index へ戻る



ミドルシーン9 シーンPL:矢崎和彦

   夕日が落ちかけた街の中、柄でもないパトロールをする……
   『充電してもらった携帯』を持ちながら……


矢崎和彦:「……あ゛ー。だっりぃー……」 煙草に火をつけ
矢崎和彦:周囲を見回しても特に妙なものは見られない。普通だ、恐ろしく普通な状況だ。げへへ
GM:宛ても無ければやる気もない……そんな夜道を歩いていると…
GM:「ねぇ……君」不意に後ろから声がかかる
矢崎和彦:「あ?」 煙を吐き出しつつ振り返る
GM:振り向くと1人の女性が立っている…「お節介かも知れないけど、こんな時間に外歩いてると、危ないよ?」
矢崎和彦:「あ゛ー……どっちかってーと、危ねぇから出歩いてるんで」 煙草を側溝に投げ捨て
GM/女性:「そうなの?……じゃあやっぱりお節介だったね……」
矢崎和彦:「あぁ。つうか、アンタもこんな時間に外歩いてっと何があるかわかんねぇぜ?」
GM/女性:「あっ!言われてみればそうだね……でも大丈夫!アタシそれなりに強いから」
GM:女性は笑いながら言う
矢崎和彦:「へっ、そうかよ」
GM/女性:「でも危ないってわかってて、出歩く君も相当なモンだね……もしかして危険思考な人?」
矢崎和彦:「オレは危険なのは嫌ぇだ。っても、こっちにも色々事情があってな……」 がっくり
GM/女性:「何か君……苦労してそうだね……大丈夫?」女性は苦笑しながら近づいてくる
矢崎和彦:「ま、慣れてっし。苦労しない人生もないっていうし……」近づいてくるのを大して気にせず
GM/女性:「妙に達観してるんだね……(肩をポンと叩き)でも本当にここら辺危険だから、注意するんだよ?」
矢崎和彦:「(人間死ぬような目に何度も遭えば達観もするわな)……あいよ。ご忠告痛み入っとくわ」
GM/女性:「よろしい♪……それじゃあね。事情はともかく、あんまり危険な事に首突っ込まないようにね?」
矢崎和彦:「あー……ま、アンタもな」
GM/女性:「ありがとっ……」そう言いつつ背を向けながら……
矢崎和彦:その背を見送りつつ……
GM/女性:「あっ!そだ……多分無いと思うんだけど、1つだけお願い事していい?」
矢崎和彦:「あん?」 煙草に火をつけようとして止まる
GM/女性:「もし、子犬みたいに可愛い。背がこれくらいの女の子が、迷子みたいにウロウロしてるの見かけたら……」
矢崎和彦:「見かけたら?」
GM/女性:「(振り向いて)……綾からの伝言だって言ってこう言って…」
GM:女性はにっこり笑って「『家に帰って、私の事は忘れて……』って」
矢崎和彦:「あいよ。それでいーんだな?」
GM/女性:「うん。会ったらで構わないから……」
矢崎和彦:ここで《ワーディング》。
GM/女性:「………」女性は動じず、悲しそうな笑顔を浮かべたまま君を見る
矢崎和彦:「……は。分かった、伝えてやるよ」 《ワーディング》を解き
矢崎和彦:煙草に火をつけて、背を向け
GM/女性:「………ありがとう。やっぱり君……いい人だね?」
矢崎和彦:「そんな馬鹿な。じゃーな、アンタとは未来永劫二度と会わねーことを祈るよ」
GM/女性:「うん。アタシも祈ってる……じゃあ」
GM:背中で気配が動くのがわかる……それが人の動きでない事まで…
矢崎和彦:その路地を後にして呟く
矢崎和彦:「あ゛ー。収穫ゼロか、やっべぇなぁ……」

   厄介事には関わらない方がいい……夜が降りた街で、改めてそう思った。

シーンカット



矢崎和彦:そして脳裏に現れる魔女! むしろ悪魔! オレの明日や如何に!(パンパン
矢崎和彦:次回! 「和彦、死す」!  君のハートに今すぐアクセス!
GM:そこで落とすのか?!
ようこ恋歌:(じとー)
立木芽衣子:「へっくし!!……私の噂とはいい度胸ね、和ちゃんめ……」




