◆二度と不可能と思ってた出会い
        シーンプレイヤー 田中次郎
 
 
GM 次は田中次郎。廃ビルに囲まれたFH研究所跡の目の前だ
 
次郎 (ころころ)72
 
GM 直樹も登場してくれ。鈴那も《主人への忠誠》でいつでも登場していいよ
 
直樹 (ころころ)68%
 
楼 (ころころ)67%
 
次郎 「ここに、ヤツがいる……と」
 
直樹 「……ここか……」
 
GM そうそう、深雪も居る。他の部下は居なく、FH研究所跡の周りで突入部を探っている
 
直樹 「進入口は……あそこだな……」と動き出しますよ
 
深雪(NPC)陽子もここに居るはずです…」砂から作り上げた銃を片手に構えて慎重な面もちで話し掛ける
 
直樹 「……なぜ……そんなことを?」
 
深雪「自力で調べ上げたんですよ」
 
直樹 「……そう……か……」(ちょっと不信感)
 
次郎 「……だろうな。行動を共にしているのならな」直樹についていきますが。「ところで、あんたは?」
 
 「ご紹介がまだでしたね。この方は…」
 
直樹 「俺は不破直樹……UGのエージェントだ」
 
次郎 「なるほどな。田中次郎。イリーガルだ」
 
 「坂本深雪さん? ご協力よろしくお願いしますね」
 
深雪(NPC)「こちらこそ、よろしくお願いするね」
 
 「それにしても、次郎くん。こんなに綺麗な人を捕まえるだなんて(汗)」
 
次郎 「なんのことだ?どちらかと言えば、僕は捕まったんだが?」
 
 「くす。そうね。さあ、無駄話をしている場合じゃないわ。気を引き締めてかかりましょう」GM、周りの状況を把握します。知覚ですか?
 
GM いや、しなくていいよ。周りにはUGNエージェントが研究所を囲んでいる。作戦ではエージェント達が陽動をかけ、その間に君たちが突入する形だ。研究所は跡なだけあって、ボロボロだね。縦横無尽にジャームが暴れ回ったらこんな感じになる
 
 「貴方達の双肩かかっています。よろしくお願いしますね。部下A〜L
 
部下A〜L(NPC)「了解しました」
 
 「万が一のため、救護班も準備をお願いします、部下MS」
 
部下M〜S(NPC)「了解しました」
 
 「作戦開始は○○:××。時計合わせ願います」
 
部下A〜S(NPC)「準備完了です。御武運を祈ります」
 
直樹 「お互いに」
 
 少々大げさですが、UGNの、人類の未来がかかっています。任務の成功を祈ります」刻一刻とミッション開始の時間が迫る
 
GM では、部下は拡散して、自分の配置に付くよ。突入準備はOKかい?>ALL
 
 次郎 OKです
 
直樹 えーと取り合えず一角鬼を使用します
 
GM 侵食率あげてね
 
直樹 68→72%になりました。右腕がランス状に変形
 
GM 一角鬼って、4も使うんだ…まぁ、それはともかく。ちっちっち…と時間が迫る
 
 ごくり、と唾を飲み込み、緊張しています
 
GM ちっ…ちょうど、作戦時間になると、ドカーンと爆音が轟く
 
直樹 「……始まった」と動き出しますよ
 
 「合図です。行きますっ」
 
次郎 「分かった」後ろからついていきます
 
GM 研究所跡内をしばらく駆けめぐるが、誰もいない。だが、一つだけ、起動しているエリアを発見する
 
 「…! これは」
 
GM 中庭へ続く扉が起動状態になっている
 
 「…罠? でも、ここは行くしかっ」みんなと目配せし、周囲を警戒しつつ中庭へ急ぎます
 
直樹 取り合えず先頭にたって進みましょう
 
GM では、嵐の前の静けさだろうか、何事も無く中庭へ続く扉の前にたどり着いた。
 
次郎 「この奥に、何かがある……と」
 
 扉の中、中庭の様子を探ります知覚判定でしょうか?
 
直樹 扉は開きそうですか?
 
GM いや。扉がプシューと開く
 
直樹 ありゃ(汗)
 
