シ弱侍と呼ばないで!?

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GM : 次のシーン。シーンプレイヤー:柊
GM : 場面:セバスに懇願されて、愛理に病人食を持っていくシーン

GM : ―――柊は、お盆を持って、廊下を歩いていた――

GM : 〜回想シーン〜
GM : セバス「ひ、ひいらぎ様…」
祐真 : 「あ……はい? 何ですか?」
GM : セバス「実は… 不覚ながら、私、先程の騒ぎで持病のぎっくり腰を痛めてしまいまして… お嬢様にお食事をお運びする事が、困難なのです…」
愛理 : セバスが、ありえない嘘八百を並べてる(笑)
祐真 : 「食事は、どこに?」
GM : セバス「(喜色満面) おおっ! お運びくださるのですか? 下さるのですねっ? 下さるのですかッッッ!!」
祐真 : 「まぁ……恩人、ですから」 迫るセバスに引き気味で(笑)
GM : セバス「(軽やかに立ち上がり) ささ、こちらに用意してございます! どうか、どうかお願いいたしますぞ???」
祐真 : 「……って、元気じゃないかアンタっ!?」ずびしっ
GM : セバス「(ぐぎっ)…お、おおお…(よろよろ座り込み)…ははは、喜びのあまり、つ…うっかり立ち上がってしまいましたわい…イタタ…」
祐真 : 「まぁ……引き受けたんだ、持っていくかぁ」 ガックリ
祐真 : 「愛理のこと、気にならないって言ったら、嘘になるし…」
GM : セバス「(ニヤリ)」

GM : …と、言う事があり、柊は愛理の部屋の前まで来ました
祐真 : 「(貧血でも持ってるのかなぁ?)」 とか、思いつつ
祐真 : 「(トレイを片手に持ち、もう片手でドアをノックする)おーい、起きてるかー? 入るぞー」 こんこん
愛理 : 「はーい……柊君?」 先ほど会った時よりずいぶん弱弱しい声が聞こえます
祐真 : 「ん……あ、ああ。……入るぞ」 ドアを開け、中に入る
愛理 : 「ごめんね、散らかっているけど……」 ベッドから身を起こしながら柊君を迎えます
祐真 : 「……大丈夫……じゃぁ、ないよなぁ。顔色、悪いし」 そんなことを言いながら、てきとうな場所に食事の載ったトレイを置く
愛理 : 白を基調に、明るめの配色の部屋。アンティークで可愛い家具が並んでいます。もちろん汚れているようには見えません
祐真 : 「寝てろって、傍目にも体調悪いんだから。それに……そんなに散らかってはないしな」 やんわりと、身を起こそうとした愛理をベットに押し戻しながら
愛理 : 「あはは、さっきと逆になっちゃったね……」 顔が赤くなっていて、だいぶ熱があるように見えます
祐真 : 「あ……ん、まぁ……疲れてたんだろ、ゆっくり休めって」

GM : ぱら…ぱらぱらぱら…ざぁぁぁぁ… 外に、雨が降ってきた…

愛理 : 「柊君、優しいね」
祐真 : 「ん? 困ってる時は、お互い様って言葉があるだろ? それに、愛理は恩人だし」
愛理 : 「私は当然のことをしただけだから。柊君に恩人なんて言ってもらえるような事はしていないよ?」
祐真 : 「なら、俺も当然のことをしてるってことで」 言いながら、食事の載ったトレイに手をのばし
愛理 : 「……あ、うん……」 柊君の笑顔に言葉を遮られて…
祐真 : ベットの隣に腰掛けて「……ていっ(愛理の額に掌を当てて)熱い……なぁ」
愛理 : 「柊君……あ、あの…」 当てられた手にちょっと照れながら
祐真 : 「食べられる? 自力で食べられないなら、食べさすけど……? って、何?」
愛理 : 「ううん、そんなことを言われたの初めてだから……じゃあ、食べさせてもらっちゃおうかな?」(笑)
祐真 : 「あ……あ、あぁ」 えーっと、お粥か。もしかして、アレかっ!? フーフーして冷まさせて食べさせろとっ!?
愛理 : 「おねがーい♪」
祐真 : 「……(ふーっ、ふーっ) ほい」 スプーンを口元に運ぶっと。…あ……あはは(PLが壊れ)

GM : と、その時!!
GM : ―――ずしん!!――― 屋敷全体に、轟音と震動が走った!!