ミドルシーン10 シーンPL:立木芽衣子

   それなりに広い小会議室……
   彼等が持ってきた情報、ないし証人(?)はそれなりに有益だと思われる…
   同時に「収穫がゼロ」もあるので、日進月歩だとも思うのだが……


GM:っと言う事で、できれば全員登場してください
一同:(ころころ)
GM:君の前には今3人の関係者と思われし人が集まっている。(エージェント達は犯人の捜索)
雪月恋歌:「…………」 無表情に部屋の隅に立っている
矢崎和彦:(ガクガク)
立木芽衣子:「……本当に何の収穫もないの?」じとりと和彦を眺める。
矢崎和彦:「な゛い゛。いや、マジで」 喉がガラガラ
立木芽衣子:「はぁ……まあいいや、仕方ないから和ちゃんには別件でも手伝ってもらうね。」
矢崎和彦:「あ、あいよ…」
西園寺ようこ:「(まくまく)」お茶うけを食べてます
矢崎和彦:「つうか……ソレは、なんなんだ?」 お茶請けを食い尽くす魔獣を見て
西園寺ようこ:魔獣じゃないもん!?
雪月恋歌:「西園寺ようこ、私の知り合い…質問は?」
立木芽衣子:「…和ちゃん人のことをソレとか言っちゃダメよ。」
矢崎和彦:「……や、まあ良いけどな」 小動物を観察しながら
西園寺ようこ:こんどは小動物だし…
矢崎和彦:魔獣がご不満のようだったので…!
立木芽衣子:「さて、これからどうしようか……?犯人のめぼしはついたけど、次に何処に現れるかは分からないし。」
西園寺ようこ:「…えっと、あの…良いかな?」おずおずと挙手
立木芽衣子:「ん、どうしたのようこちゃん…?」
西園寺ようこ:「あの…涼って人が、犯人で…ジャームの事件、なんだよね?」
立木芽衣子:「今ある情報では、そう考えるのが妥当ね……。」
西園寺ようこ:「えっと…で、その涼って人なんだけど…この苗字、本当、なの…?」資料を見て、言います。
立木芽衣子:「うん……間違いないよ。」ほんの一瞬、何処か寂しげな表情を浮かべ。
西園寺ようこ:「…で、綾っていう妹さんが…いて…死去?」
立木芽衣子:「公的記録ではそうなってるね。」
矢崎和彦:「綾……?」 資料の写真を見て首をかしげ、さらによこはまよこすかを見る
雪月恋歌:「……でももし私たちと同じなら生きていても不思議じゃない…」 ぽつりと
西園寺ようこ:「…あ、あの、ね…?偶然、かも知れないんだけど…」
西園寺ようこ:「あたしの、お世話になってる人…白川綾、って言って…で、今日…涼って人から電話が、あって…」
矢崎和彦:「ほぉ……」 なんか一人で勝手に納得
立木芽衣子:「……偶然だと思いたいけどね。辛いかもしれないけど、中々そんな偶然ってないと思うの……。」
西園寺ようこ:「…う…。」泣きそうになりながら、ごしごし目を擦って耐えます。
立木芽衣子:「頑張って、悲しむのはやれることをやったあとにしたほうが軽いから……。」優しくようこの頭を撫でる。
西園寺ようこ:「うん…。」こっくり頷いて
西園寺ようこ:「…綾さんが関わってるなら…あたし、この事件に協力したいです!」
立木芽衣子:「それは……。」少し表情を曇らせ「あんまり、勧められないな……。」
矢崎和彦:「ま、突然情が移って敵に回られても厄介なだけだしな」 ずずぅー
西園寺ようこ:「嫌なんです…」思わず椅子から腰を浮かして
西園寺ようこ:「あたしの大事な人が…あたしの知らないとこで。もしかしたら手が届いたかも知れないところで、どうにかなるかも知れないなんて!」 雪月恋歌:「…支部長…私からもお願いします…」 無表情なまま
矢崎和彦:「はぁ……オイオイ。どーすんだ? 支部長殿?」
西園寺ようこ:じーっと見つめて
立木芽衣子:「……事件の関係者の知人は調査に加えないほうがいいの。色々問題があるから。」僅かに顔を伏せる。
西園寺ようこ:「……」
矢崎和彦:「だ、そうだぜ?」
雪月恋歌:「…支部長…お願いします…」 頭を下げて
西園寺ようこ:「…どうしても、ダメ…なの?」
立木芽衣子:「じゃあ、逆に聞くけど、どうしてもついて来たい?」
西園寺ようこ:「…あたしは…。…綾さんを、どうしても追いたいです。最悪、一人だって…。」
立木芽衣子:「………。」視線を落とし、考え込む。

