GM:では、次のシーンプレイヤー。「E0269」ことレニー

GM:時刻は夜分、場所は高層住宅街。事件発生を受け、チームで出動したシーンです

レニー:はい



 299x年…人類社会は「崩壊」と呼ばれる脅威に、密かに蝕まれていた。
 突如として人間が腐敗し、崩れ落ちる怪現象…それが崩壊
 これを人知れず「処理」する事が、E0269の所属する「第2特務隊」の任務だった…


GM:B6117「…準備は良い?」

レニー:「…問題ない」

レニー:隠れながら味方を援護できるように、周囲を見張っている

レニー:そして心に思う「まだこんな任務が…」

GM:B6117「目撃者は推定2名。周囲に情報が伝播する前に処理。そして崩壊体をD3864が解析…OK?」

レニー:「…了解」

レニー:B6117を援護できるように背後にいる

GM:B6117「…GO」 さっ、と影のような俊敏さで、相方が部屋へと侵入する

レニー:続いて突入

リュウ:乾いた音が廊下に響く。同時に、高鳴ってゆく胸の鼓動。

GM:ぱんっ、ぱんっ! …銃声が2回響いた。相棒が住人撃ったのだろう

レニー:「…!!」 反射的に銃を構える

リュウ:B6117「落ち着きなさい、E0260 貴女の出番はまだないわ」

レニー:心に思う「…今回、、心が落ち着かない…なぜだ」

GM:部屋には住人の死体が2つ… そしてベッドには「どろり…」と生きながらにして溶解している人間が

GM:溶解人間「…あ…あぅ…う、うぁ…」

レニー:いつも見ている光景ですよね? 普通に近づく

GM:溶解人間「……誰か…おれ、どうして……腕、おれのウデハドコ…?」

レニー:銃を向けて…、止めを刺す

リュウ:数発の銃声が部屋に響きわたり、硝煙の臭いが鼻を焦がす

GM:びくんっ! …それきり、それは動かなくなった

レニー:これ以上苦しまないようにと、心のどこかに思った



GM:さて、場面は変わりまして、帰還する装甲車の中

レニー:一人で無言に座ってる

レニー:(なぜだ…任務は成功したが…不愉快だ)と思ってる

GM:分析担当の「D3864(通称ジョイ)」が、君に話かけてきた

GM:ジョイ「はぁい、ご苦労さん」

GM:ジョイ「どうしたの? シケた顔して。…確かに、最近出動多いけどさ」

レニー:「…ああ」と一応返事する

レニー:「…大したこと無い、、」

GM:ジョイ「…本当?(冗談めかして)…まさか『崩壊』の前兆じゃないでしょうね?」

レニー:「…は、戯言だね」と自嘲の風に言う

レニー:「…ただ…なんで人間が、ああなるのか…ちょっと興味があって」

GM:ジョイ「ん…(少し真剣な顔になり)…コンピュータ様のご見解では、彼らは隠れ反逆者で、不完全な人間だからっ…って事になってる…けど」

レニー:「…隠れ反逆者か…最近増えてるね」

GM:ジョイ「…反逆者かどうかは知らないけどさ。ねぇ気づいてる? 今日のヤツ、またGナンバーのクローンだった」

GM:補足しますと、番号の最初のアルファベットは、クローンの世代数を表します。Eナンバーならクローンの5代目、という事です

レニー:「…失敗作かな」と興味なさそうに言う

GM:ジョイ「この前の前のはH、そのまた前はF…コンピュータ様は関係無いって言ってらっしゃるけど…ねぇ?」

レニー:「…なに? そろそろEの番っていいたいのか」と皮肉そうに言う

GM:ジョイ「さぁ、そうかも知れないよ…おっと、基地が見えてきた」

レニー:「…」 無言で頷く

レニー:そして目を閉じる

レニー:(…なにか引っかかる…なんだろう…)

GM:ではシーンカット



  3−3.偉大なる●●様のために  

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