GM : ではオープニングです
GM : 君達は知人であるアルケミストの家に、こっそりと呼ばれました。極秘な依頼があるそうです
エア : 依頼だ! っつーわけで行くぜ!
スライ : 「アルケミストねぇ…俺様は、ああいうバケ学っていうやつは今一信用できないんだけどサ」
ミレイア : 「ま〜いいじゃない依頼なら取り合えず聞いてみたほうがいいわよ♪」
アルマ : 「…………」(腕を組んで黙々とついていく
ミント : 「…」
エア : 「ちわーっす!(がんがんと家の扉を叩き)」
スライ : 「三河屋で〜〜す!!」
GM : 「(家の中から)ど、どうぞ…」
エア : 「ん、お邪魔しまーす(がちゃり)」
GM : さて、扉を開くと、依頼主であるアルケミスト『ロンゲ』氏が出迎えてくれます
エア : ロン毛?
アルマ : 長いんだな
スライ : やっぱり、髪長かったりするワケ?
GM : はい、彼はふさふさのロン毛です。ローブを着て、いかにも研究者、な印象の人物です
GM : 彼は青ざめた顔をしており、とても落ち着かない様子です
ミント : 「だ、だいじょうぶですか?」
GM : ロンゲ「よ、ようこそ… よく来て下さいました… うう〜私はなんという事を…(うなだれる)」
エア : 「(うゎ、すっごい髪……)っとと、じゃなくて。話、話」
GM : ロンゲ「お願いです! どうしても極秘に取り戻してもらいたい薬があるのです!」
ミント : 「はあ、お薬ですか…」
スライ : 「ん? 秘伝の育毛剤とか?」
アルマ : 「……話を聞こう」
GM : ロンゲ「はい… 事の起こりは昨日でした…」
GM : ロンゲ「私は最近、共同研究者と共に素晴らしい薬の開発にいそしんでおりました…」
スライ : 「…とりあえず、スバラシイクスリっていう時点で怪しさ大爆発なんだが」
GM : ロンゲ「ところが昨日、研究の過程で恐ろしい薬が完成してしまいまして」
GM : ロンゲ「破棄しようとした所、共同研究者が突然豹変して…薬の持ち逃げを」
アルマ : 「極秘に……始末しろと?」
GM : ロンゲ「はい… 奪われた薬の存在を、永遠に抹消してください…」
アルマ : 「(持ち逃げした共同研究者を、と言ったつもりだったのだが)」
スライ : 「アルマ姐さん。そう短気になる事ァないって。過ぎた力を前にしたら、気が迷うのはよくあることサ」
エア : 「んで、どんな薬だったんですか?」
ミレイア : 「恐ろしい薬って言っても色々あるものね〜」
GM : ロンゲ「(エアに)…あなたがた、口は堅いですよね?」
エア : 「もっちろん、口の堅さは意志の固さ。約束だってやぶらない!」
ミント : 「え、ええ、もちろんですわ」
ミレイア : 「依頼内容を暴露して回るほど腐ってないわよ〜♪」
GM : ロンゲ「…私どもは、とある病気を治す薬を開発していたのですが… その逆の効果を持つ薬が完成してしまいまして…」
ミレイア : 「逆って言うと、病気を発病させる薬が完成しちゃったって言うこと?」
GM : ロンゲ「病気と申しますか… その…」
GM : ロンゲさんはしばしためらった後… おもむろに自分の髪の毛を引っ張ります… ふぁさっ…
エア : 「………ぉ?」
スライ : 「…あいやぁ」
GM : カツラが取れた後… そこには見事な若ハゲが
ミレイア : 「…」
アルマ : 「…………(無言のまま静かに後退」
GM : ロンゲ「抹消してもらいたいのは… ハゲになる薬です…」
エア : 「………………え?」
GM : ロンゲ「彼は、山の向こうの水源にこれをバラ撒いてやると言っていました! 街の皆をハゲにしてやると!」
エア : 「あ、ある意味すっげぇ大変だっ!」
スライ : 「とりあえず、そんな事されたら街の散髪屋が全部店を畳む事になるなぁ」
ミレイア : 「…もしかしてその逃げた研究者ハゲなの?」
GM : ロンゲ「はい… 彼の名はゲンティ… 見事なつるっぱげでした…」
エア : 「つ、つるっぱげ………とにかくさ、早く行こう! とっとと行こう! さっさと行こう! 街じゅうハゲになったら大変だ!」
ミレイア : 「やけになった人って恐いわね…」
アルマ : 「……すぐに止めに行くことを進言する」
スライ : 「え? いいジャン別に。即死する猛毒って訳でもないんだろ? 一度禿げれば、今度からハゲの人達に対して優しくなれるっしょ?」
GM : ロンゲ「とんでもない! あなたはハゲの恐ろしさ、屈辱を知らないからそんな事を! それに一生ハゲます! 研究資料から推測すると!」
ミント : 「…」
アルマ : 「すぐに止めにいこう(がしっとスライの肩を」
スライ : 「…アルマ姐さん」
アルマ : 「…………」
スライ : 「…髪の水分、ちょっと足りてないよ? あんまり淑女のハゲってのは聞かないけど、今からトリートメントしとかないと、将来大変だよ?(髪をさわさわしつつ)」
アルマ : 「(無言でスライにボディーブロー)」
スライ : 「ぐはっ!?」
ミレイア : 「一生は洒落にならないわね〜…」
ミント : 「飲み薬なの?」
GM : ロンゲ「いえ… 各種ポーションと一緒です」
ミント : 「頭部だけを直撃するハゲ薬っ! …すごい技術よね」
GM : ロンゲ「報酬は400G差し上げます。それと念の為、これをお持ちください…(謎ポーション10個)」
エア : 謎ポーション(汗
スライ : 「あんまり聞きたくないんだけどサ。このポーションの効果って…何?」
ミレイア : 「…解毒剤…?」
GM : ロンゲ「中和剤です。万一ハゲ薬を受けても、2ターン以内に服用すれば効果を免れるハズです」
アルマ : 「1人2本を携帯することを進言する」
ミント : 「そ、そうね」
エア : 「そだな……」
ミレイア : 「うん、貰っておくわね…」
スライ : 「つーかさ、俺様、帰っていい? 昼間っから包丁持って道歩いてる血まみれの主婦並に係わり合いになりたくないんだケド」
アルマ : 「スライ。私からお願いする。協力してくれ」
ミント : 「まあ、まあ、それに村の人たちにも被害が及ぶことですし」
エア : 「仕事なんだからしょうがないだろー。我慢してくれよ〜」
ミレイア : 「スライ、お願い〜♪」
ミント : 「こんな悪事なんて見逃せませんわ」
スライ : 「…しょうもねー」 ポットを受け取る。俺様、これで積載量ぎりぎりだしなぁ
アルマ : MPポーション、誰か1本受け取って…
エア : 筋力に余裕があります、受け取っておきましょう
アルマ : よろしく
GM : 防具を捨てたら? 髪の毛が惜しいなら?(笑)
スライ : 「頭丸めたレディも、結構オリエンタルな感じがしていいもんだけどネ」
アルマ : 「……」