オープニングフェイズ



GM:シーンプレイヤーはリュウ! 場所:市外の廃墟 時刻:夕刻

GM:相棒、そして部隊のトルーパー達と共に、反乱軍のアジトの1つに踏み込まんとするシーンです



リュウ:気配を消し、黄昏時の闇の中に溶け込む

GM:近くを歩く相棒…「ボルゴ」が、身振りで合図をする。『(正面玄関、配置OK)』

リュウ:赤い光点がいくつか移動している。ひとつ、ふたつ……予定通りほ配置に着いたようだ

GM:後は扉を蹴破り、突入の合図を待つばかり

リュウ:「……5秒後に各自に突入。」

GM:ボルゴ「…了解」

リュウ:4……3……2……1……GO!

GM:バァン! 扉を蹴破り、兵士達が屋内へと殺到する!

GM:だが、リュウが見たものは、当惑する味方の兵士達だった

GM:何故なら、内部は既にもぬけの空… 反乱軍の姿が無い

リュウ:「……なに? これは、どういうことだ ボルゴ!!」

レニー:兵士A「ばかな!!!」

GM:「………感づかれてたらしいな…隠れてるかも知れん。(兵士に)お前ら、地下を捜索しろ」

レニー:兵士A「サー!イェイサー!!」

リュウ:「……くっ、よもや気取られるとはな。仕方がない、すぐに見つけ出せ!」



GM:ドヤドヤと兵士達は部屋を出て行った… 残されたのは、リュウとボルゴ

GM:最近、こういったケースが多い… まるで事前に情報が漏れているかのよう

GM:ボルゴ「…ふぅ、今回もとんだ無駄足だったな」

リュウ:「ああ、そうだな。また……か。新たな情報網でも出来たのかも知れんな」

GM:ボルゴ「…聞いたか? 内通者がいるらしいって噂…どう思う」

リュウ:「……だとすれば、それを排除しなければならないな。俺の戦歴にも傷がつく」 すぐ傍に落ちていた人形を掴み上げ、眺めながら言う



GM:ボルゴ「(唐突に)…なぁリュウ。お前『子供時代』ってぇのは、どんな気持ちか、考えてみた事、あるか?」

リュウ:「……おかしなことを言うものだなボルゴ。子供時代? ありえないな」 ククク、と面白いものを見つけたかのように嗤う

GM:ボルゴ「ああ…正常な市民は、完全な肉体を持って社会に生まれる…だったな………けどよ(ぽん、と机の上にあった、写真を投げて寄越す)」

リュウ:パシッとそれを受け取り、それを眺める。

GM:子供の写真、満面の笑みを浮かべています…ここにいた反乱者の子供でしょう

GM:ボルゴ「どうよ、随分と楽しそうだとは思わねえか? …そんな顔するヤツ、街じゃ見た事ねえよな」

リュウ:「……くだらんな。このような不完全な存在が世に溢れたらどうなるとおもう?」

リュウ:「クローンは、全てにおいて完全な姿。知識、技能、能力を備え、自らの感情を自制する心を持った人間」

リュウ:「不完全な存在をゆるせば、人類に未来はない。……違うか」

GM:ボルゴ「…そう思ってたさ…オレ自信が…いや、俺達が完全な存在だと信じてた時にはな…」

GM:ボルゴは、スッ、とポケットより、1つのチップを取り出した

リュウ:「……それは、何のまねだ?」

GM:ボルゴ「………これ、何だかわかるか?」

リュウ:GM、知っていて良いのでしょうか?

GM:知らない

リュウ:「……いや、知らない。それは……なんだ?」

GM:ボルゴ「感情抑制装置だ…俺達クローンには、皆コイツが仕込まれてやがる…オレがこれを知ったのは、ほんの偶然だ…」

リュウ:ドクン……なぜだかわからないが、その言葉は真実を含んでいる。そう感じる

GM:ボルゴ「その時、オレは興味を持った。反逆者どもを駆り立てる『強い感情』ってのが、どんなモンなのかを…な」

リュウ:「まさか……それは、おまえの? 馬鹿なことを、お前は自分が何をしているのかわかっているのか?」

GM:すぅ…ボルゴが、銃を抜く… 「オレの裏切りは…もう特警に掴まれてる。始末されるのも、時間の問題だ」

リュウ:「そうか……やはりお前が」

GM:ボルゴ「だからその前に、お前を解放する! 俺達Eナンバーのチップが仕込まれてるのは…ここだ!」 チッ、とレーザーポインタの光が、リュウの右肩に照準された

リュウ:驚いたように目を見開き、反射的にそれを避けようとする

GM:ぱぁん! …ボルゴの射撃の腕は正確だ。リュウの右肩にある『しこり』をプラズマが撃ち抜き… 瞬間、リュウの全身に激痛が走る!

リュウ:熱い衝撃が右肩を走り抜ける 「ぐあああああっ!!」

リュウ:あまりの衝撃に、よろめき倒れる

GM:その瞬間! 『ぱららららっ!』と銃声が響き、ボルゴは穴だらけになった 兵士達「隊長!ご無事ですか?!」

リュウ:「……ボルゴ」 呆然と、数瞬前まで相棒だったものの影を見つめる。

GM:『ぱんっ! ぱん、ぱらららっ! どきゅん!』 兵士達は、再生をはじめる肉塊に向け、執拗に銃撃する

リュウ:「やめろっ! もう必要ない!!」

GM:『ぱぱんっ…(しーん)』 …もう、ボルゴはこの世にいない…そこにあるのは、引き裂かれた肉片だけ…

リュウ:ふらりとその死体に近づく

GM:兵士たちは、銃を油断無く構え、成り行きを見ている

リュウ:「(お前は、いったい何を俺に伝えたかったんだ? くそ……この感情はいったいなんなんだ)」

リュウ:「……他のターゲットは?」

GM:兵士「はっ…そっ、その…エリア内に動く物は、皆無であります!」

リュウ:「では、引き上げだ。総員退避!!」

GM:兵士「サーッ!イェッサー!」

リュウ:指令を下し、兵士達が隊列を組み引き上げていく

リュウ:血に塗れた戦場の跡に一滴の涙が零れ落ちた



  3−2.何かひっかかる、何だろう?  

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