   それは机の上に当てられているが、何処かもっと遠くを見るように。

西園寺ようこ:「ただ一人、なんです…」
西園寺ようこ:「ただ一人の、あたしの日常…守りたい人なんです!お願いします!」
西園寺ようこ:視線は外さないまま、じっと支部長を見つめてます。
立木芽衣子:「最後に一つだけ……。何があっても、どんなことが起こっても、組織の一部として行動できる?」
立木芽衣子:「それが約束できるなら、一緒に来てもいい。」
西園寺ようこ:「…っ!」言葉に詰まります。

   沈黙が降りる…さっきまでの熱意が凍りつく…

西園寺ようこ:「…そ…」手をぎゅっと握って「それ、は…」
矢崎和彦:「……別に、利用するだけ利用して必要になったらぽいすりゃ良いじゃん」 お茶を飲み干し
西園寺ようこ:「…それ、は…」カズくんの言葉に一瞬目をやって…それから、少し考えて「出来ない…」
立木芽衣子:「私情はね、事件を解決する上で一番邪魔なものなの」
立木芽衣子:「公平性を欠く一番の原因だから。……ちょっと難しいけどね。」悲しげに微笑む。
雪月恋歌:「…………」 目をつぶってさつきのことを思い出す
西園寺ようこ:「あたし…絶対に命令に従うとか…自分の気持ちと違う行動とる、とか…約束できない…。」
西園寺ようこ:「だけど…口約束だけして、後で自分なりに、なんて事も出来ない…」
西園寺ようこ:「…あたし、バカだから…。…みんなも、きっと大事な事のために動いてるんだ、って思ったら」
西園寺ようこ:「それを裏切るなんて事も、出来ない…。」
立木芽衣子:「……そっか……それじゃあ、悪いけどつれてはいけないな。」目を閉じ、答える。
西園寺ようこ:小さくうな垂れて…手を強く握る。
矢崎和彦:「そーいえば、ここに来る前に綾って女にあったんだけどな」 お茶請けを一口
西園寺ようこ:はっとカズくんの方に振り向きます。
矢崎和彦:「誰だか知らねーけどそいつが『家に帰って、私の事は忘れて……』とか小動物みたいなガキに言えって言われたなぁ」 またお茶を飲み
西園寺ようこ:『忘れ…?…忘れ…られないよ…。…出来るわけ、ないよ…。』
矢崎和彦:「ま、関係ねー話だけどな」
西園寺ようこ:「…あたし、は…。」顔を上げて「あたしは、綾さんがなんて言っても…綾さんを、守りたい…。」
矢崎和彦:「あ゛ー、あれだ。お前がやり過ごすとかそういうやり方が出来ねぇってんなら、自分のやりてぇことを貫くってんなら」
矢崎和彦:「好きにやりゃぁいい。お前の道だ、お前が進め」
矢崎和彦:「ん゛っ!? ぐへっ、ごふっ、げほっ」 お茶請けを喉に詰まらせる 
西園寺ようこ:「…うん…。あたしは…一人でも、どうにかする。邪魔でも…無理にでもみんなについていく!」
西園寺ようこ:「あたしにだって…望む結末を迎えるために動く権利くらいあるでしょう!?」
矢崎和彦:「げはっ、ごほっごほん……支部長殿。こりゃ、ぶっ殺してもついてくるんじゃね?」
西園寺ようこ:「その代わり…涼さんの事は…決して邪魔しない。だから…せめて、無視してて…。…お願いだよ…。」
立木芽衣子:「……じゃあ、これは支部長としてじゃなくて、私としての質問ね」
立木芽衣子:「貴女の言う『守る』って、具体的にはどういうこと?」
西園寺ようこ:「一緒に帰って…結果苦しい思いしても…一緒に乗り越える」
西園寺ようこ:「そして、またいつかでも良い…二人で穏やかに暮らすのが…そう」
立木芽衣子:「………いいよ、連れて行ってあげる。支部長じゃなく、私が、ね?」緩やかな笑みを浮かべ。
西園寺ようこ:ぱぁ…と顔を明るくして飛びつきます。パワフリャに「ありがとうっ!!」
立木芽衣子:「うわわっ!?あ、危ない…落ち着いて!?」あわあわ
西園寺ようこ:ぎうぅぅぅううう…「みんなも、よろしくね!」
矢崎和彦:「……ほー」 ニヤリ
雪月恋歌:「……ふぅ…」 ため息をひとつ
矢崎和彦:「じゃ、人員増えたんでオレは用済みだよな?」 爽やかな笑顔
立木芽衣子:がしっと和ちゃんの肩を掴み……にっこり
雪月恋歌:「ばか言わない…」 耳を引っ張る
西園寺ようこ:「一緒にがんばろーね♪」無邪気に言う
矢崎和彦:「………マジスか。うぉぉぉ、死ぃぃぃにたぁぁく無ぇぇんだよぉぉぉっ!?」
西園寺ようこ:ずるずるずる…と