祐真 : 「(ピクンッ!?) あ……何だ……」 スプーンを引っ込めつつ
愛理 : 「なに!?」
祐真 : 「あ……うわっとっ!?」 どさっ……
GM : (バランスを崩す、柊… 愛理に倒れかかる?)
愛理 : 「きゃっ……ひ、柊君……?」 倒れかかられました(笑)
祐真 : 「あ…………」 伝わってくる感触は、とても弱弱しくて……。……ど……どんどん泥沼に嵌まってくー(泣笑)
愛理 : 愛理の体温が伝わってくる……
祐真 : きっと、護ってあげなきゃいけないと、思う。次元の狭間で見た光景が、フラッシュバックする
祐真 : けれど……けれど……
祐真 : 「あ……ごめん」 謝りつつ、ゆっくりと、身体を起こす
愛理 : 「……ううん、いいの…………」

GM : ―――ゴゴゴゴゴゴゴ――― 鳴動する音…
GM : ――ズ、ズズズズ―― 床が傾き、窓が震える…ッ!

のぶ : ドカン!! その時、扉がぶちやぶられ一匹の猫が飛び込んでくる!!
のぶ : 「皆の衆!! 外を見るんじゃ!!」
祐真 : 「……え? お?」 ノブの方を見て、ついで窓の方に振り向く
GM : ゴゴゴゴゴ! ……窓の外…… なんと、屋敷が水没しそうな程に冠水しており、まるで荒海のように波打っている!
愛理 : 「こ、洪水!?」
のぶ : 「あのゼリーのしわざじゃろうて」
GM : セバス「(飛び込んで)…お嬢様! ご無事ですか!? 1階、2階は既に浸水をはじめております! ご、ご避難を…!」
GM : と、セバスが言った瞬間! どばーっ! と水が雪崩れ込み、セバスが飲まれる
GM : セバス「う、うぉぉぉぉ!!」
のぶ : 「セバース!!」
祐真 : 「セバスさんっ!?……と、兎に角高い所へ……か? ……えーっと、まだ走るのは無理だろうし……ええいっ!」 愛理を抱きかえるっ
愛理 : 「セバス!?……ってきゃあっ、柊くん!?」

GM : ???「はぁーっ、はっはっはっはぁぁ!!」
祐真 : そのまま、部屋の外の出て行こうとして……声の方に振り返る
GM : 声の方… そこの水が『もこっ』と盛り上がり、『にょき、にょき』と手足が生えるッ!
GM : ゼリー「ふははははは!! やはりな! 情報通り弱っているようだな有田川愛理ッ!(びし、と柊を指差す)」
愛理 : 「この声って……溺れさん!?」 柊君にお姫様抱っこされながらw
祐真 : 「…………みたい、だな」 溺れ侍を睨みつけている
GM : ゼリー「ふふふ… 完璧なる我が作戦ッ! 我が領域『溺れるモノは、我をも掴む』の中では、貴様らの能力は半減するのだ!!!」
愛理 : 「藁、です。藁」
GM : ゼリー「…あ…」
のぶ : 「やっぱダメだろあいつ」
GM : ゼリー「……(沈黙)………わははははっ!? 我輩の因子『水』で埋め尽くされたフィールドの恐怖、思い知るが良いッ!」
のぶ : 「アノ程度、ワシ一匹でかたそうか?」
祐真 : 「足止めだけ、頼む。今のままじゃ愛理、戦えないだろうし……」 ふっ、と視線を落として、愛理を見る
愛理 : 「……ううん、私は戦えるよ」 柊君を見上げて……顔は赤いまま、息も荒いけれど……
祐真 : 「ん………そっか」 愛理をゆっくりと、下ろします
GM : ゼリー「…ふっ、貴様らに逃げ場など無い。今回は相棒を連れてきたのだ…かも〜ん!!」
GM : ―――ぼこぼこぼこ――― 水面が泡立ち、1人の男が立ち上がる
GM : ―――ざばぁぁあ――― 立ち上がった人間… それは「溺死体ゾンビ」としか形容の出来ない風貌の人物だった…ッ!
GM : 溺死体「ボ…ボク、どざえモン……」
愛理 : 「相棒?……って! ……ゾ、ゾ、ゾンビ……!?」
GM : ゼリー「くくく… 有田川愛理! 貴様の弱点はリサーチ済みよ!! 今回の相棒はそれに則した人材を連れてきたのだ!」
愛理 : 「(うう、目玉が……死体が……でろでろぉ……)……ま、負けないっ」
祐真 : 「無理、だけはするなよ……?」
愛理 : 「ありがとう……大丈夫だよ。『正義の味方』は必ず勝つものだから!」
祐真 : 「はは……判った判った。ただ、辛くなったら休んでいいから。正義の味方だろうが何だろうが……女の子、だから、な?」 にっこりと、笑って
愛理 : 「うん……!」


4−1.たたかい、おわって

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