がどうなったかは、また別の物語、かな?
GM : (うなずき)その通り! 皆様、大変ありがとうございました! これにて『蛍町の幽霊』シリーズを、閉幕とさせて頂きます!

   こうして、新たな時空犯罪者が誕生し
   蛍町には再び静寂が訪れた
   その後、柊を見たものはいない…

   …今は、まだ

桜庭 遥 : それでは次回、ARA世界での柊君の活躍をお楽しみにっ♪
柊 祐真 : …ええっ!?

   お し ま い




  おまけ

   (運命、その1)
   
(運命、その2)
   
(運命、その3)








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(運命、その1)

  大冒険の末、別世界で普通に暮らしている遥を見付けた柊
  GETして連れ帰ってみると、寝ていた遥が薬で目覚めていた!!

桜庭 遥 : …流れる気まずい雰囲気。 「「…ご、ごめんなさいっ!」」 と、それぞれ身を引こうとする遥(ぇ)
御剣 詩乃 : 詩乃や先生が、冷たい視線で柊を(笑)
柊 祐真 : 俺って…俺ってぇぇぇぇぇぇぇぇぇ



(運命、その2)

  遥を求めて、様々な空間を転々と流離う柊
  だが、時空管理局の追跡者の手が、柊を襲う!!

GM : 最後は、100人の光夜と殺陣ですかね?(笑)
柊 祐真 : …マトリックスになっとる!?



(運命、その3)

  『ギャオォーーーーン! シャギャーーーー!!』

桜庭 遥 : そこは、右を見ても左を見ても大型肉食獣の世界…
柊 祐真 : ちょっと待てぇえええええええええええ!!!
GM : そして、そこを駆け抜ける柊祐真(笑)
柊 祐真 : 「ここは…ここは何所だぁあああ!!!! オイッ!? 答えろ魔剣ーーー!!!! でぇえええええ!?」 疾走!
桜庭 遥 : そして、障害物に伏せてなんとかやり過ごす
柊 祐真 : 「(ぜはーっ、ぜはーっ)…し、死ぬ…」
桜庭 遥 : T−LEX「フー、フー…ガフッ、ガフッ! フンフン(匂いを嗅いであちこち探し回っている)」
柊 祐真 : 「けど…遥さん見つけるまで…負けてたまるか…っ!」 決意を新たにして…

  と、そこで。背後に気配を感じる

柊 祐真 : 「…ん? お、お前は…」
桜庭 遥 : 光夜「…………何やってるんですか、貴方は(汗)」
柊 祐真 : 「…………何って…想う人を探しに…かな…?」
桜庭 遥 : 光夜「時空犯罪者の気配を察知したと思ったら…見なかったことにしてあげるから帰りましょう」
柊 祐真 : 「そ、そうは行くか! 俺は遥さんを見つけるまではっ!…」
桜庭 遥 : 光夜「え? 遥さん? 確か、貴方の世界の彼女は…あ、やっぱり(手元の装置を弄って小さく頷く)」
柊 祐真 : 「え?」
桜庭 遥 : 光夜「もう目覚めているんですが…新薬の完成とやらで」
柊 祐真 : 「……………………」
桜庭 遥 : 「……………………」
柊 祐真 : 「……………………」
桜庭 遥 : 光夜「…………で、ここで何やってるんですか、貴方は…」
柊 祐真 : 「……あ」
柊 祐真 : 「…………あ」
柊 祐真 : 「あぁあああ!??! しまったぁああ!!??? ってことは俺が遥さんを待たせてるわけでぇえええ!??!」
桜庭 遥 : 光夜「……随分長いこと彷徨っていたようですね …向こうでは、既に…」
柊 祐真 : 「す、既に…?」
桜庭 遥 : 光夜「……」
柊 祐真 : 「………」
桜庭 遥 : 光夜「……では、帰りましょうか…(ふい、と目を逸らして)」
柊 祐真 : 「…目を逸らすなぁあああああ!!! うわぁあああああああ!!!!!」

  〜FIN〜

桜庭 遥 : 大丈夫大丈夫。ここで 『既に彼女は結婚してました♪』 なんて結末を用意するGMじゃないよ(笑)
GM : …貴女が、言い出さなければね…(笑)


おまけ
  柊、愛の劇場

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