夢で逢えたら

index へ戻る



GM : では、次に参ります。シーンプレイヤーは優
小鳥遊 優 : ふむ(ころころ)…侵蝕率41だね

  日差しのいい窓際
  今日は患者も少なく、書類を整理していたが…
  いつの間にか居眠りをしていた

小鳥遊 優 : 「…すぅ…」 意外と幼い寝顔で。そして夢の中へ
GM : …夢のまどろみの中で思い出す… 大学で親しかった友人、桜庭早苗の姿を

  遥の母親、桜庭早苗は優と同期の研究生。大学時代、彼女はいつも優にからかわれ赤面していた

GM : 早苗は研究者としては優秀でしたが、目標に固執し視野狭窄を起こす事が多く、優に頻繁に諌められていました  (裏1)
小鳥遊 優 : 「サナエ君サナエ君サナエ君…」
GM : 早苗「なんですか小鳥遊さん! また変な事を言うつもりですか!(赤面)」
小鳥遊 優 : 「いやいや違うよ、顔を上げて目の前を見た方がいい」
GM : 早苗「邪魔をしないで下さい、私は急がないといけないんです! 世界中の患者が、この薬の完成を待っているんですよ!?」
小鳥遊 優 : 「目の前に、蜘蛛がぶら下がっているよ? 写真に撮りたい位なポーズだ…踊ってる蜘蛛なんか初めて見るね」
GM : 早苗「話を…って、え!? 蜘蛛っ!!??」
小鳥遊 優 : 「はい暴れない、薬瓶が落ちるよ?」 腰を支えて蜘蛛を取る
GM : 早苗「…っぃやああああああ!!!」 …君達はそんな日々を大学で送っていました
小鳥遊 優 : 因みに私はラボでは厄介物扱いされていたよ、飄々と真面目でもなかったのに成績は良かったからね

GM : さて時は流れ… 優は医者(?)に、早苗は研究者として大学に残りました…
桜庭 遥 : 医者のあとの(?)が個人的に気になります(笑)
柊 祐真 : 聞いちゃダメだ…っ!(笑)
小鳥遊 優 : それでも私は時々大学に顔を出していたよ。彼女をほっとけなかった。いつか崩れてしまいそうで
GM : 夢の場面は急速に流れます。…早苗が倒れる直前の日々に

GM : …この頃の彼女は特におかしく。素行のおかしい娘も放置して、なにやら研究に没頭していました
GM : 早苗「…できない…ダメ、これもダメ…ああ、これもダメだ…」
小鳥遊 優 : 「サナエ君サナエ君サナエ君」
GM : 早苗「(振り返りもせず)…なんですか先輩、今は忙しいんです」
小鳥遊 優 : 「忙しいのは見て分かるよ?まぁ糖分摂取ぐらいしなさい」 後ろから近づいて、口に一口チョコを入れる
GM : 早苗「…(むぐむぐ)…」
小鳥遊 優 : 「美味しいかい?私が作ってみたんだが」
GM : 早苗「…ああダメだっ!! (がくり、とうなだれて)…へ?…あれ、口が甘い…」
小鳥遊 優 : 「ふふ…よかった、味覚は正常だね?(クスクス)」  
(裏2)
GM : 早苗「…あ、先輩?…うん、ありがとう先輩。元気が出ました…これでまた…(ふらり、と体が傾ぐ)」
小鳥遊 優 : 慌てて、手を伸ばし受け止める
GM : 早苗「…はえ?…」
小鳥遊 優 : 「やはり疲れてるね…ちょっと大人しくしてなさい?」 お姫様抱っこでソファーに連れて行こうか
GM : 早苗「…は、はにほ…(な、何を)」
小鳥遊 優 : ソファーに寝かせて、毛布を被せて… 「気分はどうだい?」
GM : 早苗「…らましないれ(邪魔しないで)…ひほはないほ…はふはは(急がないと…遥が…)」
小鳥遊 優 : 「ハルカちゃんか…その前にキミがどうにかなりそうだからね、恨んでもいいから私の言うことを聞きなさい?」 右手で頭を撫で、左手で手を握り
GM : 早苗「…らか…(くぅ)……」
小鳥遊 優 : 「おや?…疲れて寝てしまったかな(苦笑)」  
(裏3)
GM : そんな日の直後でした… 早苗が不法投薬のカドで警察の世話になり、例の謎の昏倒事件が起きたのは…

小鳥遊 優 : 「(むにゃむにゃ)…ハルカちゃん、か…」
GM : さて、そんな夢を見ていた優… 誰かに呼びかけられているような気がした
小鳥遊 優 : 「…ん…すぅ…」
GM : ??「…んぱい…先輩…先ぱ…せ」
小鳥遊 優 : 「うぅん…?」

  うっすらと開いた目の前… そこに、いるはずの無い早苗が立っている

GM : その存在感は霞のように希薄… まるで幽霊のように
小鳥遊 優 : 「…サナエ君か、久しぶりじゃないか」
GM : 早苗「…っと…調できた…お願い先ぱ…研究室の鏡…」 ゆらゆらと揺れる姿、安定しない
小鳥遊 優 : 「…ふむ、これは…」
GM : 早苗「…遥が…裂け…ら…鏡の…お願…を、守って!…」 悲痛な表情、段々と姿が溶けてゆき…
小鳥遊 優 : 「…分かった、私に任せなさい」 真剣な顔で
GM : 早苗「…がとう、先ぱ…」 すぅぅ、と早苗は消え去った…まるで夢のように
小鳥遊 優 : 「…研究室の鏡、か…サナエ君、私は諦めていないからね。救うと誓ったあの事を」
GM : では、シナリオロイス 「桜庭早苗」 をさしあげます
小鳥遊 優 : ■尽力/悔悟にしようか。長生きすると悔やむことが多くなるね(苦笑)
GM : ではシーンエンド


2−4.紳士と黒猫

index へ戻る



(裏1)
小鳥遊 優 : 視野…ええとなんて読むのかな? 意味も一緒に教えてくれると嬉しい(汗)
桜庭 遥 : しやきょうさく。視力が落ちることで、視界の有効範囲が衰える現象を示します。それが転じて形容的にも用いられます


(裏2)
小鳥遊 優 : 因みにGMも知らなかったことだが、軽い筋肉弛緩剤をチョコの中に…(マテ)
GM : おいおいおいおい(笑)
御剣 詩乃 : 待てよ。ほんまに(笑)
柊 祐真 : …過去をどこまで…(笑)
桜庭 遥 : 母さんが…


(裏3)
桜庭 遥 : 先生の薬、調合間違ってませんよね?(汗)
GM : これが原因で狂った?
桜庭 遥 : う、うわぁ〜ん!(涙)
小鳥遊 優 : …一応後輩で大事な人間なんだ、そんな事はしないよ(汗)
GM : 冗談です(笑)


2−4.紳士と黒猫

index へ戻る