 「来るのが分かっていた、かしら?」警戒します
 
GM 中庭で待っていたのは数人の男女。
 
直樹 「そう……なのだろうな」
 
 「お待ちかね、ですのね」その男女の姿を見た私は、はっと息を呑む
 
GM 一人は荒垣竜二
 
直樹 「……竜二……」
 
 「あ、貴方達はっ」
 
GM 一人は雨宮真帆ドッペルゲンガー事件の第一の被害者
 
 「第一被害者…雨宮さん…」
 
GM 一人は大内里奈ドッペルゲンガー事件の第二の被害者
 
 「第二被害者…大内さん…」
 
GM 一人は源亜紀ドッペルゲンガー事件の第三の被害者
 
 「さんっ…そして…」
 
次郎 目を見開いて固まってます。
 
GM 一人は岸本陽子深雪の親友。そして…
 
裕美(NPC)「え、えええ?じ、じろっち?」
 
次郎 「……す、ぎ、の?」
 
 「杉野裕美さん…」
 
GM 杉野裕美ドッペルゲンガー事件第四の被害者
 
 「どういうこと?! どうして貴方達がっお願い答えて!! ”アレ”を、ケースの中身をどうしようというの?!」
 
 
 ちなみに、オープニングの時もそうだが、この段階で楼PLに“アレ”について明確な答えは言っていない。だから推測で演技をすることになるのだが、すごい演技力だと思う。
 
 
竜二(NPC)「スカウトしたのさ…俺が、この世界を変えるためにな」
 
 「チルドレン荒垣! 成績優秀だった貴方がどうして!!」
 
直樹 「……竜二……おまえ……」
 
次郎 「な……世界を変えるって……」自分の腕の中で息絶えた杉野の感覚がフラッシュバックしてます。
 
裕美(NPC)「じろっち…」
 
 「チルドレン荒垣、貴方が黒幕なの? 貴方が杉野裕美さんや皆をっ?!」
 
竜二(NPC)「変貌してしまったこの世界を、力で元通りに直すんだ…そう、UGNやFHもぶっつぶしてな」
 
 「杉野さん、さん、貴女たち、本物の…?」
 
竜二(NPC)「俺と…このケースの中身には、それだけの力がある。王になる力があるんだ」
 
直樹 「……竜二……おまえ……」
 
次郎 「本当に、出来るのか? 一度起こったことは、どうにもならない」
 
 「…ケースの中、”アレ”は貴方が望むものなど何一つもたらさないわ。お願い、冷静になって!!」
 
 
 …もっとも、楼(PC)も中身は知らないわけだから、推測で言っている事になるのだが(笑)
 
 
竜二(NPC)「俺はやるさ…無力なお前等に変わってな」
 
 「”アレ”こそは世界を滅亡へ追いやる種子。だからこそ、我らUGNは幾重にも封印を!」
 
次郎 「確かに、僕は無力だな……でも、おまえに力があるという証拠がどこにある?」
 
 「”ドッペルゲンガー”の被害者を解放なさいチルドレン荒垣! そして、大人しくUGNへ戻るのです」
 
直樹 「……おまえ……本当に変わってしまったんだな……」
 
竜二(NPC)「あぁ…そりゃ変わるさ。あの襲撃の後、俺は何処に居たと思う?」
 
直樹 わからないというふうに首を振ります
 
竜二(NPC)「FHさ。ここでドッペルゲンガーと一緒に実験材料さ。苦しかった、辛かった…だが、お前は何をした? 何をしてくれた?!」
 
直樹 「……?!……」
 
 「エージェント不破、惑わされないで!」
 
竜二(NPC)「わけわからねぇ言いがかりだってのはわかってる! だがな、無力な約束ってのは、意味ねぇんだよ!」
 
直樹 「そう……か……」
 
竜二(NPC)「俺は力を手に入れ、世界を変えてやる! その邪魔をするっていうなら、お前達を倒す…お前でもな!」
 
 「親友の誤った道を正す。それこそが今貴方のできることですっ」
 
裕美(NPC)「…じろっち…ごめん…」
 
 
 竜二といい、裕美といい、このシーンは非常にGMが忙しい。おまけに、彼らの後ろには喋っていないのが3人ほど居る(苦笑)
 
 
次郎 「どうして、あやまるんだ? 杉野
 
 「杉野さん! 貴方も諦めないでっねぇ、お願い、こちら側に戻って!!」
 
裕美(NPC)「私…あんなこと、もう嫌だから…世界を変えたいから…」
 
 「世界を変える? 惑わされちゃダメよ!」
 
次郎 「僕だって、嫌だ! でも、世界を変えると、みんながそうなる。あんな思いをするんだ……本当に謝らなきゃならないのは、僕だよ、杉野
 
 「いついかなるときでも【日常】は貴女の中に有るのだから! お願い、気づいて!」
 
裕美(NPC)「…じろっち…」
 
深雪(NPC)「…」複雑な心境で次郎を見てるね
 
次郎 「僕は、世界が変わらなくても、杉野がそこにいるのなら、それでいい」
 
裕美(NPC)「…でも…あぅあぅ…」
 
 「そうよ! お願い杉野さんっ次郎くんのところに…ええ?! そんな…次郎くん…貴方、やっぱり杉野さんのことを…」
 
次郎 「杉野は、数少ない親友だからな……」
 
 「そう…【親友】…よね…」
 
竜二(NPC)「交渉決裂…だな」竜二は手袋を嵌めた右手を天高く掲げる
 
GM 竜二の右腕から、漆黒の雷が轟く
 
竜二(NPC)「俺は世界を変えてみせる!お前達を乗り越えて!」
 
GM 黒き雷が君たちを薙ぐ
 
 「させない!私たちの、みんなの【日常】を必ず守るっ」
 
次郎 「世界を変えても、何も変わりはしない!」
 
深雪(NPC)「きゃあっ…!」
 
直樹 「……くっ!?……」
 
 「くっ!」
 
GM 黒き雷は君たちの体を焼いていく…
 
 「この力…まさか…!」
 
GM 黒き雷に打たれながら、シーンを切ります。
 
 
 ◆王位継承権
        シーンプレイヤー 田中次郎
 
 
GM 変則的だから、浸食率はそのままでいいよ。登場するのは次郎だけ。
 
次郎 うぃ
 
GM 次郎くん。薄れゆく君の意識の中で、何かが話し掛けてくる
 
??(NPC)「無力にて力の持ち主よ」
 
次郎 「……それが……なんだ……」
 
??(NPC)「汝には王位を授かる権威がある」
 
次郎 「……僕は、王なんて柄じゃない」
 
??(NPC)「力が欲しくば、我を求めよ」
 
次郎 「権威も、王位も、何もいらない。ただ……」
 
裕美(NPC)「じろっち…!」
 
次郎 「ただ、あいつを止めたい。杉野を今度こそ守りたい」
 
GM 涙声の裕美の声が、聞こえた気がした
 
??(NPC)「もう一度問う、力を望むか?」
 
次郎 「それが、杉野を……みんなを守るための力なら、貸して欲しい……」
 
??(NPC)「御意」
 
GM シーンカット
 
 
BACK MENU NEXT