   会議室の沈黙が晴れる……やる事は決した……後は……

シーンカット




西園寺ようこ:GM。報告し忘れてたんですが、カズくんと芽衣子さんにロイス結びます
GM:了解
西園寺ようこ:カズくんは同情/憐憫で憐憫が表です
矢崎和彦:きっさま〜




ミドル11 シーンPL:雪月恋歌

   詰めの調整も決まった。方針も既に決定済み……後は奴等を見つけて解決に向かうのみ……

西園寺ようこ:問題はどーやって見つけるか?
GM:それも既にエージェント達がやっている。君は戦闘の事準備を整えているところだ
雪月恋歌:部屋でさつきちゃんが写った写真でも見てます…
GM:写真には2人の対照的な少女が写る……笑顔の少女と…表情を持たない筈だった顔
雪月恋歌:「…さつきちゃん…もうすぐ終わらせるから…」 小さな声で呟きながら懐かしそうに見つめる
GM:写真はそれに応えない……しかし、自分の中の決意はその返事を求める必要も……ない
雪月恋歌:「…いってくるね? すぐに…帰ってくるから…」 写真を隠して部屋を出る

   扉が閉まる…光の落ちた部屋の中で、一枚の写真だけが残される

GM:そして、ジャーム及び獣の発見の方が入ったのはそのすぐ後だった…

シーンカット



GM:ところで支部長。一個だけ質問していい?
立木芽衣子:はい?
GM:エージェント達に対する命令内容……どう言うのにする?獣は攻撃対象外?
立木芽衣子:障害になるのなら攻撃許可、場合によっては排除もやむなし、です。
西園寺ようこ:ぎゃわーん!!
立木芽衣子:仕事は仕事ですので……
GM:了解。素晴らしい御采配♪…では、ここでちょっとマスターシーンを挟みましょう




ミドル12 マスターシーン

   轟音が巻き起こる…銃撃と衝撃がぶつかりあう
   お互い相手に負けてやる理由…そして手加減する理由は持ち合わせていない
   相手が敵なら尚更…
   もちろん……例え、間に邪魔する物があろうとそれは変わる事は無い
   その中で、それは必死に動いていた。
   削れ行く、自分の体力も身体も、気にとめることも無く……

シーンカット



西園寺ようこ:はきゅぅぅぅうううううううううううっ!?
GM:さぁ〜って…クライマックスに移送しようかね〜〜?(キラキラ
西園寺ようこ:はわ〜…はい…(しくしく)




クライマックスへ

index へ戻る