レニー:さあて、主人公の出番です

GM:それじゃあ… お待たせしました! 柊くぅ〜ん

ケン:ある意味一番話から離れた主人公(笑)

祐真:あ……はい



 ―――柊は今、無限に続く、砂漠を彷徨っていた―――



GM:時空の裂け目に飛び込んでから、いくつの世界を渡り歩いたのだろう… 気力は擦り切れ、もう倒れそう…

祐真:水筒の水も底をつき、目的地も無いまま歩き続ける

ケン:サソリが食い物に見えます(笑)

祐真:「ぜぇ……ぜぇ……」ふらふらと、何かの拍子に倒れてしまいそうなほどの足取りで

のぶ:カサカサカサ(サソリ)

リュウ:チクリッ

GM:刺されたっ!?(笑)

祐真:「って……ん……? ……」痛みを感じる、そして初めてそれの存在に気づく……

ケン:毒が全身に回りはじめている

GM:朦朧とする意識…

祐真:「(え……ちょ……ま……今倒れたらもう起き上がれない……)」そう思いつつも身体は傾いていき……



 ―――倒れる、そう思った時。脳裏に声が響いた―――



のぶ:???「憐れな子羊よ、汝、汝の求めし者に会いたいか?」と頭の中に声が響く

祐真:「(は……? 何だ……? 求め……)」消え行きそうな意識の中、聞こえた声への答えを考える

祐真:「(求め……俺が求めている人は……)」ふっ、っと脳裏に霞めるあの人の笑顔……

祐真:「(会いたい……会いたい……会えるなら……)」

祐真:「遥さんに……会いたいっ!」その言葉を言い終わると同時に、身体は地面に倒れ込む

のぶ:???「主に辛くとも、現実に耐えれる心があるならば、我が主を導こう」

祐真:「(耐えてやる……耐えてみせるさ……会えるなら……。だから……頼む……)」意識が掠れていき、砂漠の熱さすら身体に感じなくなる



 ―――すると…何も無い空間の『向こう』から、「ざすっ!」と剣先が突き出された!―――



のぶ:???「グッドラック!!良い旅を」

祐真:「え……?」一瞬、何が起こったか判らず……

GM:「ず…ずずず……ずっ…」 と剣は空間を切り裂いて… 裂け目が現れ、柊を吸い込み…

GM:「ひゅーーーーっ!」 柊は裂け目に飲まれ、落ちてゆく

祐真:「って……ちょっと待てなんだそれぇえええええええっ!??!?!??!」無かったはずの最後の力を振りしぼって叫ぶ



 ―――さて、時代を元に戻そう―――



GM:ひゅぅぅぅぅうううう……どしーん!!!  柊は、どこかへと落ちた

祐真:「……がぁあっ!?」幸い背中から落ちたものの、思いっきり強打

GM:周囲は『機械で構成された祭壇』とでも言うべき、異様な場所… そして、目の前に、誰かの足

祐真:「げ……げはっ!? がはっ!?」

GM:頭上から、声が降ってくる 「………嘘……」

祐真:「って……あ……ん?」 首だけを回してその足の主の顔を見上げようとする

GM:見上げた柊の眼に映ったもの

GM:それは…

GM:遥「……柊…さん…?」

祐真:「え……あぁ……」

GM:黒い制服のようなものを纏い、何か異様な雰囲気をただよわせているものの… 間違いなく、そこにいるのは、桜庭遥

祐真:じっと顔を見つめる。他人の空にではないかと……けれど、そんなはずは無くって……

祐真:「え……あ……は……は……」

のぶ:のぶ「歴史が…運命が動く…」 どこからかその光景を見下ろしているのぶが呟いた

リュウ:ど、どうなるんだ!!!(笑)

レニー:わお!!!!

GM:では、シーンカット!



  4−1.紛らわしいケド別人なんです  

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